三菱、予熱の始まりと終わりを音声で知らせるIHクッキングヒーター

プレート幅75cmの「CS-G39HNWS」

 三菱電機は、予熱の始まりと終わりを音声で知らせるビルトインタイプのIHクッキングヒーター「G39HN」シリーズを、9月18日より発売する。希望小売価格はプレート幅75cmの「CS-G39HNWS」が346,500円、プレート幅60cmの「CS-G39HNS」が325,500円。いずれも工事費別の価格となる。

 IHヒーター2口、ラジエントヒーター1口のIHクッキングヒーター。同社のIHクッキングヒーターでは、専用の「グリルディッシュ」を使ってグリルでパンが焼ける機能や、コイルを3重巻きにした独自のトリプルリングコイルの外側と内側を交互に通電することで、鍋の中に対流を生み出し、鍋の中をかき混ぜながら加熱する「対流煮込み加熱」が特徴。

コイルを3重巻きにした「トリプルリングコイル」コイルの内側と外側を交互に通電させることで、鍋の中に対流を生み出す「対流煮込み加熱」

 G39HNシリーズでは、温度検知の速度や精度を高めるために鍋底の温度を直接感知する「高感度光センサー」を新たに採用した。これにより従来では確認出来なかった予熱状態も把握できるようになったため、予熱の始まりと終わりを音声で知らせる「予熱機能」を新たに搭載した。

予熱適温を音声で知らせる「予熱機能」

 そのほか、調理機能としては煮込み料理などに便利な80℃の「保温機能」、スパゲッティなどの茹でる料理に便利な「ストップウォッチ機能」、「揚げ物温度制御機能」などを搭載する。

 グリル部には、遠赤外線効果のある「炭コーティング」を施している。また、使いやすさに考慮して、グリルを引き出した時にドアが下がって出し入れがしやすい「プルダウン&レール方式」を採用している。

 安全機能としてはロックキーを6秒間押し続けると全てのヒーターが使えないようになる「チャイルドロック機能」、トッププレートやグリルドアが60℃以上になっている時に上面と全面のランプが点灯する「高温注意ランプ機能」などが搭載されている。

 プレート幅75cmの「CS-G39HNWS」の本体サイズは、748×554×236mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約26kg。最大消費電力は5.8kW。左右のIHヒーターの消費電力は、3.0kW。中央のラジエントヒーターは1.2kW。グリル部は2.0kW。グリルの庫内寸法は363×296×115mm(同)。





(阿部 夏子)

2009年7月28日 13:47