やじうまミニレビュー

MELICONI「STENDIMEGLIO ジュニア」

~大容量を一気に干せる! ビビットカラーの室内干し用ラック
by 阿部 夏子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


MELICONI(メリコーニ)「STENDIMEGLIO(ステンドメリオ) ジュニア」

 年明けからこっち、関東近郊もようやく寒さが厳しくなってきた。寒いのが苦手な私にとっては憂鬱な季節でもある。防寒対策や、風邪対策などこの季節ならではの問題は色々あるが、個人的に最も気になるのが洗濯物が乾かないということ――。我が家には、洗濯乾燥機なんていう高級なものがないため、寒さが厳しいこの季節は必然的に部屋干しが多くなる。

 正直なところ、私はこの部屋干しというものが大嫌い。室内のインテリアも台無しになるし、カラッと乾くまでには時間もかかる。せめて、器具だけは気に入ったものを使って気分を明るくしたい――と購入したのが、今回紹介するMELICONI(メリコーニ)の伸縮物干し「STENDIMEGLIO(ステンドメリオ) ジュニア」だ。



メーカーMELICONI
製品名STENDIMEGLIO ジュニア
希望小売価格オープンプライス
購入場所楽天市場
購入価格7,875円


 メリコーニはイタリアの生活雑貨ブランド。イタリアらしいビビッドな色使いが特徴的だ。この製品を選んだ理由は2つある。まず明るいイエローを採用した本体のデザイン。余計なものが付いていないシンプルなデザインだが、日本の製品に比べて生活感がなく、すっきりしている。

 もう1つは、小さく収納できるという点。使用時の本体サイズは835×725×139mm(幅×奥行き×高さ)とかなり大きめだが、未使用時は本体幅14cmまで小さくできる。天気が良い時はSTENDMEGLIOを使わずに、外で洗濯物を干したいので、収納スペースは重要な問題だ。

 本体は大きめの段ボールに入って届けられた。組み立て済みの製品なので、こちらでやることは特になく、上部にハンガー用のラックを差し込むことくらいだ。

本体パッケージ(右)。イスよりも大きいパッケージで届いた本体は組み立て後の状態で届く本体を広げた様子
横から見たところ。本体サイズは835×725×139mm(幅×奥行き×高さ)とかなり大きめ収納時は幅14cmまで小さくなる本体を支えるのは両サイドに設けられたプラスチック製の足
水滴を受けるためのトレイも用意される7本の軸が用意された棚が全部で6つある

 ほとんどデザインと収納性だけで決めてしまった製品だが、実際使ってみると、思った以上に良い! まずは、掛けられる衣類の量が多い。本体サイズが大きめなので、当然といえば当然かもしれないが、自立型の物干しでここまでたくさんの量を干せるのは珍しい。

 特に得意なのはタオル類。3段全てを使えばフェイスタオルなら最大84枚、バスタタオルでも28枚を一度に干せる。両サイドには、ハンガー用のラックも設けられていて、様々な洗濯物に対応する。ただし、目一杯に干すとその分、洗濯物同士がくっついてしまうため、乾くのが遅くなる。そこは、状況に応じて工夫をするのが良さそうだ。

衣類を干したところかなりの量を一度に干すことができるハンガー用のラックも設けられている
1つの軸にバスタオル1枚を干すことができる。ただし、バスタオルの場合、長さが長いため3段目に干すのは厳しいフェイスタオルの場合1つの軸に2枚まで干せるフェイスタオルなら3段目も干すことができる

 本体のバランスの良さも気に入っている。本体の高さがある割に、重量は軽いため、最初は安定性に少々不安を感じたが、使ってみるとそんなことは全くない。片方の棚だけを出して、使うということもできるし、片方だけに多めに干しても倒れるということもない。本体底には、キャスターも付いているため、移動も楽にできる。

1つの棚だけ出して、使うことも可能。台座部分にはキャスターも付いているので移動も楽に行なえる
ほかにはちょっとない、ポップなデザインも気に入っている

 最初に惹かれたデザイン面に関しても文句ない。洗濯物を干しているのだから生活感がないとは言えないが、すっきりしたデザインはほかの製品にはちょっとないもので、友人にも「それどこの?」と何度か聞かれたくらいだ。室内の物干しスペースに悩む人はもちろん、タオルをたくさん干せるので、美容院の店舗用としてもおすすめだ。

 室内用の洗濯物干しで、重視すべき安定性や、量の問題、収納性など全てクリアした優秀な製品。さらにデザインまで良いのだから言うことない。気になるのはやはり、物干しとしては高額な値段だろう。確かにこの手の製品としてはかなり高いが、安い製品は壊れやすく、使い勝手がイマイチだったりするのも確か。長く使う製品として、思い切って買ってみるのもいいかもしれない。






2011年 1月 17日   00:00