PM2.5よりも微細なPM0.1まで除去する新製品<br>「Dyson Pure Cool<sup>TM</sup>空気清浄機付ファン」体験レポート

 ダイソンから、PM0.1までの超微小粒子を99.95%除去できる「Dyson Pure Cool™(ダイソン ピュアクール)空気清浄機付ファン」(以下、Dyson Pure Cool)が発売された。空気清浄機では、微小粒子状物質PM2.5を除去できる機種が主流だが、その1/25サイズというPM0.1までキャッチする話題の製品だ。

 小さな子どもが2人いる我が家では、“空気”に関してはやはり気になるところ。PM2.5どころか、さらに微細なPM0.1まで除去できるなら、ぜひ試してみたい!

 そんなわけで、Dyson Pure Coolとともに過ごした3カ月間で感じたことをレポートしよう。

PM2.5を除去するだけで十分?

 テレビなどのメディアで、PM2.5がさかんに取り上げられるようになったのはここ数年のことだ。PM2.5は大気中に浮遊する直径が2.5μm以下の微小粒子状物質で、有害なタバコの煙やディーゼルの排気ガスなどに含まれる。体内に取り込むと健康に大きな害をもたらす危険性があるとのことで、PM2.5に対応した空気清浄機は人気がある。

 しかし、“PM2.5対応”というだけでは安心できないというのだ。

 私たちは呼吸しながら、毎日1万リットルの空気を体内に取り入れている。PM10より大きな物質、つまり花粉などは、くしゃみや咳を通じて体外に排出されるが、PM2.5は肺胞にまで達する。小さければ小さいほど肺の深部にまで達しやすくなり、健康を害する危険性がある。そして、この影響を受けやすいのは、免疫や呼吸器の機能が未発達な子どもだというから恐ろしい。

超微小粒子PM0.1は、肺の細部やガス交換部など、肺の深部に達することがあるという

 ダイソンは、一般的に知られているPM2.5よりさらに小さいPM0.1に着目し、気管支炎やぜんそくなど呼吸器疾患の原因になりうるとされる、PM0.1レベルの物質を99.95%除去する空気清浄機付のファンを発売した。それがDyson Pure Coolだ。

 PM0.1をキャッチできる理由は、1.1m²のマイクログラスファイバーを254回も折りたたんだ円筒形の「360°グラスHEPAフィルター」を搭載しているからだ。高密度のフィルターが本体の台座に搭載されていて、全方向から効率よく取り込んだ空気を浄化する。また、顆粒状活性炭の層をフィルターと組み合わせているため、有害な塗料などの刺激臭も除去できるという。

1.1m²のマイクログラスファイバーを254回も折りたたんだ360°グラスHEPAフィルターがPM0.1の超微小粒子をとらえる

360°グラスHEPAフィルターと顆粒状活性炭の層を組み合わせたフィルター部

 そんなわけで、PM2.5よりも小さな超微小粒子状物質なんて気にしたことはなかったのだが、小さな子どもとアレルギー気味の夫がいることもあって、“PM0.1対応”のDyson Pure Coolは、とても魅力的に思えた。

夫のクシャミが激減。生活臭も、子供の汗のニオイも気にならなくなっていた

直径が約20cmなので置き場所を選ばない

 本体サイズは196×1,018mm(直径×高さ)で、お馴染みの“羽根のないファン”の台座部分に360°グラスHEPAフィルターが搭載されている。縦に長いので大きく見えるが、設置面積は小さいため、一般的なサイズの扇風機、空気清浄機を2つ置くより場所はとらない。

 試用した製品のボディカラーはホワイト/シルバーで、どんなインテリアにも合うすっきりとしたデザインだ。モダンなインテリアにも合うアイアン/サテンブルーも魅力的だったが、子どもがいるナチュラルな家具が多い我が家では、明るいカラーのホワイト/シルバーがフィットした。消費電力は最小6W、最大56Wと低い。

 風量は、リモコンを使って10段階で調整できる。スリープタイマーは15分~9時間の間で設定可能で、首振り機能のON/OFFもできる。リモコンはマグネットで本体上部に貼り付けておけるので、取りやすく、なくしにくい。また遠くからでもリモコンの有無が一目でわかる。リモコンをどこかに置いてしまう私でも、定位置に置く習慣がついた。

リモコン受光部は、風量などが表示されるLEDディスプレイ付近にある

リモコンにはマグネットが内蔵。本体上部に貼り付けておける

 電源ボタンを押すと、涼しい風が優しくフワッと出てくる。運転音は、風量を最大の10にすると少し気になるが、5~7であればテレビの音を邪魔したり、家族の会話が聞きにくくなることはない。我が家で心地いいと感じた風量は5~7であった。寝ている間に部屋の空気をキレイにしたかったので、1~2にして24時間運転することにした。

 Dyson Pure Coolを使うようになってから数日後、夫が体調の変化に気付いた。夫は花粉、ハウスダスト、一部食品などにも反応するアレルギー持ちなのだが、最近では目の充血とクシャミが減ってラクになったらしい。

 特に花粉の時期は、「ハーックション! ハーックション!」と大きなクシャミを連発するのが日常だったが、ずいぶん少なくなった。本人はつらさが軽減され、家族もクシャミの数が少なくなって静かになり助かっている。

