LED電球が、いよいよ「使っていて当たり前」の存在になってきた。誕生当初の欠点はほとんど克服され、光量や使い勝手の面で、従来の白熱電球や蛍光灯を上回るようにさえなっている。それでいて消費電力は非常に少なく、製品寿命は非常に長いとなれば、そりゃあ「使わないと損」というものだ。

そんな中、LEDならではの付加価値を持った製品も数多く登場している。その最新版といえるのが、パナソニックから6月20日(金)に発売の「LED電球 明るさ・光色切替えタイプ」だ。「電球」なのに特別な器具も必要とせずに光色や光量を切替えられる、画期的なLED電球なのだ。

そのLED電球に現在、並々ならぬ関心を示しているのが、

私、LED電球使ったことないんですよね

と、うそぶくぷーこ氏。あるときはOL、あるときは人気ブロガー、あるときはイラストレーター、そして「家電 Watch」にて「ぷーこの家電日記」を好評連載中の才媛である。

まがりなりにも「家電」と名の付く連載を持っているにもかかわらず、これまで「禁LED」を貫いてきた理由については、

「だって、LEDってスゴイ長持ちなんですよね。そんなの買ったら、ずっと独身のまま借家に居座り続けて、LEDと運命を共にする覚悟をするみたいでイヤだったんです。 もし使ってる電球が切れても、絶対にLED電球は買わないって決めていたんです!!!」

そんなぷーこ氏も、昨年にめでたく結婚し、さらに5月某日には念願の新居への引っ越しが完了したところ。もはや 「禁LED」し続ける理由もなくなったので、新居にピッタリのLED電球を探していたという。

そんなわけで、タイミング良く発売されるというパナソニックの新型LED電球に興味津々なぷーこ氏。そんな折り、パナソニックが新製品の体験ができる場を設けてくれるという知らせが家電 Watch編集部に飛び込んだ。

(ウワサの新製品を一足先に見られて、さらにあわよくばその新製品を貸してもらったりできちゃうかも?)

渡りに船、とばかりにその誘いに飛びついたぷーこ氏なのは、言うまでもない。

実は家計にクリティカルなのが照明!!

パナソニックにお招きを受けて訪れたのは、都内某所のハウススタジオ。実際の使用環境に近い場所にLED電球を設置して、リアルな使用感を感じられるようにというはからいだ。3階建て、2台分の駐車場備え付けの豪勢な一軒家である。……そういえばぷーこ氏の新居はどんな感じなのだろう?

ぷ「2LDK、一人暮らしのときよりだいぶ広くなりました。築40年ですけど」

ともあれ、玄関を叩くと出迎えてくださったのは、パナソニックの下村俊喜さん。

パナソニック ライティングチームの下村俊喜さん

下村さん「本日はよろしくお願いします」

ぷ「こちらこそよろしくお願いします!」

実を言うとLED電球の実物が早く見たくてウズウズしているぷーこ氏だが、今日はLED電球についてはズブの素人であるぷーこ氏のために、パナソニックのご厚意で、LED電球に関する軽いセミナーが用意されていた。

下村さん「本日は、ぷーこさんにLED電球のキホンからウワサの新製品まで、色々見ていただきたいと思います。ではまず、現代の家庭の電気事情の話から初めて、どうして現代日本にLED電球が必要なのかご説明してきますね」

勢い込んでやってきたものの、やや緊張して借りてきた猫のようになるぷーこ氏だったが……

下村さんの巧みな話術に、徐々に前のめりに

下村さんによると、震災以降、化石燃料の高騰や消費増税で、家庭の電気代はうなぎ登り。その上昇率はなんと14~37%! たとえば震災以前に1ヶ月で5000円かかっていたとしたら、震災を経て最大で1ヶ月1850円も値上がりしている計算。

ぷ「でも、照明ってエアコンやテレビとかに比べるとあまり電力を使わないんじゃないですか?」

下村さん「では、ここでクイズです。家庭内で電気代を多く使っている機器の中で、照明は上位何番目くらいだと思いますか?」

照明の消費電力はどのくらい?

