やじうまミニレビュー

無印良品「スマートフォン用防水ケース」

~防水じゃないiPhoneもお風呂で使おう

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無印良品「スマートフォン用防水ケース MJ-WPC1」

 最近のスマートフォンは防水処理されたものが増えているが、それでもiPhoneのように、非防水の端末もまだ存在する。暑い時期は水場との距離が縮まるため、濡れた手で操作する機会も増える。それ以外でも、お風呂に持ち込みたい、キッチンで操作したいといったニーズもあるだろう。

 防水といえば、ジップロックのようなビニール袋に入れて使う方法もあるが、袋ごしに見る液晶はお世辞にも見やすいものではない。一時的ならいいが、繰り返し使いたいときは、やはり見やすいほうがいいだろう。そこでお試しいただきたいのが、無印良品の「スマートフォン用防水ケース MJ-WPC1」(以下、 MJ-WPC1)である。

メーカー無印良品
製品名スマートフォン用防水ケース MJ-WPC1
購入場所無印良品ネットストア(直販サイト)
購入価格1,380円

 MJ-WPC1は、スマートフォン用のプラスチック製の防水ケースだ。本体サイズは169×102×20mm(幅×奥行き×厚さ)で、重さは約143g。IPX7級相当の防水機能をもち、137×71×7~12.5mm(同)までのスマートフォンを収納できる。

 使い方は簡単。本体3カ所にあるバックルを外し、フロントカバーをあけて、ボトムケースの中央にスマートフォンを乗せる。再びフロントカバーを閉じて、バックルをしっかり閉じるだけだ。

ヒンジ側
バックル側
バックルは3カ所
フロントカバーが開く角度は95度まで

 フロントカバーに取り付けられている「操作シート」は薄く弾力性があるため、この操作シートの上から指でタッチして操作できるというわけである。操作シートは着脱式なので、万が一破損しても買い換えは可能だ。

操作シートは取り外して交換できる
操作シートは弾力がある
iPhone 5は余裕で入る
iPhone 5の防水化が一瞬で完了
カメラのレンズがボトムケースのリブにかからなければ、撮影もできる

 この状態で水道水を思い切りかけてみたが、中の端末にはまったく影響がなく、快適に操作できた。音声通話も問題なく、タッチ操作や画面を切り替えるためのスワイプなども問題なく行えた。さらに、端末背面のレンズがボトムケースのリブにかからないよう配置すれば、ケースに入れた状態で撮影も可能だ。

 実際にお風呂場で使ってみたが、ビニール袋に入れるよりも持ちやすく、サイズが大きくなる分、浴槽と壁の隙間に落とす心配もなくなり、壁にも立てかけやすくなった。うっかり浴槽の縁からすべり落ちても、ケースの縁がクッションとなって、端末へのダメージを防いでくれそうだ。

水が思い切りかかっても安心!
水辺でも安心して使える
サイズがアップするので、立て掛けやすくなった
使用後のバックル内部に水が入っている可能性があるので要注意

 気をつけたいのは、端末を取り出すときである。激しく水滴がかかる場所で使用した場合は、バックル内に水が入っている可能性が高いのだ。あまり勢いよく開けると、そこで端末に水滴がかからないとも限らない。開閉は慎重に行ない、使用後は速やかに水滴を拭き取っておこう。

 また、操作シートの摩擦が強いため、端末の液晶面に比べると指のすべりはよくない。文字をフリック入力する場合は、少々ストレスがたまりそうだ。むしろ濡れた手で触るとスムーズに操作できると感じた。

 対応端末については、iPhone 5や同等サイズのスマートフォンなら余裕で収納できるが、問題は5インチ前後の画面サイズを持つ、最近のスマートフォンだ。手元のシャープ製「SH-06E」で試したところ、ボトムケースにほぼぴったり。ギリギリ収納できた。しかし、サムスン製「Galaxy Note II」は、残念ながらフロントカバーが閉まらなかった。利用を検討される方には、あらかじめ手元の端末のサイズを確認することをお勧めしたい。

SH-06Eを入れてみる
ギリギリ収納できた。ただし、背面のレンズは中央にあるため、リブを避けられない
Galaxy Note IIは大きすぎた

 このようにMJ-WPC1を使えば、非防水端末がすばやく防水端末に早変わりするので、スマートフォンの活躍の場がさらに広がる。今の季節、川原や海辺などのアウトドアシーンにもピッタリだし、スマートフォンを浴室内に持ち込んで使いたい方にもオススメだ。

すずまり