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やじうまミニレビュー

ideaco「BOTTLE CAP LAMP」

〜ミネラルウォーターに合うペットボトル用LEDキャップ
by 伊達 浩二


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


LEDを使った遊びごころのある製品

ideaco「BOTTLE CAP LAMP」

 東日本大震災以来、LEDは注目の的だ。LED電球はたくさん売れているし、直管形LEDもオフィスの節電対策の切り札として、急にニュースに登場するようになった。

 また、震災直後はLED懐中電灯が品不足になり、まったく手に入らなくなったのも記憶に新しい。東京電力管内では計画停電の影響もあって、懐中電灯やランタンが、本当に払底してしまったのだ。

 この夏は、節電が大きな生活のテーマになっている。そして、あまり考えたくないことだが、万が一、節電がうまくできないときは、大規模停電を避けるための計画停電が予定されている。

 我が家では、LED電球で節電にはげみ、LED懐中電灯を家族全員の枕元に用意してある。

 しかし、震災前のことを思えば、LEDは実用品というよりは、実験のできる新しい素材として注目されていた。最近は、どうもそのことが忘れられがちなのは、ちょっとさみしい。

 というわけで、今回は、ちょっと楽しいLEDグッズとして、イデアの「BOTTLE CAP LAMP(ボトルキャップランプ)」を紹介しよう。大阪のデザイン会社イデアのオリジナルブランド「ideaco」の製品だ。この製品は、ideaco & PUNTOIT DESIGNのジョイントによるもの。PUNTOIT DESIGNはイタリア在住の日本人ユニットだそうだ。


メーカー ideaco
製品名 BOTTLE CAP LAMP
希望小売価格 オープンプライス
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 1,197円

 BOTTLE CAP LAMPの本体とLEDは同色で、ホワイト/レッド/ブルーの3色が用意されている。今回は3色とも購入してみた。なお店舗によっては、在庫が少なくなっているようで、売り切れているところもあった。

 BOTTLE CAP LAMPは、簡単に言うと、ペットボトルのキャップ部分にLEDを仕込んだものだ。LEDは下向きになっており、ペットボトルに入っている液体に反射して周囲を照らす。ペットボトルの外側の形によって、反射する光の形が異なる。

パッケージにはアウトドア、パーティ、コンサートにと書かれている 背面の注意は日本語。28mm対応であることは、もっと大きく書いた方が良いと思う カラーバリエーションは3色
こんな感じで、本体をひねるとLEDが点灯する LEDはキャップの中に仕込まれている LEDは本体色と同じ3色。白、青、赤の順で明るい

 同様の製品は以前からあるが、この製品の特徴は3つある。1つはデザインが良いこと、2つめはある程度の防水性があること、最後に国内の一般的なペットボトルには使えないことだ。

 デザインについては、写真を見てもらえばわかるが、ちゃんとした「製品」の形になっている。同様の製品が、LEDとスイッチをキャップにくっつけてみましたというだけなのに対し、ゆるやかなカーブによる本体は構造と機能がうまく結びついている。ダイニングテーブルの隅に転がっていても邪魔にならない製品だ。

 2つめの防水性は、制限付きだ。この製品の本体はポリプロピレン製で、キャップの部分とフックの部分に分かれている。2つの部品にはネジが切られていて、フックをひねってネジが締まると、LEDが点灯する。つまり、LEDが点いているときは、ネジが完全に締まっている状態なので、電池などが入っている部分に水が入らない。雨も大丈夫だし、水中でも良いらしい。

 最後にペットボトルの口径だ。今回の震災で製造のネックになったことがあって、広く知られるようになったが、ペットボトルのキャップは、色や形、大きさの種類がとても多い。今後は、25mmの白色に統一される見込みだ。しかし、この製品は、28mmの口径にしか対応していない。本体パッケージには、代表的な対応例としてvolvic/evian/contrex/vittelが挙げられている。つまり海外ブランドのミネラルウォーターだ。たぶん、デザイナーが海外在住なので、これらの製品に合わせてデザインを作ったのかもしれない。