ぷ「え~~~。3位くらいですか?(適当)」

下村さん「実は2位なんですよ!」

照明の消費電力…なんと家庭内で冷蔵庫に次いで2位!

下村さん「冷蔵庫は24時間365日、ずっと稼働し続けているものだから、電気代が高くなるのも納得ですね。実は照明は、その冷蔵庫にわずか1%差で続いているんです。エアコンなんかは消費電力が大きいイメージがありますが、今は省エネが進んでいて、4位にまで落ちているんですね」

ぷ「え!? 照明ってそんなに電気代かかるんですか? 意外すぎました。照明の消費電力なんてちょっとかな、と思ってたけど、そんなに......。これLED電球に変えるとかなり電気代安くなるってことですか? そもそもLED電球って省エネとは聞くものの、なんで省エネなんですか?」

下村さん「従来型の照明との仕組みの違いです。たとえば白熱電球って、本体が熱くなりますよね。あれは、電流でフィラメントを熱して光を出してるからなんです。つまり、電気エネルギーを光エネルギーに変換しているんだけど、光だけじゃなく熱エネルギーにも変換されちゃってるんですね。

対してLEDは、半導体で電気エネルギーをほぼそのまま光エネルギーに変えてるんです。つまり、エネルギーのロスが少ないんですね。だから、白熱電球とLED電球だと、同じ明るさならLED電球のほうがはるかに省エネなんです。しかも、半導体は半永久的に使える。LEDが長寿命って言われるのは、こういうことなんです」

LEDは「熱」が出ないから省エネ、長寿命!

下村さん「LEDに関してよく言われる特長は、以上の「省エネ、長寿命」の部分ですが、実はLEDの利点はそこだけじゃないんです。たとえば、家庭用のLED電球からは紫外線も赤外線もほとんど出ません。

ぷ「へ~。それって、なにかいいことがあるんですか?」

下村さん「よく蛍光灯のカバー裏とかに、虫が死んでいることがありますよね。あれは、虫が紫外線に引き寄せられているからなんです。でも、家庭用のLED電球は紫外線がほとんど出ないから、虫が寄りつきにくいんですよ」

ぷ「LED電球はとっても明るいですけど、虫にとっては暗く見えるってことですか?」

下村さん「虫にはほとんど見えてないですね。虫は紫外線を見ますが、LEDからはほとんど紫外線が出ないので。あと、蛍光灯のカバーが黄ばみがかっているのを目にしたことがあるかもしれませんが、あれは蛍光管が発する紫外線で日焼けしてるんですよ。つまり、LED電球は日焼けもほとんどしません。赤外線も出ない……つまり、熱を持たない光なので、植物や絵画などに悪影響を与えたりもしにくいあかりです」

ぷ「植物はLED電球をちゃんと太陽の光として認識してくれるんですか?」

下村さん「はい、します。今までの電球だと、どうしても熱を発生させるので、日焼けさせてしまう恐れがありましたが、LED電球だとそういう心配も少ないですね」

ぷ「なるほど。実はいま水耕栽培にハマっていて、LED電球で育ててる人を見て気になってたんですよ~」

下村さん「LED電球の特長はまだあります。それは、調光・調色機能が付けられるということです。つまり、1台のLED電球で、器具の取り替えなしでいろんな色、いろんな光量を実現できるということですね。生活の中のいろいろなシーンごとに適したあかりの色は違うんですが、そうしたシーンにあわせて色や光の量を変えられるんです。それを利用したのが、まさに今回の新製品です」

ぷ「おおっ!」

下村さん「パナソニックがLED電球をはじめて発売したのは2009年でしたが、当初は白熱電球でいう40形相当からスタートしました。それが、昨年ついに100形相当まで明るくなり、明るさという面では白熱電球に追いついたと言えます。さらに、形状もますます多彩なラインアップを揃えてきており、白熱電球からLED電球への置き替え、というステージは越えたのかなと考えています。次なるステージとしては、LED電球ならではの特長を活かした生活提案を行なっていきます。そのひとつが今回の新製品となります」

そう言って下村さんが取り出したのは……念願の新製品!「LED電球 明るさ・光色切替えタイプ」!! ついにご対面。

といっても見た目はごく普通の電球のかたち。切替えタイプというからには、どこかにスイッチがあるのか? と思いきや、どこにもそれらしいものは見当たらない。一体どのような仕組みなのか?

