松下電器産業株式会社は、同社が製造したガス衣類乾燥機について、衣類が焦げる事故が7件発生したと発表。対象製品のユーザーに対して、無償で点検・改修を行なう。
対象となる製品は、同社が1997年3月から1999年11月まで製造していたガス衣類乾燥機「NH-G40A3」。このほか、OEMとして販売していた東京ガスブランドの「MA-040C-S」、大阪ガスの「60-017」、東邦ガスの「LAD-4F」も対象となる。対象台数は合計51,513台。各ブランドの製品番号、対象台数は以下の表の通り。
販売元 | 品番 | 製造開始時期 | 製造終了時期 | 対象台数 |
松下電器産業 | NH-G40A3 | 1997年9月 | 1999年11月 | 5,223台 |
東京ガス(OEM) | MA-040C-S | 1997年3月 | 1999年7月 | 43,086台 |
大阪ガス(OEM) | 60-017 | 1998年2月 | 1999年11月 | 1,668台 |
東邦ガス(OEM) | LAD-4F | 1998年1月 | 1999年4月 | 1,536台 |
合計 | 51,513台 |
衣類が焦げた原因として同社では、衣類乾燥中に発生する静電気により機器内部のマイコンが誤動作を起こし、ドラムの回転が停止しているのにもかかわらず、ガスの燃焼が約3分間継続され、ドラムが過熱状態になったことを挙げている。ちなみに、3分経った後は安全装置が働き運転を停止するため、衣類や機器から発火するような事故は起きていない。なお、全7件の事故はすべて東京ガスブランドの製品で発生している。
松下電器と各ガス会社は、ホームページ上に特設ページを開設、対象製品のユーザーに対して問い合わせ窓口へ連絡するよう呼びかけている。
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東京ガスのホームページにて公開されている「ma-040C-S」の製品写真。スタートボタン脇に製品番号が記されている
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■ お問い合わせ先
松下電器産業 0120-870-696
東京ガス 0120-486-522
大阪ガス 0120-0-94817
東邦ガス 0120-870-696(松下電器産業が対応)
■URL
松下電器産業株式会社
http://panasonic.co.jp/
ガス衣類乾燥機の市場対応について
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn080909-2/jn080909-2.html?ref=news
東京ガス株式会社
http://www.tokyo-gas.co.jp/
松下電器産業(株)製『ガス衣類乾燥機 MA-040C-S』の無償修理作業の実施について
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20080909-01.html
大阪ガス株式会社
http://www.osakagas.co.jp/
『ガス衣類乾燥機』の自主的な点検および部品取付作業の実施について
http://www.osakagas.co.jp/company/press/pr_2008/1174607_793.html
東邦ガス株式会社
http://www.tohogas.co.jp/
松下電器産業(株)製「ガス衣類乾燥機」の点検及び修理作業の実施について
http://www.tohogas.co.jp/press/702.html
( 本誌:正藤 慶一 )
2008/09/09 17:20
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