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家電製品ミニレビュー
東芝「IHP-30VC」

~鍋にも使えるIHタイプのホットプレート
Reported by 安部 陽子

東芝「IHホットプレート IHP-30VC」
 今回ご紹介する東芝の「IHホットプレート IHP-30VC」は、鉄板焼き用のプレートが付属する卓上IH調理器だ。普通の卓上IH調理器としても使えるし、プレートをセットすればホットプレートとしても使えるというユニークな製品だ。メーカー希望小売価格はオープンプライス、楽天市場では38,000円前後で購入できる。


本体は、346×431×85mm(幅×奥行×高さ)、重さ約4.5kg。専用プレートは、300×300mm(幅×奥行)、重さ約1.6kg
本体から専用プレートを外した状態
本体の裏側

専用プレートは本体の内側にセットできる

 「IHP-30VC」は、卓上IH調理器の中では大きめの方だ。全体のグレーの色あいや、角張った本体、前方にある「IH」と書かれたステンレスの台など、ちょっと重厚な印象を受ける。

 本体の大きさは、346×431×85mm(幅×奥行×高さ)で、重さは約4.5kg。これに、専用プレートと鉄ヘラ、電源コードが付属する。電源コードの長さは2m。本体正面には、操作パネルと、電源コードの差込み口がある。排気口は側面。トッププレートの中心には温度センサーの突起がある。

 電源の入/切は、操作パネルの電源ボタンで行なう。加熱設定は「保温」のほかに「120℃」「160℃」「200℃」「250℃」の4段階で温度調節ができる。温度調節は操作パネルの「<」と「>」の温度キーで設定する。


本体に、専用プレート、鉄ヘラと電源コードが付属する。コードの長さは2m
操作パネル。調節できる温度は、「保温」「120℃」「160℃」「200℃」「250℃」の5段階
電源コードの差込み口は、マグネット式

 専用プレートの大きさは、300×300mm(幅×奥行)、重さは約1.6kg。表、裏とも、フッ素コートされている。本体にプレートを設置すると、見た目はホットプレートのようだ。

 専用プレートを外して、トッププレートに鍋を置くと、通常の卓上IH調理器として使える。使える鍋は、IH対応のもの。耐熱ガラス・陶磁器・土鍋(IH専用を除く)・アルミ鍋・中華鍋は使用できない。

 そのほか、オートパワーオフ機能があり、調理中、鍋を外した時や、加熱後2時間以上が経過した時は加熱が自動的に停止する。また、小物発熱防止機能で、ナイフやフォーク等の小物を置いた時は発熱しないようになっている。


プレートで鉄板焼き、IH対応鍋で鍋料理の両方を楽しむ

 さっそく、専用プレートをセットして、ホットケーキを焼いてみよう。

 操作パネルの電源ボタンを押すと「保温」が点灯する。これで、電源が入った状態だ。次に、温度キーで温度を選択すると、設定した温度に達するまで、しばらくは、現在の温度と設定温度の2箇所が表示される。現在の温度のランプは点滅、設定温度のランプは普通の点灯だ。

 説明書によると、プレートでの加熱はムラがあるという。プレートの中央が特に熱くなるので、ホットケーキやお好み焼きは、中央で一枚ずつ焼くようにとある。

 ホットケーキを160℃で焼いてみると、15分ほど経ってもなかなか固まらない。そこで200℃に上げてみると、約6分で焼き上がった。説明書ではホットケーキは160℃とあるが、専用プレートを使うと、温度はちょっと低めになるのかもしれない。プレートの表面はずっと同じ温度にキープされるので、火力を調節する必要はなく簡単に何枚も焼くことができる。


専用プレートは中央が熱くなるので、ホットケーキやお好み焼きは、中央で1枚ずつ焼く
ひっくり返すと、ちょうど良い焼き色だ
温度調節を気にすることなく焼けるので、たくさん焼くのも手間に感じない

 ホットケーキがうまくいったので、今度はプレートの上にいろんなものを置いて、1度に朝食のメニューができるか試してみた。小さいホットケーキを2枚、それに卵とソーセージも焼く。3種類のメニューを一緒に焼くと、プレートの外側も使わなければならず、ホットケーキの表面に少しムラができてしまった。また、プレートにはフタがないので、水を入れて目玉焼きを蒸す、というような使い方はできない。


ホットケーキのほかに卵とソーセージも一緒に焼く 外側を使って焼くと、やはり焼きムラができてしまった 目玉焼きは固焼きにできないが、一度に朝食セットができた

 今度はプレートを外して、卓上IH調理器として使う。使える鍋は冒頭でも書いたとおりIH対応のものだ。IH対応以外の鍋を本体に載せた場合、「保温」と「120℃」のランプが交互に点滅して、加熱は行なわれない。

 次にIH対応の鍋を使って鶏鍋を作る。まずは鍋に2,000mlの水を入れて250℃で加熱する。加熱速度は速く約10分程で水が沸騰した。一度沸騰した水にネギと鶏ガラを入れ、温度を160℃に設定して30分間コトコト煮る。160℃というのはガスの火力でいうとトロ火に近く、30分加熱し続けても、一度も吹きこぼれたりはしない。

 スープのダシが取れたら、鶏ガラとネギを取り出し、具材の野菜や、鶏肉、つみれを入れて煮ればできあがり。できあがった鍋は食べている間中保温に設定しておけば、最後まで暖かいまま鍋を楽しめる。


鳥鍋をつくる
「250℃」にすると、2,000mlの水が10分ほどで沸騰した
「160℃」で30分間、鳥ガラとネギでダシを取る。この間、一度も吹きこぼれることはなかった

具材を投入する
【動画】鳥鍋が煮える様子。温度を上げると、設定温度に達するまで、2箇所のランプが点灯する(WMV形式,238KB)
できあがり

 お手入れする時は、本体を固く絞った布巾で拭き取り、こびりついた汚れは、スポンジでこする。専用プレートは丸ごと水洗いすることができる。フッ素コーティングされているので、焦げなどはなく、汚れもラクに落とせた。

 温度調節が簡単で、温度設定を変えるとすぐに加熱の違いがわかるので料理をしていてもストレスが少ない。同じ温度を長時間キープし続けられるのも、IH調理器ならではだ。

 気になったのは、ファンの音の大きさだ。どの卓上IH調理器もファンの音はするが、「IHP-30VC」は少々大きめ。食卓の上に置いて、喋りながら鍋を囲んでいると、ファンの音が話し声を遮る。また、本体がやや大きめなので、収納場所の確保には頭を悩ませた。また重さが約6kgと、女性は持つのは少し重いので、出し入れするのが少し億劫になりそうだ。


温度調節が簡単、トロ火から強火まで使える

 温度調節がラクにでき、トロ火のような弱火から強火まで使うことができる。卓上IH調理器は使える鍋が限定されてしまうが、専用プレートが付属していることで使用シーンの幅が広がる。収納方法にはやや不満が残るものの、ホットプレートと、IH調理器を別々に収納することを考えれば、許せる範囲。卓上IH調理器の購入を考えている人には有力な候補の1つとしておすすめできる製品だ。





URL
  東芝コンシューママーケティング株式会社
  http://www.toshiba.co.jp/tcm/
  製品情報
  http://www.toshiba.co.jp/living/webcata/cooker/ihp_30vc.htm

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2008/04/04 00:15

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