東京電力、山梨県甲府市のメガソーラー発電所を運転開始

l米倉山太陽光発電所の外観

 東京電力は、山梨県甲府市の米倉山(こめくらやま)に建設していたメガソーラー発電所「米倉山太陽光発電所」について、本日より運転を開始したと発表した。

 米倉山太陽光発電所の最大出力は10,000kWで、年間発電電力量は、一般家庭約3,400軒分の使用電力量に相当する約1,200万kWh。敷地面積が約12.5haの土地に、太陽電池モジュールが約8万枚並ぶ。年間のCO2削減効果は、一般家庭約1,000軒分の年間排出量に相当する約5,100t。山梨県が土地を提供し、東京電力が設備設置や発電所の保守・運用を行なう。

 発電所の運転開始に合わせて、敷地内に山梨県が運営するPR施設「ゆめソーラー館やまなし」も、1月28日より一般公開される。ここでは太陽光発電の普及啓発活動の推進、山梨県の環境への取り組み、次世代エネルギーに関する情報発信を行なうという。また、屋上に設置する太陽光パネルや燃料電池など、施設の電力を供給する実機も展示する。

 ゆめソーラー館やまなしの所在地は、山梨県甲府市下向山町3443-1。営業時間は9時半から16時半で、最終入館時間は16時まで。休館日は月曜日と、祝日の翌日、年末年始。

 東京電力と山梨県では、2009年に同地にメガソーラー発電所を建設することを決定、同年10月より建設を進めてきた。山梨県では運転開始に当たって、太陽光発電など再生エネルギーの導入や普及啓発などに、これまで以上に取り組むとしている。また東京電力は、同発電所の運転に万全を期しながら、電力の安定供給に努めるとしている。

同発電所の事業概要発電所とゆめソーラー館やまなしの案内図





(正藤 慶一)

2012年1月27日 13:19