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イケア、アルカリ電池の販売を7月末までに終了

イケアの充電池「LADDA/ラッダ」

イケア・ジャパンは、全国のイケア店舗やIKEAオンラインストアにおいて、充電しない使い捨てアルカリ電池の販売を2021年7月末までに終了すると発表した。より環境負荷の少ない充電式電池の販売へ切り替える。

アルカリ電池の販売終了は、廃棄物の削減など環境に配慮したもの。電池を頻繁に使用する人に対しては「LADDA/ラッダ 充電式電池」などの充電池を販売することで、温室効果ガス排出量削減に貢献し、長期的にみた時の節約やゴミの削減に貢献するとしている。日本だけでなく世界でも同様に展開し、使い捨てアルカリ電池の販売を2021年10月末までに終了する目標を立てている。

推計によると、イケアが2019年度に世界で販売した使い捨てアルカリ電池約3億本を、LADDA/ラッダなどの充電池に切り替えた場合、50回充電するだけで、廃棄物を年間5,000t削減できる試算になるという。

LADDA/ラッダは製品によって最大500回または1,000回まで充電可能。同製品を10回充電した場合、同じエネルギー量のアルカリ電池を使用した場合よりも、温室効果ガスの排出量が少なくなる。さらに、充電池を約50回充電した場合の全体的な環境負荷は、アルカリ電池を使用した場合と同等またはそれより低くなるという。

また、7月1日には充電池LADDA/ラッダシリーズの新商品を発売。充電池のラインナップを拡充。単四形4個の価格は399円で、容量は750mAh、最大1,000回充電可能。単三形4個は、容量1,900mAhが499円で、最大1,000回充電。容量2,400mAhは799円で、最大500回充電。

左から単四形の容量750mAh、単三形の容量1,900mAh、単三形の容量2,400mAh

なお、小型のボタン型電池については、イケアが販売している一部製品で必要なため「PLATTBOJ/プラットボイ リチウム電池」の販売を続ける。