【特別企画】

確かな実力と着実な進化で、圧倒的な支持を得たアイロボット
家電大賞2016 ロボット掃除機部門 ルンバ・ブラーバがW受賞!!

家電大賞2016 ロボット掃除機部門で1位と3位に選ばれた「ルンバ960」と「ブラーバ ジェット 240」

家電コーディネーターの戸井田園子さん

 今年も実施された「家電大賞2016」にて、ロボット掃除機部門の1位を「ルンバ960」、3位を「ブラーバ ジェット 240」と、アイロボット勢がW受賞しました! ルンバが日本で発売を開始した2004年には、ここまで支持される存在になるとは、思いもしなかったはず。このロボット掃除機2つが、家電 Watch読者の支持を集めた理由はどこにあるのでしょうか? 「家電大賞」のアンケートで、ルンバ・ブラーバに投票してくれた読者のコメントから、家電コーディネーターの戸井田園子がひもといてみたいと思います!

ルンバへの高い信頼は、裏切らない性能と確実な進化

 ルンバはロボット掃除機のパイオニア。日本市場に初めて「ロボット掃除機」を提案し、確実にその地位を確立してきたという功績があります。アンケートの声からも、

  • ・掃除ロボットというジャンルを確立した
  • ・最初に出した独創性を評価します
  • ・ルンバは自動掃除機の元祖だし信用できる
  • ・もはや説明不要な知名度と性能
  • ・正統進化を遂げたロボット掃除機の代名詞です
  • ・ロボット掃除機=ルンバといっても過言ではありません

 という、ロボット掃除機というジャンルを日本に定着させたことや、ブランドに対する高い信頼性を勝ち取っていることがわかります。筆者はたくさんの人に家電を紹介する機会がありますが、ロボット掃除機自体のことを「ルンバ」という人がなんと多いこと!コメントにもあるように、ロボット掃除機の代名詞に使われていることを実感します。

自動掃除機の代名詞ともなったルンバ。自動でホームベースに戻って充電する姿はまさにロボットそのもの

 ここまで「ルンバ」が有名になったのは、単に先駆者だったからだけではありません。ルンバを購入した人達が満足する高い技術力があったから。読者の声にも、実際に使っている人からの満足度の高さを裏付けるコメントがあります。さらに、その進化にも満足するコメントが多く見受けられました。

  • ・実際に使っているが、テーブルや椅子の周りもうまく掃除しているのが本当にすごいと感じる
  • ・「ルンバ960」買って本当によかった。劇的に家事負担を減らしてくれる、愛着も感じる、家電大賞に相応しい家電
  • ・走行パターン、ごみの吸い込み、走破性、デザインどれをとっても前モデルを超えた性能
  • ・今までのルンバと比較して、900シリーズは圧倒的によくなっている

 確かにルンバの成長には、驚かされることがあります。筆者が初めてルンバを使ったのは2005年。ルンバが日本に上陸してまだ1年目の頃でした。初めて「ロボット掃除機」を使った時のオドロキとワクワク感は、今でも忘れることができません。しかし振り返ると、当時のルンバと最新モデルのルンバ960との差は歴然。小学生とプロくらいの差があると言っても過言ではありません。それほど、ルンバは確実に進化を遂げているのです。

家具の脚のまわりなどなぞるように掃除するルンバ960

カーテンの下や奥も掃除

玄関や階段の段差は底面のセンサーで検知する

性能と価格をバランスしたルンバ960

 今回2016年の家電大賞 ロボット掃除機部門1位を受賞したルンバ960は、最上位モデルのルンバ980と同じナビゲーション機能を搭載したモデル。従来のルンバがランダム型に走行して掃除をしたのに対して、ルンバ980とルンバ960は内蔵のカメラとセンサーを駆使して部屋の空間を認識し、部屋の壁に対して直線的に掃除をします。

 部屋を往復しながら端から順に掃除していくので、従来のモデルより掃除の効率がアップ。さらに部屋をマッピングして、壁や家具にそって丁寧に掃除していく姿は、従来のルンバユーザーの人もびっくりするはずです。

 それでいてルンバ960は価格的にも10万円を切っています。ナビゲーション搭載で10万円を切る製品というのは、なかなかお得!性能だけでなくコストパフォーマンスにも優れる製品なんです。

