生活家電の王様はやっぱりテレビ! その佇まいの美しさと使いやすさに感動
(2015/06/05)
実はテレビは「生活家電」なのです
世の中、「テレビは4K」と連呼していて何やらかしましく、映像がきれいらしいということは伝わってくるものの、何がすごいのか今一つ分からない。男性は画質がどうの、音質がどうのと細かくチェックするけれど、ニュースやドラマを見るのに、そんなにハイスペックなものは必要ないんじゃないの?と思っている女性たちが多いのです。
でも、テレビはいつだって暮らしの中心にあって、家族みんなを楽しませてきたり、情報をいち早く伝えてくれたりした家電の王様なんですよね。そう、これからはもうテレビを「黒物=AV機器」と考えるのではなくて、「白物=生活家電」と考えたほうがかえって親しみがわくし、あらためてテレビを見直そうじゃないかという気持ちになるのではないでしょうか。
ということで、パナソニックの4Kテレビの新モデル「ビエラCX800N/CX800」を女性視点でチェック! 家電の王様たる、その実力を体感してきました。
消している状態でも美しいビエラの佇まい
テレビの画面がどんどん大きくなって、リビングにおける存在感が増してきています。薄型になってきているとはいえ、消した状態の黒い画面がどーんと置かれているとその大きさゆえに気になるもの。ところが、CX800Nを初めて見たときに感じたのは、画面をオフにした状態の姿がとても美しいということ。もっというなら、その存在自体を消していて、主張し過ぎていないという感じです。
その理由がどこにあるのかと探ってみると、その答えはスタンドの部分にありました。正面からはほとんど見えない「スラントデザイン」を採用しており、パネルのフレームと一体型になったスタンドがスッと横に伸びてパネルを支え、まるでパネルだけがそこにあるような印象を受けます。しかもこの画面は3度傾斜しているため、とても見やすいのですね。最近のトレンドでもあるロータイプの幅広のテレビ台にもぴったりです。
これまで私が見てきたテレビは下部や両サイドにスピーカーが配置されていたり、T字型のスタンドだったりで、いかにも「テレビ然」としていたものが多かったように思いますが、CX800Nはそれとはまったく違います。フレームの薄さや厚みについては気にしていたものの、スタンドの違いや角度でここまで変わるのかと驚きました。
パナソニックではビエラをテレビ視聴のためのものだけでなく、住空間の価値を高める“ディスプレイ”として位置付けているから生まれたこのデザイン。なるほど、テレビを見ている時もそうでない時にも美しい高精細なディスプレイ。私は日ごろから、使っている時もそうでない時にも姿が美しく、愛着の持てる家電を『うふふ家電』と名付けて推奨していますが、このCX800Nはまさに「うふふ」。さすがです。
ちなみにCX800は、スタンド部分が省スペースの「フラットデザイン」になっているので、置き場所やインテリアに合わせて選ぶこともできます。
スマホのアプリみたいに、いろいろなコンテンツが楽しめる
いまや、テレビでは放送番組を見るだけでなく、インターネットに繋げることでYouTubeを見たり、VOD(ビデオ・オン・デマンド)で映画を見たり、スマートフォンやタブレットやカメラと接続したりとさまざまな楽しみ方が広がっています。
でもやっかいなのがその操作。行きつくまでに階層が深かったりで見たいものにアクセスするのが面倒になり、「やっぱりいつもの番組だけ見られればいいわ」なんてことになってしまうことも。CX800N/CX800では、「Firefox OS」を使った、新たなユーザーインターフェース「かんたんホーム」を搭載していて、見たいもの、使いたいことがすぐにできるようになっています。
リモコンのホームボタンを押すと、大画面に「よく見るチャンネル」「よく使うアプリ」「よく使う接続機器」「よく見るホームページ」などが表示され、すぐにアクセスできるのが本当に便利。登録の方法もリモコンの「★(お気に入り)」ボタンを押すだけとスマホやPC感覚で使えます。
ちなみに世界最大規模のエンターテインメント映像配信サービス「NETFLIX」にも対応していて、すでにそのアプリもデフォルトで設定されており、リモコンには専用ボタンも設置済み。日本では2015年9月ごろサービス開始予定だそうなので楽しみですね。
これは便利! 手がふさがっていても音声操作でOK
録画しておいたドラマや音楽番組、気になる情報などを検索したいとき、役立つのが音声検索。「○○で検索」と話しかけるだけで文字入力は不要! 検索ワードを話すとテレビ番組、録画番組、YouTubeなどのメディアごとに表示されて、そこから簡単に選べるのです。検索では録画したものだけでなく、これから放送される予定の「未来」までチェックして教えてくれて、ものすごく優秀。テレビの使い方が変わること請け合いです。
しかも、音声操作は2通り。テレビ本体に向かって直接話しかける方法と、「音声タッチパッドリモコン」に向かって話しかける方法があるので、料理中などで両手がふさがっているときには、ダイレクト音声操作、家族がそろっていてにぎやかなときには、リモコンで音声操作するなど使い分けられます。
ダイレクト音声操作では、電源オンオフやチャンネルの切り替えもできるから本当に便利。リモコンどこに行っちゃったかしら?と探す手間もないんですから、なんだか夢のようです。
そのほか、リモコンのホームボタンの長押しで表示される「インフォメーションバー」もどんどん活用したい便利機能。「裏番組表」「お天気」「おすすめ」「お知らせ」の4つの情報がすぐにわかり、見たい情報へのアクセスはリモコンの上下左右ボタンを使えばOKと簡単です。
「快聴モード」で人の声もクリアに、斜めから見てもきれい
テレビが薄型になってから、ずっと気になっていたのが、どうもドラマやニュースなどで人の声が聞き取りにくいこと。今回、このことについてパナソニックの方に尋ねてみると、「快聴モード」というのがあるというのですね。設定の仕方は、メニュー→音声モードと選択していき、「スタンダード」「ミュージック」「快聴」「ユーザー」の中から、「快聴」を選べばOK。
試しにニュースやドラマなどで比べてみると、明らかに人の声がくっきりと浮かび上がってクリアに聞こえるのがわかり、「ぜひみんな試してみて」と思ったのでした。特に年配の方にはおすすめです。
そして映像関連についても大発見がありました。それは正面からでなく、斜め方向から見たときにも、とても美しくきれいに見えるという事実。これは高輝度&広色域IPS液晶パネルを使っているから。掃除中など自分がどこにいるときにも、そして家族でソファなどに座って見ているときにも、どこからでも色鮮やかに見えるのはうれしいですね。
これまでテレビ番組中心で見てきたテレビが、もっと身近に感じられ、新しい楽しみ方を提示してくれたビエラCX800N/CX800。ちょっとこれ知りたいという時にも優秀なパートナーになってくれる頼もしい存在なのだなと思いました。
画質・音質だけでない「生活家電」としてのテレビとしても、ビエラCX800N/CX800はとても魅力的。特に音声検索や音声操作の便利さを、体感してみてほしいと思います。
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URL
- ビエラ 4K対応テレビ CX800N/CX800シリーズ(液晶)
- http://panasonic.jp/viera/products/cx800n_800/
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