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換気のタイミングをLEDで知らせるCO2測定器。老舗水平器メーカーが開発

換気やるゾウ

アカツキ製作所は、室内のCO2濃度を測定する「換気やるゾウ KYZ-135」を1月8日に発売した。価格は9,800円(税別)。

同社は1919年の創業以来、101年に渡り水平器を手掛けているメーカー。熟練した技術者による素材の加工から組み立てまで一貫した生産体制を強みとしている。

新製品の測定器は、内蔵センサーで本体周辺のCO2濃度を測れるもの。本体のLEDが3色に変化し、換気のタイミングを知らせる。

コンセント給電式で、目線の高さに本体を設置してCO2濃度を測定する。CO2濃度が正常な場合は緑、注意がいる場合はオレンジ、換気が必要な場合は赤色に点灯する。

換気を促す赤色のLEDは、測定を開始してから20分間に測定した基準値から濃度が変化すると点灯する。基準値から赤色LEDが点灯する濃度までの幅(閾値)は100~900ppmの間で任意に設定できる。空間の広さや人数に応じて、換気のタイミングを調整することが可能となる。

CO2濃度の安定的な測定には、内部へ安定的に空気を送り込む仕掛けが必要だが、同製品では機器内に空気循環用のファンを使用しない「ファンレス設計」を採用。水平器を生産している同社独自の設計で、電力の省エネルギー化と静音化にもつながっているという。

本体サイズは135×76×27mm(幅×奥行き×高さ)。