コストパフォーマンスにも優れるルンバ960

高精度のカメラにより空間を認識

従来からあるバンパー部分のセンサーも駆使して障害物を認識する

高性能になりながらも本体のボタンは3つだけと、従来どおりのカンタンな使い勝手も評価された

スマホを使っての操作や、細かい設定変更も可能

ルンバのDNAは「家電」ではなく「ロボット」

 ロボット掃除機は、集じん力・状況把握能力・判断力・行動力・パワー(持久力)と、さまざまな能力が必要です。例えば、どんなにしっかりゴミを吸えても、部屋の中をくまなく走行できなくては掃除の仕上がりはわるくなります。また、的確な判断力・行動力があっても、十分なパワー(持久力)がなければ広い部屋を掃除することができません。このように、どれかひとつの能力が欠けていても、総合的な「掃除力」は高まらないものです。ルンバは、確実にこれらひとつひとつの能力を高め、ルンバ960では「最大112畳」という、家を一軒丸ごとを任せられるレベルにまで成長しています。

 これは、アイロボット社に高い技術力があることももちろんですが、世界1500万台以上の販売実績のたまものとも言えるでしょう。世界中の家を知り尽くし、膨大なデータを分析しているからこそ、さまざまな状況にも対応できる進化ができたのだと思います。

 また、アイロボット社が家電メーカーではなく、ロボットメーカーであることもひとつの要因。例えば、スケジュール機能の搭載、自動充電&自動再開、毛絡みしないロールブラシの開発、120分の長時間稼働など、ルンバの進化とともに、私たち使い手はどんどん掃除から解放されてきました。筆者は「ロボットに掃除を任せるのであれば、人が何もしなくても済むよう進化しなくてはならない」という、アイロボット社CEOのコリン・アングルの説明を聞き、ルンバは「全自動家電」ではなく、人の代わりに掃除を代行する「ロボット」だという思想が、その進化にハッキリ反映されていたのだと感じました。

絨毯やラグの段差も乗り越え、AeroForceクリーニングシステムでゴミを取り除く

ソファーの下といった低い場所も掃除。さらにゴミが多いところは往復しながらきれい

バーチャルウォールやヘイローモードで掃除して欲しくないところも指定できる

スマホアプリを使えばスケジュール管理や掃除の設定を変えることも

 アンケートにも、ルンバのたゆまぬ進化を評価する声が、とてもたくさんありました。

  • ・ロボット掃除機の先駆けで更に進化を遂げた。
  • ・誕生から10年程度でここまで高度になったことに驚き
  • ・他を寄せ付けずに進化しているその企業努力がよい
  • ・常に最新の技術を導入し日々の生活を便利にしている点を評価
  • ・常にトップの性能を送り出していることはすごい
  • ・新家電の一角として今後も発展していってほしい商品

 読者の皆さん同様に、筆者も今後のルンバの進化を期待したいと思います。

「拭き掃除」の自動化という、今までにない発想に大絶賛!

ロボット掃除機部門で3位を初受賞の「ブラーバ ジェット 240」

 一方床拭きロボットのブラーバ ジェットは、今までになかった家電であること以上に、日本のライフスタイルにマッチしていることが高く評価されています。

  • ・拭き掃除を自動で行う今までにない家電。 日本の風習にマッチした点が大きい
  • ・日本人の「裸足文化」に非常にマッチした商品だと思った
  • ・日本において板張りは「拭くモノ」であり、「拭く」を完全自動化した上、きれいに仕上げてくれる
  • ・日本特有の文化拭き掃除に対して海外のメーカーがチャレンジしている点を評価する
  • ・手間としては相当面倒な部類に入るであろう床拭きを、人の手で行うよりも効率的にできるのは素晴らしい。他社に先駆けて販売したメーカーに称賛を送りたい

部屋の隅々まで拭き掃除してくれるブラーバ

ルンバよりも小さいボディでテーブルや椅子の下の狭いすき間にも入って掃除

カーペットの上には上らずフローリングやクッションフロアを清掃

ソファーのしたや壁際のホコリを丁寧に取り除く

 まさにそのとおり! 靴を履いて生活している国のメーカーなのに、素足で生活する日本の文化を理解し的確な製品を開発したことは、本当に敬意を表したいと思います。そして、ブラーバ ジェットもルンバ同様に、性能とその効果にも高い評の声が集まっています。

  • ・掃除機だけでは吸い取れきれないゴミや、水拭きしないと取れないベタベタ感を拭き取ってくれるのがよい
  • ・毎朝綺麗な床の足触りが幸せになれるクオリティ・オブ・ライフを向上させる製品だと思う
  • ・コンパクト、かつシンプルでありながら、パッド面の振動、扇型に往復、前方を詳細に把握して噴霧した際に家具に決してかからない仕様など、よく練られていると感じた
  • ・水を噴射しながら掃除するのは画期的!! しかも、 壁には水を噴射しないなど賢い

