電気式湯たんぽの誤使用で重大事故の恐れ、メーカーが注意を呼びかけ

~希望者には返品も受付

 株式会社イトウと株式会社ヒロ・コーポレーションは、両社が販売した電気式の湯たんぽ「エコ湯たんぽ」の一部商品について、誤使用をした場合に重大な事故につながる恐れがあると発表。ユーザーに対して、取扱説明書に従って使用することを呼びかけるとともに、希望者からの返品を受け付けている。

 「エコ湯たんぽ」は、電気式の湯たんぽ。本体内の水をヒーターで温め蓄熱することで、湯たんぽとして使用できる。

 対象となる製品は、エコ湯たんぽの「MK-11」、「ND-13」、「FR-15」のうち、2011年に製造されたもの。同社によると、取扱説明書に反して誤った使用をした場合、「身体や財産に危害を及ぼすなど、重大な事故につながる恐れがある」という。

 両社は1月7日の新聞に社告を掲載。エコ湯たんぽの使用に不安を感じるユーザーに対しては、返品を受け付けるとしており、お客様相談窓口、または製品を購入した店舗に連絡するよう呼びかけている。イトウの相談窓口の連絡先は、国民生活センターのホームページにて掲載されている。

 またイトウのホームページでは、エコ湯たんぽを蓄熱する場合の注意点として、平坦な場所で行なうこと、本体からカバーを取り外して蓄熱すること、布団や毛布などの上、または中で蓄熱しないこと、蓄熱中は必ず注意監視をすることを挙げている。

イトウのホームページにて公開されている、正しい使用例と誤った使用例






(正藤 慶一)

2012年1月11日 18:12