 また、1カ月ほど使用して気付いたのが“ニオイ”だ。そういえば、これまでは、暑くなるにつれて子どもたちの汗のニオイ、旦那の足のニオイが鼻につくようになり、ドラッグストアの消臭コーナーで色々な消臭グッズをチェックしていたが、今年は気にしていないことに気付いた。

 なんとなく、こもって気になる部屋の独特なニオイも、ちゃんと吸い取ってくれている。今までは焼き魚のニオイも翌日まで残りがちだったが、風量を強めにしておくと、次の日はそれほど気にならなくなっていた。

扇風機が苦手でも大丈夫!? 自然な風が部屋に吹き抜けていく

 我が家で大好評だったのが、吹き抜けるような自然な風だ。

 我が家にもいくつか扇風機はあるものの、夫は扇風機の風が嫌いでほとんどつけていない。ところが、Dyson Pure Coolだけは別らしい。暑がりなので、5月下旬になるとエアコンをつけて過ごすのだが、一人でいるときもDyson Pure Coolだけで過ごしていてビックリ。

 「エアコンつけなくて大丈夫?」と聞いてみたところ、「ダイソンの扇風機で十分涼しいから」と風に当たっているのだ。これには本当に驚いてしまった。

 何がそんなに違うのかと言うと、普通の扇風機よりも風が優しいのだ。楕円状の大きな送風口からゆっくりと広がり、体の一部だけでなく全身に当たる。窓を開けて吹き抜けていく風のようで、不快さがないのだ。

 そのヒミツは、ダイソンが特許を取得した「Air Multiplier™(エアマルチプライアー)」テクノロジーにより、周囲の空気を巻き込みながら気流を増幅させて、スムーズな風を送り出すから。扇風機のように断片的な風が強く肌に当たる感覚はなく、子どもがいても安心して使えている。家族みんながDyson Pure Coolの存在を忘れるほど、すぐに日常に溶け込んでしまった。

Air Multiplier™ テクノロジーにより、自然な風が遠くまで届く

 特に主婦である私が助かっているのは、サーキュレーターとしての性能だ。大きな送風口から一気に空気をかき混ぜて、部屋の空気を循環してくれる。

 これまで暑い日は、エアコンをつけても対面キッチンのほうまで冷気が届かず、汗をかきながらそうめんを茹でていた。それが、エアコンの下にDyson Pure Coolを置き、キッチンの方に向けて運転させるだけで、対面キッチンのほうまで冷気が入り込んでくるため、快適に調理できるようになった。

 普通のサーキュレーターでは風量をかなり強めにして、こちらに向けて運転させなければならず、サーキュレーターとキッチンの間で過ごしている家族のことを考えるとできなかった。しかし、Dyson Pure Coolなら家族全員が快適に過ごせる。

 火を扱うキッチンの夏の暑さはツライもの。今年の夏は、暑さと一人孤独に戦っていた日々とサヨナラできそうだ。これだけ部屋の空気を循環してくれるなら、節電効果も期待できそう。

お手入れは30秒で完了! カンタン、さっと拭くだけ

 どんなにスタイリッシュな扇風機であっても、ホコリがついて汚れていては台無しだ。しかし、Dyson Pure Coolなら、羽根がないのでお手入れはとても簡単。キレイなまま使い続けることができる。

 2週間ほど毎日運転したところ、全体的にうっすらとホコリが付いていた。フィルターカバーの表面にホコリが付着したのは、空気清浄機として機能する部分なので想定内だったが、不思議だったのは円形ループの内側にもついていたこと。そこで、ダイソンに問い合わせてみた。

 ダイソンによれば、独自のAir Multiplier™ テクノロジーにより、周囲の空気を巻き込みながら増幅させて送風する仕組みのため、フィルターを通過していない製品後方の空気が円形パーツの内側を通っているらしい。つまり、円形ループの内側についたホコリは、フィルターを通過した空気から出たものではないということだ。清浄されていない空気も、徐々にキレイになっていくとのこと。

 お手入れは、布でサッと拭くだけ。我が家では、マイクロファイバーふきんを使っているが30秒ほどで終わる。一般的に扇風機は、静電気などの関係でホコリが付着しやすいため、手入れをするにも、カバーを外して、羽根の裏表を拭いて……と手間がかかっていた。

送風口の内側やフィルターカバーの表面に付いたホコリは、乾いた布などで一拭きすればキレイになる

 最近の高級扇風機は羽根の枚数が増える傾向にあって、一枚一枚羽根を拭くのが面倒だが、Dyson Pure Coolのお手入れは本当にラクだ。

とにかく風が気持ちいい! ファンとしてもサーキュレーターとしても優秀

羽根がないため、子供が近くに居ても安心

 Dyson Pure Coolは、羽根がないので、子どもが近付いてもヒヤッとすることがなかった。また、円柱状で設置面積は小さく、場所をとらないため、置き場所のスペースがなかなかとれないご家庭にもおすすめできる。

 フィルターは、スポッと外して交換するだけなのでとても簡単だ。フィルター交換の目安は、1日12時間の使用で約1年間。我が家は24時間連続使用しているので、半年ほどで交換となるが、メンテナンスがラクなのは嬉しい。

 PM0.1まで除去できるということで、空気清浄機能が注目されている同製品だが、家族が全員気に入っているのは、その心地良い風だ。大きな円形ループから出てくる風は、肌の当たりがやわらかい。しかも、体に当たるのは浄化されたキレイな風なので気分がいい。店頭でチェックする際は、少し離れた位置で、ぜひその優しい風を体感していただきたい。

(石井和美)

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