やじうまミニレビュー

飲物の補給用やアイシング用に! 氷が長持ちする真空断熱アイスコンテナー

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

 暑くなってくると、心配になるのが熱中症。我が家にも小さな子どもがおり、学校のイベントやサッカー教室などで外に出ていることも多く、しっかりと熱中症対策をしなければならない季節になった。

 そこで、今回は氷を長時間キープして持ち運べる氷専用の魔法びん「真空断熱アイスコンテナー」を紹介する。

サーモス「真空断熱アイスコンテナー」
メーカー名サーモス
製品名真空断熱アイスコンテナー
価格4,145円

スポーツ大会でも大活躍! 氷をどんどん足せる

 真空断熱アイスコンテナーは、氷専用の容器が2つ縦に入れられる魔法びんで、それぞれの容量は0.7L。1つの容器には角氷が約30個も入るので、合計で60個を持ち運べる。サイズは直径15cm×高さ25cmで重量は1kg。肩にかけられるストラップが付属している。

 サーモスの説明によると、水分補給は常温よりも5℃〜15℃が吸収しやすく、スポーツのパフォーマンスなどが向上するという。

 氷を持ち歩けば、飲物の補給用としてだけでなく、運動時のアイシング用としても使える。また、水筒の水がなくなってしまっても、常温のペットボトル飲料とアイスコンテナーの氷を足すことで、冷たい飲料を作れるのだ。

縦長で、氷を入れる容器を縦に2つ並べて入れる
氷を30個も入れられる容器が2つ入っている
容器にはゴムパッキンが付いている

 氷も2カ所に分けられ、専用の内容器は口径が広いので取り出しやすい。ただ、氷を取り出すときに、どのようにして取り出したらいいのか、困ってしまった。持参した箸で移したが、小さいトング等を付属してもらえると嬉しい。

2Lのペットボトルとサイズ感はほぼ同じ

 車で移動するときは、大きいクーラーバッグに保冷剤をたくさん入れて、補充用の飲物を持って行けるが、自転車移動だと大きな荷物は運べない。だが、アイスコンテナーなら自転車のカゴに入って、気軽に持ち運べる。

 我が家では、サッカー大会などで飲物がなくなったときに、ペットボトル飲料を購入するときがある。日中、外にいるとすぐにぬるくなってしまうが、アイスコンテナーの氷をマグやコップに追加して冷たさを維持できる。

8分目まで氷を入れる。さすがサーモス、保冷力は抜群
このようなタンブラーに飲物と氷を入れて、外で観戦。気持ちいい!

7時間経っても氷が残っていた!

 実際に、どの程度氷はもつのだろうか。運動会に持っていき、上にある容器の氷をいくつか取り出して使い、下の容器はそのままにしておいた。

 上の容器は何度かフタを開けて使い、残った氷はかなり溶けて水になっていた。しかし、7時間経過しても、下の容器にあった氷は溶けることはなく、水も出ていなかった。

何度も開け、上の容器は氷を使用した。下の氷は使わなかったが、溶けずに残っていた。まだまだもちそう

真夏のフェスにも重宝しそう!

 夏といえば、野外フェスなども開催されるが、熱中症で倒れる人も多い。私もライブが好きでフェスに行くが、人が倒れる現場に何度か遭遇している。真夏のフェスでは特に注意が必要なのだ。

 水分はしっかり摂っておきたいが、生ぬるい飲料はいまひとつ喉が通らず、知らないうちに水分不足に陥っていることがある。アイスコンテナーと小さめのマグがあれば、ペットボトルの飲料水を足して冷たい飲料をすぐに作れる。ちょっとした休憩時間に、しっかりと水分補給できそうだ。

 一つの容器だけを使い、上に冷たいタオルなどを入れておくことも可能だ。氷のうを準備しておけば、スポーツ時のアイシング用としても使える。上の部分にゼリー飲料などを入れておくといった使い方もできるので、さまざまなシーンで活用できそうだ。

下に氷、上にゼリーやタオルなどを入れてもいい

 残念なのは、男子スポーツ用といったデザインしかない点。スポーツをする女子でも活用できそうなので、もっとデザインのバリエーションが欲しいところ。また、女性でも気軽に持ち歩けるような、もう一回りコンパクトなタイプがあると、さらに嬉しい。

石井 和美