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パナソニック、切創に強いタフなタングステンの手袋。洗濯もOK

タングステン耐切創手袋 手のひらゴムコート無し

パナソニックは、高強度金属のタングステンを採用した耐切創手袋「タングステン耐切創手袋」8モデルを、10月21日に発売する。ラインナップは「手のひらゴムコート無し」と「手のひらゴムコート有り」の2種類(S/M/L/LLサイズ)。価格はオープンプライス。直販サイトでの価格は順に1,821円、2,000円。工事などプロユース以外に、家庭の防災やDIYなどの利用も想定している。

タングステン耐切創手袋 手のひらゴムコート有り

同社によれば、タングステンは一般的なステンレス(SUS304)と比べて3倍以上硬く、変形しにくいという希少金属。弾性率は一般的に鉄系材料の約2倍大きく、同じ応力下で変形が小さくなる特徴を持つ。

【訂正】タングステンの特徴について、パナソニックのWebサイトの記述変更に合わせて訂正しました(7月1日)

今回は、ランプのフィラメントやコイルの製造など、照明事業で培ってきた「タングステン細線化技術」を、手袋に応用展開した。

ランプのフィラメントなどに使うタングステンを、手袋に応用

最高レベルの「耐切創性」と、薄くてやわらかい「快適な作業性」を両立し、洗濯や紫外線にも強く毛羽立ちにくい「耐久性」にも優れているという。さらに「手のひらゴムコート有り」は、耐油性や耐摩耗性、引き裂き強度に優れた、ニトリルゴムによる高いグリップ性も備える。

なお、欧州規格 EN388:2016(ISO13997)基準での耐切創レベルは、「手のひらゴムコート有り」がレベルF、無しが「E」。

労働安全規制が厳格化されるなか、工事や製造現場でのプロユースに適している。また、一般家庭でも、災害時の備えや日常のガーデニングやDIY、アウトドアのレジャーなどにおすすめだという。

高い耐切創レベルを誇る
同製品の優位点

「タングステン耐切創手袋 手のひらゴムコート無し」の型番は、WKTG0SH1AX(Sサイズ)、WKTG0MH1AX(Mサイズ)、WKTG0LH1AX(Lサイズ)、WKTG0XH1AX(LLサイズ)。「タングステン耐切創手袋 手のひらゴムコート有り」は、WKTG1SH1AX(Sサイズ)、WKTG1MH1AX(Mサイズ)、WKTG1LH1AX(Lサイズ)、WKTG1XH1AX(LLサイズ)。

「タングステン耐切創手袋 手のひらゴムコート無し」のラインナップ
「タングステン耐切創手袋 手のひらゴムコート有り」のラインナップ