下村さんによれば、家庭内で電球を扱っていることが多い場所として「リビングダイニング」「廊下」「浴室」の3箇所が挙げられるという。そして、その3箇所での人の行動パターンを分析したところ、それらの場所の利用スタイルの多様化の事実が見えてきた。

たとえば、リビングダイニングといえば「一家団らんや食事の場」と考えられてきたが、現在は「リビングダイニングで勉強する子供」が増えているという。また、浴室であれば、「スカッとさわやかな気分で使いたい」時と、「のんびりリラックスして使いたい」シーンがはっきりと分かれていることも浮き彫りになった。

照明の色や光の量というのは、生活シーンに合ったものが求められる。では、ひとつの部屋で複数の生活シーンが存在する場合は、どうすればいいのか。

下村さん「その問題への回答として弊社が今回発売するのが、色や光量を切替えられ、複数の利用シーンに1台で対応できる「1台2役のLED電球」です。

従来のLED電球は、スイッチを押したらあかりが点く、それだけでしたよね。でも今回の新製品は、いつでも好きなときにLEDの色や光の量を切替えることができます。どうやって切替えるかといいますと……電球が点いているときに、スイッチを『カチカチッと連続でOFF→ON』するだけです」

ぷ「カチカチッと!

下村さん「ええ、カチカチッと。

手慣れた様子でカチカチッ!する下村さん

ぷ「……ということは、古い白熱電球と取り替えるだけでOKで、新しく切替え用のスイッチをとりつけたりする必要はないってわけですか。すごい!」

下村さん「そうなんです。以前の電球と取り替えるだけで、切替え機能を利用することができます。どういう仕組みになっているかというと……通常のLED電球は、こうやってLEDのチップをぐるりと配置しているんですが、今回の新製品は、2種類のチップを内側と外側に2重にして並べています。スイッチ操作で回路を切替えて、外周か内周か、点灯するLEDを切替えているんですね」

ぷ「なるほど。ていうかLED電球って、小さなLEDチップがたくさん集まってできてるんですね~」

LEDだからできる、電球単体での切替え機構

やる気と食い気が増進!? のダイニング向けLED電球

今回の新製品は「ダイニング向け」1種類、「廊下向け」2種類、そして「浴室向け」1種類の計4種類がラインアップされる。ダイニング用と浴室用は光色を切替えるタイプ、廊下用が光量を切替えるタイプだ。さらに廊下用は光色の違いで2種類がラインアップされる。

団らんに向く電球色と、文字が読みやすい昼光色を切替えられるダイニング向けLED電球

下村さん「まず「ダイニング向け」ですが、食事や団らんに適した「食事のあかり」と、「文字くっきり光」搭載の「勉強のあかり」を切替えられるものです。前者はRa90の高演色LEDチップを採用していて、食べ物の色をキレイに再現できます」

ぷ「高演色? Ra90? 数字が高い方がいいんですか???」

下村さん「演色性というのは、色の見え方の良さ、再現性の高さ、ということですね。Ra90というのは、太陽光を100としたときに、90程度の演色性、ということです。今までのLED電球はRa70~80程度でしたので、かなり演色性に優れたLEDと言えるかと思います。

「文字くっきり光」は、文字と紙のコントラストがもっともはっきりするといわれる、色温度6200Kと明るさにこだわりました。仕事や勉強に適したあかりで、実はPTAの推薦ももらっていたりします。最近はダイニングテーブルで勉強をするお子さんが多いということなので、そういうシーンを想定していますね」

ぷ「(しばらく黙考)……子供がいないんでイメージわかないですね……!

