やじうまミニレビュー

嘘がバレる? 心の動揺をランプで表示する「ココロスキャナー」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
タカラトミー「ココロスキャナー」

 パーティーや忘年会で「何か盛り上がるネタはないか」とお悩みの幹事さんに、ぜひご紹介したい製品がある。心の動揺をランプの色で表示する「ココロスキャナー」だ。

メーカー名タカラトミー
製品名ココロスキャナー
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,963円

 セット内容はヘッドバンドと本体。本体にはセンサーがあり、頭に装着することで額から脈拍を読み取り、動揺に応じてランプの色が変化する。

 赤のときは「動揺している」、黄色は「迷いが生じている」、緑が「平常心」だ。

本体には電池(ボタン電池)が入った状態なので、すぐに遊べる
白い部分が「ドキドキランプ」。ここが光る
センサー部分
ドキドキ質問カード

 装着し、スイッチを入れるとスキャンが始まり、その人の正常時の状態を記憶する。スキャンが完了して緑色のランプが点滅したら準備完了だ。

 約20秒でオートスリープになるが、強制的に電源を切りたい場合は、スイッチを約3秒間長押しするとオフになる。電源はLR44ボタン電池2個で、交換することも可能だ。

旦那編

 旦那にやってみた。「今日、ごはんは食べた?」「仕事は捗った?」という質問に対しては、ドキドキランプは緑。ごはんもしっかり食べ、仕事もちゃんとしたようだ。

 最後に“ドキドキ質問カード”を使って、こんな質問をしてみた。

 「実は、私に言えない秘密がある?」

 「ないです。全然ないです」と言いながら、ドキドキランプは真っ赤になっている。

色々質問をしてみた。余裕の緑だ
質問したとたん、ドキドキランプが赤

 ココロスキャナーを装着している本人だけが、結果を見ることができない。旦那はドキドキランプが赤くなっていることに気がついておらず、平然としていておもしろかった。「赤くなってますけど」と言ったら、ものすごく慌てていた。

 旦那に関しては言えば、割と正確だったようだ。しかし、夫婦間でこのように使ってはいけない気がする。なんとなくギスギスするのでおすすめしない。

子供編

対象年齢は6才から。子供にもちゃんと装着できる

 10才の娘がやりたいというので、装着させてみた。ヘッドバンドは調整できるので、娘の小さな頭にもちゃんと固定することができた。

 子供はこれをつけた時点でかなりドキドキするらしく、なかなか緑にならない。

 「じゃあ質問するね」と言っただけで、動揺して黄色になる。質問しても、娘はほとんどが黄色、あとは赤だった。

「お父さんのこと、好き?」という質問に、「好き」と答えたが、ランプは激しく赤

 「お父さんのこと、好き?」

 「好き」と答えたが、ランプは激しく赤。

 娘は、「え-! 赤になったの?」と結果を聞いて驚いていた。旦那と娘は土日のたびに遊びにいくほど仲良しなので、当然緑になると思っていたとのこと。

 子供は、すぐに動揺して脈が速くなってしまうせいか、めまぐるしく色が変わる。残念ながら、娘の場合は、ほとんど当たらなかった。そんなわけで、対象年齢6才以上だが、子供にはあまり向いてないように感じた。

 一番最適なのは、大人数の宴会でネタグッズとして使うこと。これを複数用意しておけば、盛り上がりそうだ。

あくまでもネタとして楽しんで!

外すと、おでこにクッキリとセンサーの跡がついている

 一つ気になったのは、ココロスキャナー本体が額にギュッと押されるため、センサーの跡がついてしまうこと。お化粧をバッチリ決めて宴会やコンパなどに臨んでいる女性にとって、これはちょっと嫌かもしれない。もう少し、肌にあたる部分はソフトにしてほしいところだ。

 ココロスキャナーの結果は、当たることもあれば、外れることもある。別にやましいことはないのに、ココロスキャナーをつけていると落ちつかず、ドキッとして赤くなってしまうこともあった。あまり本気にならず、あくまでもネタとして楽しんでいただきたい。

石井 和美