生活家電が守備範囲のわたしに「大容量ハードディスクを搭載したブルーレイディスクレコーダー、東芝レグザサーバー『DBR-M590』をお試ししませんか？」という話が舞い込みました。このレグザサーバー、最大の特徴は「タイムシフトマシン」という、好きなチャンネルを一週間以上“まるごと録画”できる機能。過去に遡ってテレビ番組が見られる、まさにタイムスリップのようなことができる商品なのです（※1）。もちろん、DVDやブルーレイディスクの再生や録画もすることができるすぐれものです。
レグザサーバー「DBR-M590」タイムシフトマシンの設定は簡単。画面の指示通りに進めるだけ！
在宅ワーカーのわたしは、実は家で仕事をしている間はずーっとテレビをつけています。テレビ離れが進んでいると言われる昨今、貴重な人種かもしれません（笑）。しかし、テレビをつけていると言っても、じっくり見ているのではなく、BGV(Back Ground Video)という感覚で流しているだけ。絶対に見たい番組があるわけではありません。テレビがついてないと物足りない……と感じるだけで、留守録も、どうしても見たい連続ドラマでもない限りあまり使いません。そんなわたしに、このレグザサーバーはどのような影響を与えるのでしょうか？
早速“まるごと録画”を体験すべく、アンテナやテレビとの接続を済ませタイムシフトマシンの設定を開始。画面の指示に従い、録画したい曜日と時間帯を選択します。せっかくなので、毎日一日中録画するように設定しました。ただし、メンテナンスが1時間必要なので、厳密には一日約23時間録画となります。次に、録画したいチャンネルを選んで登録。地デジだけでなく、BSやCSの有料チャンネルも指定できます。最大9チャンネルが最大約15日間分録画できるとのことですが、チャンネル数や録画する時間帯、画質設定などにより、何日間保存できるかが変わるので、このあたりの配分はバランスを考えていきます。
とりあえずわたしは、地デジを6チャンネルとBSを2チャンネル、合計8チャンネルを設定。1チャンネル分は通常録画用として残してみました。これで、地デジは約8日前まで、BSは約6日前まで録画できるようになりました。録画されたデータは古い順に自動で削除されますので、これ以上長い期間残して置きたい場合は、通常録画用HDDに保存しておく必要があります。特に残す必要がなければ、このまま放置しておくだけで大丈夫。画質を落とすか外付けのHDDを増やせば、もっとたくさんのチャンネルや長い期間の録画もできますが、内蔵HDDが6TBもあるので十分でしょう。設定ごとの録画可能時間は、東芝のサイト上で簡単に調べることができます。
画面の指示通りに進めるだけで、簡単に設定できます
地デジ6チャンネルとBS2チャンネルの合計8チャンネルを設定。残りの1チャンネルは通常録画用にしました（写真はイメージです）設定はこれで終了！ いろいろと越えなければならないハードルがあるかと覚悟していたのですが、意外とスムーズに完了しました。そのほか必要に応じて、レグザリンクやインターネット接続などの設定はありますが、タイムシフトマシン機能には直接関係ありませんので、後回しでも大丈夫。あとは本当に録画できているのかを待つのみです。
元のテレビ生活には戻れないほど便利なタイムシフトマシン機能
数日後……見事に過去の番組が録画されていました。その中から見たい番組を探すのに一番わかりやすかったのが、リモコンの「タイムシフト」ボタンで過去番組表を使う方法。録画されたチャンネルの番組が、テレビの番組表と同じスタイルで表示されます。その中から見たい番組を選ぶだけ。いわゆるテレビ欄は見慣れているので、直感的に使えます。もうひとつは「ざんまいプレイ」ボタン。「ドラマ」「映画」「スポーツ」「音楽」などジャンル別に番組一覧が表示されます。素早く見たい番組を探せたり、見落としていた番組を発見したりしやすいのがコチラのリストです。
しかし、見たい番組を選んで予約録画をしている人なら、わざわざ番組を探す大容量のまるごと録画機能なんて必要ないと感じる人も多いのではないでしょうか。わたしもはじめは、一週間分録画しても見られる時間がそんなにあるわけじゃないし……と思っていました。しかーし！ このタイムシフトマシン機能を一度使うと、二度と元のテレビ生活には戻れないほど、大きな変化があったのです。
素早く見たい番組や見落としていた番組を探すのは、「ざんまいプレイ」が便利です（写真はイメージです）まず最大の変化は、いつでも見られるという安心感から、リアルタイムのテレビ放送を気にしなくなったこと。「もともと気になんかしてないよ」という人でも、ちょっと面白そうな内容だけど録画するほどではないから……と、ついついテレビを見てしまった経験はあるはず。でもタイムシフトマシンがあれば、いちいち録画しなくてもいつでも続きを見ることができるのです！ ご飯の支度をしなくてはならない時、お風呂に入ろうと思った時、寝る支度をしている時、どんな時でも後ろ髪を引かれることが無くなりました。これはスゴイことです。