下村さん「勉強以外にも、仕事などにも非常に適したあかりなので、お子さんがいらっしゃらないご家庭でも有効に使っていただけるかと思います。まあ実際に試してみましょう」

ダイニングに移動すると、ダイニング向けLED電球が装着されたライトが3台。テーブルにはあらかじめ英字新聞や辞書が用意されていたので、「勉強のあかり」の効果が試せるようになっています。早速ぷーこ氏が新聞を手にとって読んでみると……

ぷ「本当だ! 明るい! 読みやすい! 英字新聞読めないけど!

「勉強のあかり」だと紙の文字が読みやすくなる

何が書いてあるかはわからないが、読みやすいということはわかる

ぷ「これは勉強しようっていう気になりますね!! やってる感(←?)が出ます!

下村さん「では、次は「食事のあかり」に切替えてみましょう(カチカチッ)」

あかりのスイッチをカチカチッ!とするだけで電球色に早変わり

演色性の高い電球色で果物がおいしそうに見える

ぷ「おお、これは……! ……夜ごはんの気持ちになりました!! いまからごはん☆みたいな!

フィーリング重視に大きく偏った感想はさておき、とにかく感動しきりのぷーこ氏。

下村さん「もういちど「勉強のあかり」に切替えてみましょう」

ぷ「……うん、こっちの色に切替えると、なんだか集中力が増すような気がします」

下村さん「専門家の方も、あかりを切替えることで集中力を増すことができると言っていましたね。あかりを切替えることでやる気スイッチがオンになる、といったところでしょうか」

ぷ「この白いのは読み書きしやすいから、ひさびさに誰かにお手紙でも書きたくなりそう……あ、そうだ!」

そこでぷーこ氏が取り出したのは、「ぷーこの家電日記」でも絶賛していた電子メモボード「Boogie Board」。9.7インチのモノクロLCDにスタイラスペンでメモ書きできるツールで、ぷーこさんはイラストを描くとき、線画をBoogie Boardに取り込み、それをPCに取り込んで色を塗ってるそう。

ぷ「これって液晶なんですけど、バックライト無いんですよね。だからあかりの下じゃないと使えないんです。もしかしたらこの「勉強のあかり」なら…………あ! やっぱり見やすいです! すっごい描きやすい!!」

おもむろにBoogie Boardでお絵かきを始めるぷーこ氏

Boogie Boardでは黒色の画面に白色の描線を描いていくのだが、線も「完全な白」ではないので、半端な照明下では意外なほど見づらいのだとか。ところが今回のダイニング向けLED電球の「勉強のあかり」だと、その描線が非常に見やすくなる模様。

ぷ「好みにあわせて切替えできるのはすごくいいですね!」

昼光色なら黒字に白の線も見やすい!

サビシイ一人暮らしの希望の光? 廊下向けLED電球

下村さん「次に廊下向けですね。これは、光色ではなく光量を切替えられるタイプです。「普段のあかり」の60形の明るさと、常夜灯相当の「深夜のあかり」への切替えが可能です。昼光色と電球色の2種類をラインアップします」

光量を切替えられる廊下用LED電球。電球色と昼光色の2種をラインアップ

下村さんによると、夜間に目が覚めてしまいトイレに行く人は意外なほど多く、週3回以上の頻度で夜中トイレに起きる人は、30歳以下だと18%。さらに加齢に応じて頻度は多くなり、60歳以上になると43%にも上るのだとか。

夜中にトイレに行く場合、問題となるのは廊下の照明。直前まで就寝していて暗闇に慣れた目には、通常の明るさだとまぶしすぎるので、そもそも廊下の電気を点けずにトイレに行く人も多いとか。でも、それはもちろん事故のもとになり非常に危険。

