やじうまミニレビュー

バンプレスト「踏み切り目覚まし」

~踏み切りの警報で容赦なく起こしてくれる目覚まし
by 林 佑樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


バンプレスト「踏み切り目覚まし」

 今回紹介するのは、独特な形状と本物そっくりな音が楽しい、バンプレストの「踏み切り目覚まし」だ。


メーカーバンプレスト
製品名踏み切り目覚まし
価格2,625円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格2,080円

 見た目は踏み切りそのもの。遮断機はないものの、警告ランプや接近する車両の進行方向を示す矢印はクリアパーツで構成されていたり、細部にもこだわっているのがわかる。

 サイズは、105×200×約65mm(幅×高さ×奥行き)で、普通の目覚まし時計に比べると背は高め。だが、底面の面積はそれほど大きくないため、机の上やベッドの端などちょっとしたスペースでも置ける。対象年齢は15歳以上となっているが、それ以下のお子さんが触れても大丈夫なように、鋭角な部分はすべて角が丸く処理されている。電源は単三電池2本で、約半年間の使用が可能だ。

ビジュアルはよく見る踏み切りそのもの。残念ながら遮断機はない机に置いてみたところ。設置面積は少なくて済むので、置き場所に困ることはないだろう

 アラームとしての機能を見てみよう。「踏み切り目覚まし」という名前からも想像がつくように、設定時刻になると、「カーンカーンカーン」という、おなじみの踏み切りサウンドが鳴り響く。使い勝手で気になるのは、時計パネルが小さく時間を確認しずらい点と、アラーム変更などの操作が少々面倒なところだ。

 操作ボタンはMODEとALARM、SETの3つしかなく、頻繁にアラーム時間を変更するのに手間がかかる。アラーム時間を毎日のように変更する人よりは、決まった時間に家を出る人向けだろう。

時計としての機能はおまけ程度。サッと時刻を確認するのは難しい位置に液晶パネルがある乾電池は底面中央にあり、電源だけでなく、バランスを取る役目も兼ねているアラームを止める緊急停止ボタンは、指先ほどのサイズで押しやすい。また赤色なので、寝ぼけ眼でも見つけやすいようだ

 本体には、目覚まし時計の定番機能でもあるスヌーズ機能が搭載されている。スヌーズ回数は5回と多め。ただ、その音が踏切の音であるがために、まるでラッシュアワーのような臨場感を味わうことができる。

 7時ジャストにアラームをセットしている場合、最初のアラームは、6時55分。次が7時ジャストで、その後、5分おきに3回も踏み切りサウンドが鳴り響く。体感としては、常時踏み切り前で、遮断機があがるのを待っている感じで、半ば強制的に起こされた感があった。二度寝KINGの異名を取る小生をバッチリ起こしてくれる。

 アラームの音量が大きいのも、目覚まし効果に一役買っている。スピーカーは40mm大型コーンスピーカーで、設定時刻になると、カンカンカン! という音が、うるさいほどの音量で鳴るのだ。アパートなど壁が薄い環境下だと、お隣さんが気になってしまうが、アラームを止める緊急停止ボタンは大きく、寝ぼけながらでもサクっと押すことができる。ボタンははっきりとした赤色で、メガネをかけなくても認識できるのも便利だ。

 ここからは余談だが、踏み切りの形状が、メガネかけにちょうどいい形をしている。メガネをどこに置いたか忘れて、寝起きに毎回探している、小生のような人には便利に使えるだろう。

サウンドチェック。アラームを設定しなくても、緊急停止ボタンを押すと踏み切りサウンドの確認が可能だ。けっこう耳につく音を聴いてもらいたい。というか、音の再現度がすばらしい

 なにかと忙しい師走から新年にかけては、しっかりと起きて、さまざまな所用を済ませなくてはならない人が多いハズ。寝坊をキッチリと防いでくれるパンプレスト「踏み切り目覚まし」で、定刻通りにお目覚めしてほしい。




2009年 12月 25日   00:00