新生活特集2017
電気使用量が少なくても電力会社を変えたほうが絶対イイ理由とは?
提供:ニフティ
2017/03/13
2016年4月の電力自由化から1年が経過しようとしている。「電気料金が安くなる」と話題にはなったものの、「集合住宅だから関係ないかも」「電気をあまり使わないならそれほど変わらないのでは」と思う人もいるのでは? 実は使用量が少なめでも料金が安くなる可能性もあるうえに、集合住宅でも賃貸住宅でも電力会社乗り換えは可能だ。
「電力自由化」についておさらい
品質そのままで電気代を節約できる!
1年ほど前、世の中は突然「電力自由化」の話題で持ちきりになった。これは、「東京電力」や「関西電力」など全国の電力会社が「発電」「配送電」「小売り」を一括で請け負っていたしくみが徐々に自由化され、一般家庭向けにも電力の「小売り」が開始されたからだ。これにより、小売電気事業者を自由に選べるようになった。
この電力自由化のしくみ、基本的に「発電」「配送電」「小売り」はそれぞれ違う事業として分離されているので、「小売り」の契約先を変えたからといって電線が取り替えられたり、停電しやすくなったりするわけではない。家庭に届く電気の品質はこれまでと同じで、万が一契約先が倒産しても急に電気が使えなくなることもない。これは法律で守られている、安心なしくみになっている。
節約の基本は毎月かかる固定費を下げることにあるが、家賃にしろ生命保険にしろ、割安なものを選べばたいてい品質も下がるもの。それが、“品質がこれまでと同じで値段だけ下がる”という電力自由化のしくみは、かなり貴重だ。
電力会社の乗換え方法は?
集合住宅でも電力会社乗り換えは可能
申し込み方法には、インターネットや電話などさまざまな方法があるが、どの場合も検針票(電気使用量のお知らせ)の「供給地点特定番号」を元に手続きが行える。「お客さま番号」とは違うので注意しよう。
契約先の切り替えを「スイッチング」と呼ぶが、スイッチングには、自宅のメーターが遠隔管理できる「スマートメーター」である必要があるため、設置されているのが「アナログメーター」の場合は、スマートメーターへの取り替えが必要だ。ただし、契約先にスイッチングを申し込めば、無料で切り替え作業を手配してくれる。アナログメーターからの切り替えの場合は2週間程度、すでにスマートメーターが設置されていれば数日でスイッチングは完了する。当然ながら設備に関わる作業のため、賃貸の場合は管理会社や大家に相談しておこう。
ちなみにマンションやアパートなどの集合住宅でも、一般的には戸毎に好きな電力会社と契約できる(アパートなどで電気や水道を家賃と一緒に一括で大家に支払うシステムのところもあるが、そうした場合は大家などに相談する必要がある)。
申込前には、乗り換え前のプランを再確認し、実際にどれだけ安くなるのか、契約先の料金シミュレーションを利用して確認してみよう。
使う量が多くても少なくてもお得な「セット割」もオススメ
実はこれまでの電力会社の料金システムは、電力の使用量が少ない人ほど割安に、多い人ほど割高になるしくみだった。しかし新規参入の小売電気事業者にとっては、電力を一括で購入して小売りするしくみのため、これまでとは逆に、電力の使用量が多い人ほどお得になるケースが多くなった。
試しに、電力会社から届く検針票の数値を使って、「ニフティ」の提供する「料金シミュレーター」 で乗り換え後の料金を検証してみよう。たとえば「60A」の契約で、ひと月の電力使用量が550kWhと想定した場合、切り替えることで年間約14,568円もお得になる。
では、電気の利用が少ないと乗り換える意味はないのかというと、そうとも限らない。注目すべきは「セット割」だ。
「セット割」は、もともと電力以外の事業を行う会社が小売電気事業に参入する際に提供することが多く、インターネットやケータイなどの通信事業、ガス、ガソリンなどの自社サービスと組み合わせた際に料金を割引する。例えばインターネットプロバイダーのニフティが提供する「@niftyでんき」なら、同社の格安SIMやネット回線とセットにすることで、月間450円、年間で5,400円の割引になる。この割引率は電力の使用量とは関係無いので、毎月の電気の利用が少ない場合でもメリットを得やすい。
「@niftyでんき」は、提供エリアも幅広く、多くの地域で利用できる。また、新規の小売電気事業者と契約する場合、地域の電力会社といったん契約済でないとスイッチングできない場合もあるのだが、「@niftyでんき」の場合は引っ越し先での新規申込みもできる。広いエリアを対象とするサービスなだけに、特に便利だ。
「@niftyでんき」のセット割「まるっと割」は、電気+ネット回線、電気+格安SIM、電気+ネット回線+格安SIMの組み合わせで利用できる。ネット回線は光ファイバーなどの固定回線のほか、無線のWiMAX 2+でもOKなので、新生活を迎える人は検討候補に入れてみるとよいだろう。
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