システムトークス、携帯電話が70台充電できるポータブル電源「スゴイバッテリー」

~容量は75,000mAh。重さはノートパソコン並みの2.5kg

 システムトークスは、携帯電話が70台充電できる大容量バッテリーを搭載したポータブル電源「スゴイバッテリー・モバイル Li(リチウム)タイプ」を、11月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円台。

 容量が75,000mAhのリチウムポリマー電池を内蔵した、充電式のポータブル電源。携帯電話が70台充電できる大容量ながら、重さはノートパソコン並みの2.5kgとなっており、携帯性に優れているという。

スゴイバッテリー・モバイルの本体重量はノートパソコン並みの2.5kgで、持ち運びやすいという
5VのUSBコネクタ2口、DC12VのMiniDINポート2口、シガーライターソケット1口。インバーターを取り付けることで、AC100Vの機器も使用できる

 出力として、5VのUSBコネクタを2口、LEDライトなどが接続できるDC12VのMiniDINポートを2口、車用の機器がそのまま使用できるシガーライターソケットを1口備える。また、シガーライターソケットに別売りのAC100V変換インバーターを取り付けることで、AC100Vも使用できる。

 内蔵バッテリーの充電には、付属のACアダプターや、車などの外部DC12V入力を使用する。また、ソーラーパネルからのDC入力にも対応する。

 また、本体には持ちやすいように設計されたキャリングハンドルが用意されている。

 想定される用途は、アウトドアでの電源、屋外でのLED照明、イベントでのアンプやスピーカーの使用、工事現場の表示など。一般的用途から業務用途まで広くカバーでき、災害時の備えとしても使えるという。

 本体サイズは235×26×250mm(幅×奥行き×高さ)。バッテリー容量はDC11.1V/25Ah(3.7V換算で75,000mAh)。最大出力はUSBとMiniDINポートが2A、シガーライターソケットが20A。動作時間の目安は、LED電球が22時間、冷蔵庫が7.8時間。使用温度範囲はマイナス15℃~50℃。ACアダプター、12V出力ケーブルがそれぞれ1本ずつ付属する。これにカー充電ケーブルとモバイル充電アダプターセットが付いた「DXバージョン」も用意される。

 
 このほか、電源に鉛蓄電池を採用した「スゴイバッテリー・モバイル 鉛タイプ」も、11月中旬に発売する。本体サイズや出力など基本的な仕様はリチウムタイプと同じだが、重量が2.1kgで、バッテリーに鉛電池を採用している点が異なる。バッテリー容量はDC12V/4Ah(3.7V換算で12,900mAh)。動作の目安は、携帯電話が10台、LED電球が3.5時間、冷蔵庫が1.2時間。

 価格はオープンプライスで、店頭予想価格は9千円台。リチウムタイプと同様、DXバージョンも用意される。

 システムトークスによると、これまで長時間使える電源には携帯型発電機を使用することが一般的だったが、発火の危険やニオイ、騒音、油汚れなど、手軽とは言い難かったという。しかしスゴイバッテリーは、それらの欠点がまったくなく、誰でも簡単に使用できるとしている。

スゴイバッテリーの出力イメージ図
使用できる機器と使用時間の目安





(正藤 慶一)

2012年11月7日 00:00