東北電力、新仙台火力発電所1号機の発電再開

~太平洋岸の被災発電所として初の復旧
東日本大震災による発電所の被災状況(7月時点)

 東北電力は、太平洋岸にある新仙台火力発電所1号機が、発電を再開したと発表した。12月11日19時09分に、試運転に伴う発電が開始された。新仙台火力発電所は、宮城県仙台市宮城野区にあり、出力は35万kW、重油を燃料とする。

 東北電力が所有する火力発電所は、東日本大震災により大きな被害を受け、青森県八戸市の八戸火力発電所を除き、発電を停止していた。新仙台火力発電所1号機は、復旧中の火力発電所としては初の発電再開となる。

株主向け資料に掲載された、10月末時点の復旧状況と再開予定





(伊達 浩二)

2011年12月12日 17:19