三菱化学、単体で明るさを調整できるLED電球を改良

~全光束をアップ、明るさの調整幅を拡大

 三菱化学メディアは、Verbatim(バーベイタム)ブランドから、調光器なしで明るさを調整できるLED電球2製品を、2月上旬に発売する。電球色タイプ「LDA9L-H/3SK」と昼白色タイプ「LDA9N-H/3SK」が用意され、いずれも価格はオープンプライス。市場想定価格は3,000円前後。

電球色タイプ「LDA9L-H/3SK」昼白色タイプ「LDA9N-H/3SK」

 調光器を使わずに、壁のスイッチだけで、明るさを3段階で調整できるLED電球。新モデルでは、明るさの調節段階を従来の20/60/100%から2.5/40/100%へと変更した。また、全光束も従来モデルより明るくなった。

 明るさについては、全光束が、電球色タイプで従来の550lmから730lm、昼白色タイプで550lmから810lmへとそれぞれ向上している。

 明るさの調節は壁のスイッチで行なう。明るさを40%に絞るには一度点灯し、消灯後2秒以内に再点灯する。さらに2.5%の明るさに抑えるには、再度消灯後2秒以内に点灯する。例えば40%に絞れば、外出時の防犯ランプとして、2.5%では玄関の常夜灯や就寝中の豆球代わりに使うなど、用途によって使い分けられるという。

 従来モデルでは一部非対応だった、照明のON/OFFをライトで表示する“ランプ付きスイッチ”にも対応した。

 同社では、この明るさの調節機能は、節電対策にも有効としている。例えば、LDA9N-H/3SKの場合、2.5%に絞った時の消費電力は約0.23Wで、10時間連続して点灯しても、電気代は約0.05円に抑えた。

 E26口金モデルの本体サイズは60×108mm(直径×高さ)で、重量が128g。定格消費電力は9.2W。色温度は電球色タイプが2,900K、昼光色タイプが5,500K。定格寿命は40,000時間。

【お詫びと訂正】

 初出時、「2.5%の明るさに抑えるには、消灯後3秒以内に点灯する」と記載しておりましたが、「再度消灯後2秒以内に点灯する」の間違いでした。お詫びして訂正させていただきます。






(小林 樹)

2012年2月13日 15:10