ちなみに、テレビを見ている子ども相手に、ご飯やお風呂に入る時間を守らせる苦労をするとよく聞きます。そんな問題もタイムシフトマシン機能があれば解決。いつでも好きな番組を見られるなら、子どももキチンと計画通り行動できるようになるはずです。これは子育て中の母親にとって、大きなメリットと言えそうです。
また、職場や学校、SNSなどで話題になった番組を後から見ることができたり、予定外の残業や飲み会が入ったりした時でも見たい番組を逃さずに済むのもタイムシフトマシン機能があるおかげ。さらに、ちょっと時間がある時に、過去番組表をペラペラとめくり、いつもは自分が見ないような番組に出合えるのもタイムシフトマシン機能があるから。このように、放送時間にとらわれず好きな時間にテレビを楽しめる生活は、想像以上にストレスがなく快適なものだと感じるようになりました。
よく「まるごと録画なんかすると、テレビ漬けになるのでは？」と心配する人がいると聞きます。でも、その点も心配ご無用。短い時間でたくさんの番組を見ることができるし、面白くない番組をダラダラと見ることがなくなるため、わたしはトータルの視聴時間が減り、テレビを消している時間は増える傾向にあります。子ども達も、見たい番組を厳選するようになり、無駄に時間を費やさなくなると思います。これはうれしい効果ではないでしょうか。
いつでも好きな番組を見られるため、時間を浪費することも少なくなりましたそのほかにも、テレビのスイッチを入れた時、放送中の番組をボタンひとつで冒頭から見ることができる「始めにジャンプ」（※2）や、ネットにつながなくてもマシン内のレコメンドエンジンにより、よく見る番組の傾向からおすすめの番組が自動的に表示される「あなたにおすすめ番組」のリストなど、便利な機能がたくさん！ さらにネットにつなげば、外出先からレグザサーバーに録画されている番組を視聴することも可能（※3）と、テレビライフに実に大きな変化が起こりました。
さらに、レグザサーバーを導入する際に一緒にオススメしたいのが、11月末に発売になった「レグザポータブルテレビ」。リアルタイムで見るパーソナルテレビとしてはもちろん、レグザサーバーとWi-Fiで接続すれば、レグザサーバーに録画されている過去番組を視聴することができるのです。防水仕様なので、お風呂やキッチンで使えるのが大きな魅力。わたしは、昼間の情報番組で紹介していた料理番組を、夕飯時にキッチンで再生したり、お風呂で途中まで見たドラマの続きを見たりするのに、とても重宝しています。
キッチンで作業をしながら情報番組を見られます
防水仕様なので、ぬれた手で触っても大丈夫！まるごと録画機能でマイペースのテレビライフを満喫！
今まで「見られる時だけ見ればいいや」と思いつつ、何となくテレビの放送時間に影響されていたわたしですが、レグザサーバーとタイムシフトマシンを導入してから、見たい番組は見たいタイミングで見ることができるようになり、放送時間に振り回されないマイペースのテレビライフを手にいれることができました。最近はネットの動画配信も増えていますが、やはりテレビ放送にはまだまだ魅力があります。効率よくテレビを見ることで、得られる情報も楽しい時間も格段に増えました。忙しいからテレビなんて見るヒマがないという人ほど、きっと導入の効果は大きいはず。
また、このタイムシフトマシン機能は、液晶テレビ レグザ Z20X、J20Xでも対応（※4）しています。まるごと録画ができるレグザサーバーやレグザで、新しいテレビライフを手にいれてみませんか？
※1 タイムシフトマシンを利用して視聴できる過去の番組はお客様自身が設定して録画した番組に限ります。タイムシフトマシンのシステムメンテナンスに設定した時間（24時間のうち1時間）は録画が一時中断されます。タイムシフトマシン用ハードディスクの空き容量が少なくなると、一時保管されている古い番組から自動的に削除されます。
※2 タイムシフトマシンで録画中の番組のみ動作します。
※3 視聴に使用する端末機器に対応したアプリのダウンロードと、インターネットプロバイダーや回線事業者との契約・使用料が別途必要です。通信環境などの条件によっては、視聴できない場合があります。
※4 別売りのタイムシフトマシン対応USBハードディスクが必要です。レグザのタイムシフトマシン機能では地上デジタル放送を最大6チャンネルまで録画可能です。