LGのドラム式洗濯乾燥機で火災事故3件、無償交換へ

 LG(LG Electronics Japan)は、同社が輸入、販売したドラム式洗濯乾燥機について、発煙・発火の恐れがあると発表。対象製品を回収し、対策済みの製品と無償で交換すると発表した。

 対象となる機種は、同社が2008年1月から2009年2月にかけて製造し、2009年4月まで販売していた洗濯乾燥機「WD-E52SP」と「WD-E52WP」。対象台数はWD-E52SPが1,457台、WD-E52WPが3,144台の、合計4,601台。このうち一部の製品において、配線の接続端子部分に接触不良を引き起こす部品が混入しており、運転中の振動により端子部に大きな電気抵抗がかかった際に発熱するケースがあるという。実際に、2009年にはこれが原因となる火災事故が3件発生している。なお、いずれの事故も人的被害はない。

 同社では今後も同様の事故が発生する恐れがあることから、対象製品を無償で回収し、対策済みの製品と交換する。ユーザーに対して、製品の使用を中止し、フリーダイヤルに連絡するよう呼びかけている。

WD-E52SP(左)とWD-E52WP(右)


(正藤 慶一)

2009年7月21日 17:47