アイリスオーヤマ、3千円台からの40/60WタイプのLED電球

 アイリスオーヤマは、E26口金で使用できるLED電球「エコルクス」を、8月5日に発売する。60Wと40W相当の2タイプで展開され、それぞれに電球色相当、白色相当の2色が用意される。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3,980円から。

エコルクス 60W相当 電球色60W相当 白色40W相当の電球色(左)と白色(右)

型番LED-4L261LED-4N261LED-6L261LED-6N261
光色電球色相当白色相当電球色相当白色相当
明るさ40W相当60W相当
消費電力3.5W6W
寿命40,000時間


 一般的な家庭で使用される、E26口金のソケットに接続できるLED電球。白熱電球よりも省エネ性能が高い点が特徴で、白熱電球60Wタイプとエコルクス60W相当を比べると、消費電力は60Wから6W、1日10時間使用した場合の年間電気代は約4,810円から約480円と、約1/10の省エネになるという。また、寿命は白熱電球の約40倍となる40,000時間となる。

エコルクスの省エネ性能を表わしたグラフ。白熱電球の約1/10の省エネ効果が得られるという

 さらに、電球形蛍光灯と比べた場合、点灯スピードが早いためすぐに明るくなる特徴がある。そのため、玄関やトイレに向くという。

 アイリスオーヤマはエコルクスを発売する経緯について、白熱電球の代替としてLED照明に注目が集まっているものの、まだ家庭では白熱電球が多く使われ、浸透されていないことから、LED照明器具へ参入することを決めたとしている。今後もLED電球のラインナップを増やしていく予定だという。

 LED電球は実売価格は8千円以上と、白熱電球や電球型蛍光灯よりも高価な点が普及のネックとなっているが、6月11日にはシャープが実売3千円台から買えるLED電球を発表。今回のエコルクスも実売価格は3,980円からと、低価格化への動きが進んでいる。


(正藤 慶一)

2009年6月18日 12:51