エコリカ、拡散光で広範囲を照らす30WタイプのLED電球

~価格は約半分の3千円台に値下げ


 文具・紙製品、オフィス用品に関するアジア最大の展示会「第20回 国際文具・紙製品展 ISOT」が、7月8日、東京ビッグサイトで開幕した。会期は10日までの3日間。入場料は3,000円だが、事前登録で無料になる。


エコリカのハイパワーLED電球。左が電球色の「ECL-HPL40P30WH」、右が白色の「ECL-HPL40P30WWH」
 エコリカのブースでは、同社が6月に発売した30WタイプのLED電球「ハイパワーLED電球 ECL-HPL40P30W」など、LED電球のラインナップを展示した。

  「ECL-HPL40P30W」は一般的な電球ソケットのE26口金に取り付けられるLEDライト。白熱電球30Wタイプに相当する明るさを備える一方で、消費電力は約1/9となる3.5Wと省電力な点が特徴。また、寿命も40,000時間と長くなっている。


 また、配光角度が180度と、広範囲を照らせる点が特徴。LEDは直線的な光を放つため、広く照射するのは難しいが、本製品では「プリズムカバー」というカバーを採用することで、光を拡散させている。

 本体サイズは60×107mm(直径×高さ)。重量は170g。光色は白色と電球色の2種類が用意される。

従来は7千円だったが、7月より3千円台へと値下げ

 価格は3,780円。同社はもともと7,200円で販売してきたが、シャープと東芝が3千円台のLED電球を7月に発売することから、7月1日より約半額に値下げをしたという。

 これにともない、従来から発売している製品も値下げされ、消費電力が3Wで配光角度が180度の「超低消費電力LED電球 ECL-ELBF60WH(白色)」「ECL-ELBF40WWH(電球色)」、および照射角度40度のスポット光を放つ「ECL-HPL40WH(白色)」「ECL-HPL40WWH(電球色)」は、7,200円から3,980円に値下きされた。

「超低消費電力LED電球」の電球色(左)と白色(右)。白色タイプは60Wクラスの明るさながら、消費電力は3Wと少ないスポット光を放つ「ECL-HPL40WWH(電球色)」と「ECL-HPL40WH(白色)」も、3千円台に値下げされた

 このほか参考出品として、E11口金に取り付けるコンパクトなスポット光用LED電球「ECL-HPLE1160W」や、E26口金用のビーム光タイプのLED電球「ECL-HPLB80W」、企業向けのダウンライト・スポットライトのLEDが展示されていた。いずれも発売日、価格は未定となっている。

 エコリカのLED電球は、ヨドバシカメラやビックカメラなど、一部の家電量販店で取り扱われている。

 

参考出品のLED電球。右はE26口金に取り付けるビーム光タイプ、左はE11口金に取り付ける小型のスポット光タイプ埋め込み型のダウンライト・スポットライトも、参考出品として公開された
 
エコリカでは蛍光灯タイプのLEDも取り扱っている。グロースターターとラピッドスターター形の両方に使用できるエコリカといえばインクジェットプリンタのカートリッジとしても有名だ


(正藤 慶一)

2009年7月8日 15:24