テレビの音がよくなると、こんなに暮らしが豊かになる!

これまで、テレビの“音”にはあまり期待していませんでした。特に薄型の液晶テレビになってからは、迫力に欠けたり、人の声が聴き取りにくかったりすることも。

でも、「映像はテレビで、音はオーディオで」という役割分担があるのは仕方のないこと。望むならスピーカーをプラスすればいいのだなと思っていたのです。

ところが、今回の4Kテレビ「ビエラDX850」(以下、DX850)は、「音」の素晴らしさが際立っているとのこと。「本当に?」「テレビの音が変わるとどうなるのかしら?」と、どこか半信半疑で体験しに出かけたのですが……。

こちらがDX850です。テレビの音がよくなるとどうなるの?

臨場感が半端じゃない! まるでオーディオの「DX850」

まずは「4K JAPAN PREMIUM」のイメージビデオを視聴。圧倒的な臨場感にただただ息をのんで見つめてしまい、その世界に浸ってしまうという感じ。決して音量を上げて聴いているわけではないのに、厚みのある音に全身が包み込まれると、見ている映像もさらに迫力を増して生き生きとした印象を受けました。

ジャズなどのライブビデオは、目の前で演奏してくれているようで、自然に体が動き出してノリノリの気分。聞きしに勝る感動とはまさにこのこと! 今までのビエラだって良かったはずなのに、DX850の音を体感してしまうとその違いに驚くばかりです。

自然に体が動いてしまうほどの没入感!

テレビの音がこんなによくなっているのは、スピーカーボックスをこれまでの約7倍(※1)の容量にしているから。音響レゾネーターを介して、低音を音導管から画面の前へ導いているのだといいます。

つまり、パイプオルガンのパイプの役割をするスピーカーが画面の下部、両サイドに配され、そこから迫力のある重低音が視聴する人に届くのですね。

このスピーカーボックスが迫力ある重低音を生み出すのです

続いてドラマを見てみましょう。あれ? 何だかいつもと様子が違います。両サイドに中高音域に対応するスピーカーがあるからでしょうか。登場人物たちが話すときに、まるでその口元から声が響いているように感じられるのです。だからより一層、感情移入できたり、ストーリー展開にワクワクしたりすることができました。

Technicsが誇る最高水準のオーディオ技術から応用したハイレゾリマスターによって、地デジやブルーレイディスクの音源を高音質化してくれるのもうれしいところ。画面をオフにして、ハイレゾ対応の音楽を聴く……なんていう贅沢な楽しみかたもできます。これはもう完全にオーディオです。

またハイレゾ音源は、DX850にハイレゾ対応「ディーガ」をHDMIケーブルでつないで簡単に楽しむことができます。ハイレゾ収録されたブルーレイソフトの再生はもちろん、ハイレゾ音源配信サイト「e-onkyo music」からディーガにダウンロードして再生できるそうです。

ここまでテレビの音がよくなると外付けスピーカーなしでOK。これまでシアターバーなどのオーディオシステムを必要としていた人は、家電量販店などで体験してみてください。

※1:パナソニック従来品「CX800N/800」比

もちろん画質も向上、繊細な表現も美しく

音のことばかりを強調してきましたが、もちろん画質も向上しています。特に印象的だったのが、色の再現性の確かさ。中でもくっきりとした「赤」がとても美しく、微妙な色合いや陰影も忠実に映し出していて、大画面で見る映像の臨場感をより高めてくれていました。

どんなシーンも忠実に描き出します

もう1つとてもいいなと思ったのが、パネルに窓からの外光が映り込みにくいということ。光の反射も抑えられているので、とても見やすいのです。もちろん、室内の照明も映り込みにくく、斜めからみてもくっきりと鮮やかに見えるので、キッチンなどで食事の支度をしたり、リビングで掃除機をかけながらテレビを見るときでも、ストレスがなくていいですよ。

前回は、「Netflix」の4Kコンテンツの楽しさをお伝えしましたが、人気アーティストのミュージックビデオ、オリジナルドラマが充実している「dTV」や「amazonビデオ」なども登場し、VOD(ビデオ・オン・デマンド)の4Kコンテンツもより充実してきました。

さらにDX850は、NETFLIXやひかりTV 4Kで配信中のHDR規格(次世代の高画質技術)にも対応。現実さながらの光を届ける映像はさらにリアルに迫ってきます。

リモコンの使い勝手や配線周りのお掃除など、主婦が喜ぶ気配りも

DX850は、音声操作も便利に使いやすくなっています。これまでテレビ用と音声用の2台だったリモコンが合体。リモコンにある青い「マイクボタン」を押すだけで音声操作が簡単に始められます。テレビ画面にマイクマークが表示されたら、準備完了のしるし。検索したいキーワードなどをリモコンに向かって話しかけると、声で操作できる仕組みです。

リモコン1つで音声操作も。これは便利!
保存版ガイドのイメージ
※デザインは画像と異なる場合があります

事前に「ダイレクト音声操作」をオンにしておけば、リモコンなしでの音声操作だってできるのもDX850ならでは。帰宅してすぐに「あ、観たかったドラマが始まっちゃう!」というときでも、料理中で手が濡れていてリモコンを持てないときでも、「テレビをつけて」と言えば電源が入り、続けて「マイクオン!」「5チャンネル」と言えば、観たかったチャンネルが映し出されます。これは本当に便利! 慣れるまでは、手元に置いておくと助かる「保存版ガイド」も同梱されています。

そしてもう1つ、主婦が思わず笑顔になる“仕掛け”も用意されているのです。これまではむき出しだったテレビ裏側の配線ケーブルが、同梱のケーブルバンドを使ってすっきりとまとめられ、さらにケーブルカバーで覆うことでホコリも入らず、フラットで美しい背面になる仕掛けです。

見た目だけでなく、お掃除も楽になり、一石二鳥。こうした見えないところまで配慮されているところが、日本での生活シーンを知り尽くしているパナソニックの真骨頂なのだと思います。

配線周りのお話は設計担当者さんに伺いました

なお音声操作について、同社の行ったユーザーアンケートでは、「操作がわからない」といったコメントが寄せられており、「使い方がわかりにくい」ということが利用率があがらない要因の1つになっているのではとのこと。

そこで今回からは、音声操作専用の説明書(前述の保存版ガイド)やWebのチュートリアルなどを用意! いずれも使い方がわかりやすくまとめられています。スマホで音声操作を利用するのと同じように、リモコンに声をかけてみてください。きっと私のように便利! と思えるはずです。

一度体験したら、きっと欲しくなる新しい4Kビエラ

設計も生産も日本で行ない、パナソニックの「4Kジャパンプレミアム」として生まれたDX850。実際に体験してみて、「テレビって音が変わるだけで、こんなにも新しい感動を与えてくれるのだなあ」と納得しました。

圧倒的な音の良さで別売りのスピーカーなどは一切不要のオーディオ仕様はもちろん、音声操作やお掃除のしやすさなど、毎日の暮らしの中での使いやすさにも配慮してあることに、ただただ感激するばかり。一度体験したら、きっと虜になってしまうことでしょう。

お掃除もラクラクです
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