照明機器・技術の展示会「ライティング・フェア2009 第9回国際照明総合展」が、3月3日、東京ビッグサイトで開幕した。会期は6日までの4日間で、入場料は1,500円。本誌ではLED電球など、家庭用の照明器具を中心にお伝えする。
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パナソニックのブースで展示されたLED電球
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パナソニックのブースでは、40/60Wの白熱電球に代用可能なLED電球4製品を、参考出品として展示している。
今回展示されたのは、同社のミニクリプトン電球40W形、および60W形のシリカ電球に相当する明るさを持つLEDライト。40W形ではE17口金、60W形ではE26口金仕様となっており、いずれも電球色/昼白色の2色が用意される。本体サイズはミニクリプトン電球・シリカ電球とサイズはほぼ同じのため、従来と同じ器具にそのまま取り付けやすくなっている。ちなみに、消費電力などの詳細なスペックは明らかにされなかった。
E17/26口金で使用できるLEDライトは、これまで東芝ライテックや三菱オスラムなどから発売されているが、パナソニックでは取り扱っていなかった。製品化されればパナソニック初のLED電球となる。
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E26口金の60W形(上2点)と、E17口金の40W形(下2点)の2種類が用意される。光の色は電球色(左2点)と昼白色(右2点)の2色
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形状の比較イラスト。白熱電球とサイズはあまり変わらない模様
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照度の比較。ミニクリプトン電球40W形では、ランプの直下照度が494lxだが……
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LED電球40W形では、直下照度は697lxとかなり明るい
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LEDではこのほか、ハロゲンランプに置き換えられる「ダイクロLEDランプ」や、高出力のLEDスポットライトなどが参考出品として展示されている。また、オフィス用や店舗用の器具も展示されていた。
蛍光灯では、蛍光管を平らならせん状に加工した「スパイラルパルック」の新モデルとして、30/85/100Wを展示していた。85/100W形は参考出品だが、30形は4月に発売される予定。なお、現在は15/20W形が既に発売されている。
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ハロゲンランプに置き換えられる「ダイクロLEDランプ」
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光を絞ってより高光度のスポット光が発せられる「高出力LEDスポットライト」
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蛍光灯「スパイラルパルック」では、既発売の15/20W形に加え、30/85/100W形が公開された。30W形は4月発売予定
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ブース内にオフィスを再現し、オフィス用LED照明の効果をアピールするコーナーも設けられた
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“情報交換を促すシンボリックな明かり”がテーマの、オフィス用照明「コミニュケーションライト」も、参考出品として展示された。消費電力は約100W
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■URL
ライティングフェア
http://www.shopbiz.jp/lf/
パナソニック
http://panasonic.co.jp/
パナソニック電工
http://panasonic-denko.co.jp/
ライティングフェア2009 レポートリンク集
http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/event_light09.htm
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・ 【特集・電球形蛍光灯 パナソニック編】 蛍光管からコイルまで、すべてを自社で造る強み(2009/01/06)
( 本誌:正藤 慶一 )
2009/03/03 18:33
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