やじうまミニレビュー

イエロースタジオ「デリ カップ付ランチボックスセット 540ml」

~あったかいスープから食後の一杯まで味わえるお弁当箱
by 小林 樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


イエロースタジオ 「デリ カップ付ランチボックスセット 540ml」

 社会人になって、自分でお弁当を用意する機会が増えた。前日の余ったおかずも活かせるし、節約にもなる。栄養バランスも自分で管理できて、一石二鳥だ。最近ではレンジでそのままチンできるお弁当箱も多く、あったかいごはんとおかずをすぐに味わえる。

 とはいえ、長年のコンビニ&外食漬けの体には、自分で作ったご飯が物足りなく感じることがある。理由の一つとしては、献立の品数の差によるところが大きい。ランチで外食すると、和食だったら野菜、汁物、白飯、そして主菜に副菜、たまに漬物がでてくる。洋食だったら、サラダにスープ、パンかライスにメイン、付け合わせ、食後にコーヒーが付いてくるところもある。いつもこんなにフルコースであるとは限らないが、少なくとも一汁三菜か、それに近い品数がでてくるはずだ。

 では、自前のお弁当で、あの満足感を再現するにはどうしたら良いのだろうか。今回紹介するのは、食事の始めに飲むスープから、食後のコーヒーまで一通り味わえるお弁当箱だ。

 


メーカーイエロースタジオ
製品名デリ カップ付ランチボックスセット 540ml
希望小売価格デリ カップ付ランチボックスセット
購入場所楽天市場
購入価格1,890円

 「デリ カップ付ランチボックスセット 540ml」は、よくある二段式の弁当箱ではあるが、フタの部分を外してカップとして使える点が特徴だ。上から見るとドーム状の丸い形をしており、サイズは106×128×113mm(幅×奥行き×高さ)。

ベルトで留めるタイプ。ベルトの裏には滑り止めが付いている外装裏には中フタ以外は電子レンジや食洗機が使えると書かれている
下段の本体にはキラキラしたラメが入っているセット一式。右上から時計回りに、上段と中フタ、下段、カップ、バンド

 さっそくお弁当を詰めてみた。容量は540mlで、上段が215ml、下段が325ml。上段の直径が約9cm、下段が約10cmといったところだ。はじめに上段におかずを詰めたら、すぐに埋まってしまった。私はおかず重視派なので、上段にご飯、下段におかずにチェンジしてみた。

 この日は和食だったので、スーパーで買ったインスタント味噌汁をカップに入れ、会社の給湯器でお湯を注いだ。カップの容量は満タンの状態で365mlで、内側の150mlの部分にラインが入っており、自分がどれだけ注いだかの目安になる。

和食には味噌汁が合うワカメの味噌汁を選んだ

 見た感じ、ちょっと量が少ないかな、と思われるかもしれない。でも、先に味噌汁を飲んでいるから、結構お腹いっぱいになるのである。一般的な女性の食事量としては、十分ではないだろうか。寒い季節には体もあったまるし、健康志向の人には心強い味方になるのではないかと思う。

 今度は、粉末のかぼちゃポタージュスープを選んだ。スープをほっこり飲んでる間に、弁当をレンジで温められるのが嬉しい。別の日には、バジルと塩を軽く効かせて茹でたパスタをおかずに詰め、スープに入れたところ、スープパスタになっておいしかった。

洋食っぽい日にはスープを選んだご飯の代わりにパスタの日もあるスープにいれれば即席スープパスタの完成だ

 食後にさっと水でゆすげば、食後のコーヒーや紅茶も味わえる。デスクにいながら、ほっとしたひと時を過ごせる。

食後に、甘いものとコーヒーを一杯食後にミルクティー。リラックスタイムになる

 カップは丸みを帯びてツルっとした質感なので、タンブラーやマグカップなどに比べて洗うのが楽だ。カップだけでも便利に使えるので、私は普段から会社に置いて、生姜湯を注いだりして使っている。

 あまり食欲のない日の昼ご飯には、サラダとスープだけでも十分だった。以前紹介したサラダ用の弁当箱「フルール サラダシェイクランチ」とこのカップとの組み合わせは、抜群だった。買ってきたパンと併せれば、とてもヘルシーで満足感のある昼食になるのだ。

 もっと食欲がなく、手間も掛けたくない日には、上段にシリアルだけ詰めて、買ってきた豆乳と一緒にカップにあけて食べた。こんな手抜き食にも対応してくれるとは思わなかった。ほかにもおかゆなどで試してみたい。

サラダとスープランチ。これにパンも合うシリアルと豆乳。究極の手抜きにも対応できる

 食べ終わった後は、下段に上段を納めてコンパクトに持ち帰られるようになっているのも助かる。畳んだときの厚みは5cm弱で、バッグの中で横にするとすんなり納まる程度だ。

下段に上段を納められる厚さは約5cm。とてもコンパクトにおさまる

 ただ、この弁当箱は底が丸いので、会社に持ってくる際にいつものバッグに入れるには大きい。私は専用のランチバッグに入れて持ってきているが、ビジネスバッグだとかさばるだろう。

 職場での昼食でも、温かい飲み物でほっと一息つけば、午後からの一日も頑張れる気がする。 今は様々な形や用途の弁当箱が出ているから、その日の荷物の量によって、弁当箱を選んでも良いかもしれない。バランスの採れた食事をしたい時、スープであったまりたい時には、このお弁当箱を選んでみるといいだろう。



2010年 11月 29日   00:00