そこで、この「廊下向けLED電球」を寝る前に「深夜のあかり」にしておけば、ほんのりとしたあかりがトイレまでの道をやさしくナビゲート。つけっぱなしにしておけば、そもそも暗闇の中で電気のスイッチを探す必要もないので、高齢者にも優しいというわけ。

下村さん「ちなみに、「深夜のあかり」の消費電力は0.5Wで、毎晩点けても年間電気代は約35円です。安心して点けっぱなしにできます。では、これも実際に見てみましょうか」

※1日の点灯時間を約7時間、電力料金目安単価27円/Kwh(税込)で算出

「普段のあかり」はこんな感じの明るさ

下村さん「まずは「普段のあかり」です」

ぷ「これ、LED電球1コだけですよね? 明るいですね~」

下村さん「60形ってかなり明るいんですよ。このくらいの広さの廊下ならこれで充分ですね」

ぷ「我が家は狭いので(泣)これで全然大丈夫ですね~」

下村さん「じゃあ、「深夜のあかり」にしてみましょう」

カチカチッ!と切替えて暗くするとこんな感じ

ぷ「あぁ~……『トイレ行こっ……!』ってなりますね~」

下村さん「あっはっは(苦笑)。これで夜中にトイレ行くときも安心ですよ」

ぷ「私、夜中にトイレに起きることってないんですよね

下村さん「あー……それは、ある意味、よかったです(笑)。ちなみに、旅行行くときなんかに点けっぱなしにしていけば、防犯にもなりますよ!

あと、ぷーこさんってワンちゃんもいましたよね? お留守番の時も付けておいてあげると、ワンちゃんも真っ暗な部屋にいるよりも嬉しいですよ。電気代もほとんどかからないですし」

ぷ「……一人暮らしのときにコレがあったら良かったのに」

下村さん「ああ、そうですね」

ぷ「だって、これを常に点けておけば、仕事が終わって帰宅するとき、あかりの消えた部屋に帰る寂しさが軽減されますよ! あかりのついた部屋に帰るのってやっぱりステキじゃないですか。思わず『ただいま♥』って言っちゃう、みたいな」

下村さん「…………」

仕事がしたくなくなる? 浴室向けLED電球!

下村さん「では最後に浴室向けの電球ですが、白さ感が際立つ6700Kの「爽やかなあかり」と、深みのある2000Kの電球色「くつろぎのあかり」を切替えられるものです」

白さ際立つ昼光色と深みのある電球色を切替えられるLED電球

現代日本で意外に多様化しているのが、入浴スタイル。特に入浴時間は、パナソニックの調査によると、30分以上入浴するという人が17%、20-30分が28%、15-20分が24%、10-15分が22%、5-10分が8%……など、人によって本当に千差万別。

入浴時間が短めの人は、どちらかといえば「カラダのヨゴレを落とす」ことに集中する傾向があり、一方で長めの人は「のんびりお風呂でリラックス」と、そもそも入浴に見いだす価値観が違うという分析も可能だ。あるいは、「朝は気分さっぱり、夜はリラックス」というように、シーンごとに入浴に求めるものが違う場合もあるだろう。

そうした入浴スタイルの多様化に対応するのが、この「浴室向けLED電球」なのだ。

下村さん「「爽やかなあかり」は主に短い時間のシャワーなどでさっぱりしたい場合に、「くつろぎのあかり」は半身浴などでゆっくりのんびり湯船に浸かってリラックスしたいときに向いています。これも実際に見てみましょう」

案内されたのは、ハウススタジオ2階の浴室。その圧倒的広さに、ぷーこ氏は思わず羨望の眼差し。

下村さん「ちなみに、ご自宅のお風呂の電球ってどんな色でしょう?」

ぷ「えーと、うーん、どうだったけなー、よく憶えてないです、一昨日引っ越したばかりなので(汗)」

下村さん「あ、そうだったんですか」

ぷ「たぶん白っぽかった気がします

下村さん「あっはっは(苦笑)。ではまず爽やかなあかりを見てみましょう」

バスルームの白さが際立つ光の色!