ペットボトルごとの差がでて面白い

 というわけで、いろいろなペットボトル(ただし、海外ミネラルウォーター)を買ってきて、試して見た。

 いろいろなボトルに、3色のキャップを順番にはめて試して見る。ちなみに、キャップ自体が光るのではなく、ボトルに反射した光が周囲に散らばる。ボトル自体がクリスタルに光る感じだ。

白はかなり明るく、LEDライトとしても使えるぐらいだ 光るのはキャップの部分だけで、上の電池の部分は光らない 電池交換は、キャップをゆるめて行なう
電池はLR41が3個。電池を入れる部分がネジになっているので、しっかり閉めると防水状態になる 上から時計回りに白、青、赤 ペットボトルの底からは、雪の結晶のような模様が出る

 海外製のボトルはシンプルなデザインが多いので、単調にならないかと思ったが、結構、ボトルごとの差が出て面白い。LEDは、すごく明るいというわけではなく、周囲をぼんやりと照らす程度で、メインの灯りと考えるには無理がある。補助照明と考えた方が良いだろう。

Contrex Volvic(大)の点灯例 Volvic(小)の点灯例
evian(大)の点灯例 evian(小)の点灯例 サントリー天然水の点灯例
ペットボトルの微妙なカーブが面白い光になる 白/青/赤の点灯例
contrexは本体が面白い 見る角度を変えると光が変わる。Volvicは周囲の光が面白い

 明るさだけならば、ホワイトが一番だが、クリアな印象でブルーがお勧めだ。レッドは非日常的な感じだが、ちょっと暗く感じる。

 ちなみに、LEDの電源はLR41ボタン電池が3個で、点灯時間は4時間だ。アウトドアで、一晩持ち歩くには、ちょっと時間が足りない。

デスクトップで補助光として使った例。マウスのありかぐらいは分かる

 アウトドアで使うなら、夕食時に各自にこのキャップをはめたミネラルウォーターを配ってみるのはどうだろう。周囲が暗い状況で、それぞれの席から、LEDの灯りがついているというは面白い光景だ。また、そういう使い方だと、たき火の時のように顔が下から照らされる形になって、見慣れない顔になる。それもまた楽しい。

 照明を落とした部屋で、男性にはブルーを、女性にはレッドのキャップを点けたミネラルウォーターを配って、アルコールレスの合コンなんかやると面白いんじゃないかとか、想像を広げてくれる余地がある。

 自宅でも、部屋の明かりを消して、このLEDキャップだけで食事をしてみると良い。節電にもなるし、いつもと同じ部屋と食事でも、まったく違った印象になるだろうう。キャンプごっこみたいで子供にもウケると思う。また、すぐ人のものを取ってしまう慌て者の子が席上に居ても、みんなのLEDキャップの色を変えておけば、自分のものと人のものを間違えないだろう。いや、そういう子は、色なんか見ずに、そのまま飲んでしまうか……。

 あと、防水性を生かして、バスルームに持ち込むのも楽しいだろう。浴槽に落としてしまっても安心なのが良い。その場合は、お風呂場に入る前に、LEDを点灯させて、ちゃんと防水の状態にしておくこと。忘れると、ボタン電池の部分に水が入ってしまい故障の原因となる。

バスルームで使った例。水面に反射している 防水なので、点灯した状態であれば水をかけても大丈夫だ

 なお、キャップの口径が28mmで、この製品に対応するペットボトルは、メーカーが書いているもの以外では、サントリーの天然水があった。一方、クリスタルガイザーは、海外ブランドのミネラルウォーターなのに、25mmなので合わない。いや、君のせいじゃなくて、たぶんデザイナーがわがままなんだよガイザーくん、と言ってあげたい。

今回試したミネラルウォーター クリスタルガイザーは、海外ブランドのミネラルウォーターだが、キャップの口径は25mmなので注意 左が28mm、右が25mmのキャップ

 というわけで、必需品ではないし、制約のある製品ではあるけれど、遊びのネタとして面白いと思う。人によって、ウケ具合は異なるだろうが、いろいろ試してみる余地のある製品だ。




2011年 6月 6日   00:00