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ダイキン、エアコンのリサイクル料金を1,575円に値下げ

ダイキン工業のエアコン

 ダイキン工業は、家庭用エアコンのリサイクル料金を4月1日より1,575円に値下げすると発表した。

 エアコンを廃棄する際は、家電リサイクル法に基づき、ユーザーがリサイクル料金を払う必要があるが、ダイキン工業では現行の2,100円から1,575円へと改定する。その理由として、リサイクルプラントでの処理の効率化や、金属資源の価格の安定などによって、収支が改善したことが挙げられるという。

 同社によると、ユーザーが負担するリサイクル料金は、法令施行直後の2001年の3,675円から、数年おきに525円ずつ下がってきている。なおパナソニックも、4月1日よりエアコンのリサイクル料金を1,575円に値下げすると発表している。

 業界全体では、2011年度のエアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の4品目の再商品化の処理台数は計約1,957万台となった。うち同社のエアコンの処理台数は21.1万台で、再商品化率は86%にのぼるという。86%の内訳は、鉄が40%、銅が8%、アルミ7%、非鉄・鉄混合物が35%、そのほか有価物が10%。残り14%は産業廃棄物。

小林 樹