下村さん「見ての通り、6700Kの色温度はタイルの『白さ感』が非常に際立ちますね。朝のシャワーの際などは、気分がさわやかになると思います。また、白さ感が際立つと、ヨゴレが非常にわかりやすいから掃除しやすいという利点もありますね」

ぷ「あ、なるほど! たしかにわかりやすいですね~。掃除をサボり続けると誤魔化しきれなくなりそうですね☆

下村さん「そうですね(苦笑)。で、「くつろぎのあかり」に切替えると、こんな感じです」

思わずリラックス!な色に切替え!

下村さん「夕暮れの空やローソクの炎をイメージした、非常に特徴的な色になっています。明るさに関しても、先ほどの「爽やかなあかり」だと60形相当なのですが、「くつろぎのあかり」では30形相当まで明るさを落としています。こうすることで、心を落ち着かせ、リラックスする効果を目指しています」

ぷ「朝出かける前にこのあかりにしたら、リラックスしすぎて完全に出かける気なくなりますね

下村さん「そうですね。やはり朝は、さきほどの「爽やかなあかり」をお使いになるのがいいですね。で、帰宅してお疲れになっているときは、この「くつろぎのあかり」で、という使い分けがおすすめです。夏場などでより涼しい感じが欲しいときは「爽やかなあかり」にするなど、季節ごとの切替えもできますね

ぷ「たしかに、色ひとつで体感温度も変わりそうですよね!」

ぷーこ感動! イマドキLEDはスゴイ!!

光色・光量切替えLED電球をひととおり見学して、照明の最先端を味わったぷーこ氏。その衝撃も冷めやらぬまま、LEDシーリングライトなど、電球以外のLED照明も紹介してもらうことに。

カバーがなく、2枚の導光クリアパネルを用いたデザインも斬新な「導光パネルデザインLEDシーリングライト」。2枚のパネルで昼光色と電球色を組み合わせて点灯することが可能。

寝室用のシーリングライト。おやすみタイマーやおめざめタイマーを搭載し、しかもおめざめ時は徐々に明るくして快適な目覚めを演出、さらにアラームまで付いているという充実ぶりにぷーこ氏はいたく感動した模様

カバーを開けると昼白色の読書灯、閉めると間接照明になるというスタイリッシュデザインの2WAY LEDスタンド

ぷ「いまどきの照明って、本当に進化してるんですね~。全然知りませんでした!」

これまで「禁LED」を貫いていたぷーこ氏。シーリングライトのリモコンのボタン数に衝撃を受けたり、世間の照明事情とは隔世の感があります。

ぷ「……なんか、照明がしっかりしてると、『生活が充実してる』って感じですね!」

下村さん「そうですね。生活の豊かさって、意外と照明ひとつで変わってくるものなんですよね」

ぷ「日当たり悪い部屋に住んでると気分が病んできますものね

下村さん「今回のLED電球はいかがでしたか?」

ぷ「とっても使ってみたいです!LEDにも詳しくなったし、新居での充実した生活ができそうで、かなり欲しくなりました!」

下村さん「ではこれを……(スッ)」

そう言って下村さんが取り出したのは、LED電球ひとそろい。

下村さん「是非、ご新居で試してみてください」

ぷ「え!? い、いいんですか!?」

なんと今回のLED電球をひとそろい借り受けられることに!

ぷ「うわぁ、計画通り……じゃない、ありがとうございます! 来週友だちが食事会に来るので、それまでに使えるようにしてみたいです!」

下村さん「その代わり、『家電日記』で感想聞かせてくださいね(ニコッ)」

こうして、ひょんなことから(?)パナソニックのLED電球「明るさ・光色切替えタイプ」をゲットしたぷーこ氏。果たして2LDKの新居(築40年)は住みよくなるのか!? その顛末は次回の「ぷーこの家電日記」をお楽しみに!

関連情報

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。