 ブラーバ ジェットの大きな特徴は、水を撒きながら掃除すること。その姿は、なんともユニークで可愛らしいものです。しかも、前進して障害物がないかを確かめてから後退したタイミングで水を撒くため、家具やカーペットを濡らしてしまうことはありません。その賢さにびっくりします。

先端の噴射口から水を噴くことで水拭きもできるブラーバ ジェット

本体のタンクに水を補充できる

掃除機では取り除けない汚れも水拭きですっきり

進行方向に障害物があるときは水を噴かないスグレモノ

 ブラーバ ジェットには、3種類のパッドがあり、拭き方はパッドにより異なります。直進してホコリやペットの毛を取る乾拭き用が「白」。前後に動いて二度拭きする日常的な汚れの水拭き用が「オレンジ」。扇型に広がりながら同じ場所を三回拭く頑固な汚れの水拭き用が「青」となっています。使い方は、該当のパッドを装着してスタートボタンを押すだけ。誰もが簡単に使えることもブラーバ ジェットの優秀な点です。

3種類のパッドを差し替えるだけで自動でお掃除モードが選ばれる

本体のボタンは1つだけ

スマートフォンのアプリでも操作可能

掃除しないエリアを指定するバーチャルウォールモードはスタートボタンを長押し

底面の段差センサーで玄関や階段の段差も検知

 また、使い捨てパッドが標準仕様となり、汚れたクロスを洗う手間もなく、取り外しもワンボタンでできパッドに触れずに捨てられます。ルンバ同様、ロボットに掃除を任せるならとことん手間を省く設計は、アイロボットの思想がしっかり反映されていると感じます。

汚れたパッドはスイッチひとつでゴミ箱へ

 筆者も、ブラーバ ジェットを愛用していますが、その仕上がりにはとても満足しています。犬がいる我が家は、犬の鼻跡やヨダレでフローリングがすぐに汚れてしまうのですが、毎日水拭きをするほどの気力はなく……、見て見ぬ振りをしていました。しかしブラーバ ジェットが来てからは、小まめに床掃除ができるようになりました。本当に助かっています。しかし、ブラーバ ジェットの効果は、床がきれいになることだけではありません!

  • ・床掃除による腰痛から解放されました
  • ・足が悪いので床拭きは大変だったのですが、解消されました
  • ・日本の家事の中で重労働であった拭き掃除を自動化した功績は大きい

 これらの声にあるとおり「重労働からの解放」という大きな効果があるのです! 拭き掃除はしたいけれど、体がキツイ……、という人にとっては、まさに救世主だと言えるでしょう。人の代わりをしてくれるのがロボットだ、ということが実感できる読者の声です。

「ロボット掃除機がある」ということ

 ロボット掃除機を使う目的は、時短や家事の効率化だと思う人が多いでしょう。もちろん、家事をロボットに任せることで、掃除の時間が短縮できたり、他のことができる時間が増えたりする効果はあります。しかし、効果はそれだけではありません。筆者は、ロボット掃除機を使うようになり、ルンバやブラーバに少しでも多く掃除をしてもらいたいという気持ちから、床が片付くようになったのが大きな効果でした。そして、それ以上に大きな効果をもたらすのが「心の余裕」なのです! 読者の声にも

  • ・体力的にだけでなく気持ちまで軽くなるなんて魔法の家電だと思っています
  • ・掃除で拭くことも軽減されることは精神的にうれしい

 このように、気持ちにまで影響を与えてくれるのが、ロボット掃除機のスゴイところ。筆者の周りにも「掃除をしなきゃというプレッシャーから解放された」とか「足の裏にホコリが付いていて落ち込むことがなくなった」という、精神的な効果を上げる人がたくさんいます。階段の掃除はできないなど、確かに弱点はありますが、導入することで、掃除の負担だけでなく心の負担まで減るなら、使わない手はありません。読者の声にも

  • ・ライフスタイルが変わった!
  • ・生活ががらりと変わった
  • ・素晴らしい今の時代に開発者の方々に感謝します!

 という声がありました。まさに筆者も、ロボット掃除機が来たことで家事スタイルが大きく変わり、そして感謝しているひとりです。生活の送り方そのものを変えるほどの影響力がある、ロボット掃除機。家事スタイルが大きく変わることを期待して、積極的に取り入れてみて欲しいと思います。

 最後に、最も印象に残った読者の言葉を紹介します。

  • ・清潔な床と家族時間をありがとう

 ロボット掃除機を使うことでできた「余裕」が、生活にちょっとした幸せな瞬間を増やしてくれる……、まさに「ロボット掃除機がある」ことの意味は、コレなんだなぁと思いました。


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