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やじうまミニレビュー
パナソニック「ポケパワー BQ-PP10K/F」

~携帯用充電ケーブル内蔵で便利になったモバイル充電器
Reported by 本誌:伊藤 大地

 携帯電話やiPodのような音楽プレーヤー、ゲーム機を出先で充電できる、携帯用の電源は、今や手放せないグッズの1つになっている。実際に稼働する機会はそれほどないのだが、カバンに入れておくだけで、なんとなく安心できる。

 大手メーカーの製品では、三洋がeneloopブランドから出したのを皮切りに、パナソニックが続いた。その2代目の製品となるのが、今回紹介する「BQ-PP10K/F」だ。

メーカーパナソニック
製品名ポケパワー BQ-PP10K/F
購入店ヨドバシ.com
購入価格3,480円


 大きく変わった点と言えば、電源となる単三形のニッケル水素充電池が、新型の「充電式エボルタ」となったこと。しかし、今回のモデルチェンジはそれだけではない。本体の形状から、使い勝手まで、まるで別の製品といっていいほど変わっている。

 まずは概要をおさらいしよう。

 ポケパワーは、単三形エボルタ2本を電源とし、専用ポートで携帯電話を、USBポート経由でiPodやニンテンドーDSなどを充電できるグッズだ。本体自身がエボルタの充電器にもなっており、本体に付いたUSBケーブルを、パソコンなどに接続すれば充電できる。同梱の充電式エボルタ2本を使った場合、USBポートや携帯電話への給電時間は最大70分、本体のエボルタ2本を充電するのにかかる時間が約280分かかる。パッケージは、FOMA/Softbank 3G用のケーブル同梱の「BQ-PP10K/F」と、au用の「BQ-PP10K/A」の2種類がある。


手のひらにすっぽり収まるサイズ フタの中に充電式エボルタ2本と携帯電話充電用のケーブルが入っている フタにはケーブルが巻き付けられるよう、フックが付いている

左側面には携帯用のコネクタと、充電をON/OFFするスイッチがある
携帯を充電
iPhoneを充電

 結論から言ってしまうと、この2代目ポケパワー、かなり気に入って使っている。現在のところ、この類の製品ではベストバイといって良いと思う。なぜか。今までこの類の製品にあった、最大の不満が、かなり解消されているからだ。その不満とは、各種ケーブルの持ち運びだ。

 こうしたUSB充電器はそもそも、出力が規格化されている。電源が乾電池タイプの充電池か、内蔵リチウムイオン電池か、という違いを除くと、充電そのものの機能にはほとんど差が付かない。差が付くのは、持ち運びやすさやカバンにラフに放り込んでも誤動作しない設計かどうかなど、使い勝手に関わる部分だ。

 中でも、ケーブルの取り回しは大きく使い勝手を左右する。たとえば、普通の携帯型充電器だと、携帯電話を充電するケーブルは、別途用意しなければならない。しかし、このポケパワーにはパッケージにケーブルが同梱されている。ここまでは初代も同じだったが、2代目がすごいのは、そのケーブルがコンパクトな本体の中に収納できる点だ。ポケパワーを持ち歩いても、ケーブルを忘れたら意味がないが、これなら、ケーブルを忘れる可能性は格段に減る。

 さらにケーブル周りで便利になったのはポケパワー自身を充電するためのUSBケーブルも、本体に内蔵されている点だ。こうした携帯型充電器は、当たり前のことだが充電器自体が電池切れを起こしていては、使い物にならない。それゆえ、本体そのものの充電のしやすさは、非常に重要なポイントになる。たとえば初代では、「出先で充電器自体を充電」についてはあまり考えておらず、自宅や会社などに帰ったら、充電台に置く、というスタイルが採られていた。

 だが、2代目では充電用のケーブルも本体に内蔵されているので、別途アクセサリを持ち運ばなくても、パソコンやゲーム機があるところならば、どこででも本体の充電ができる。


初代と比較。ケーブルがない分、初代の方がコンパクト 初代は、充電台のようなものが付いていた 本体の充電環境も含めて考えたら、トータルでコンパクトなのは2代目

 というわけで、携帯の充電と本体の充電、2つの充電がアクセサリなし、本体のみで行なえることになる。これにより、せっかく携帯電源を持ち歩いているのに、ケーブルを忘れて充電できない、肝心なときに本体が電池切れ、といった主に私が抱いていた二大不満をみごとに解決してくれた。特に初代ポケパワーでは、ケーブルを抜かないと充電台にはまらない仕様で、これが一層、ケーブルを忘れる原因となっていただけに、この仕様変更はうれしい。

 1つ注意したいのは、携帯電話用のケーブルが、汎用品ではなく専用品であること。無くすと代えがきかない。もっとも、出先でUSB充電ケーブルを買えばその場はしのげるが……

 大きく進化した2代目ポケパワー。今のところ、大きな不満はない。この手の製品を求めるなら、いの一番に推薦したい製品だ。





URL
  パナソニック株式会社
  http://panasonic.jp/
  製品情報
  http://ctlg.panasonic.jp/product/lineup.do?pg=03&scd=00005544

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2008/11/06 00:03

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