家電製品ミニレビュー

女性が使いやすい工夫がたくさん。つい手が伸びるスティッククリーナー「エルゴラピード」

50代の母が選ぶ、使いやすさNo.1はエレクトロラックスの「エルゴラピード」

エレクトロラックス「エルゴラピード・リチウム」

 仕事柄、自宅でたくさんの掃除機を使っている。私はもちろん、家族も様々な掃除機を使っているのだが、みんなちょっとずつ好みが違う。

 中でも、50代の母が気に入って使っているのが、エレクトロラックスのスティッククリーナー「エルゴラピード・リチウム」(以下、エルゴラピード)だ。

メーカー名 エレクトロラックス
製品名 エルゴラピード・リチウム「ZB3114AK」
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 34,400円

 エルゴラピードは、ハンディクリーナーとしても使えるいわゆる「2in1構造」を採用した、コードレスタイプのスティッククリーナーだ。世界で1,000万台以上を売り上げているという人気シリーズで、日本でも11年前から展開。個人的には、“老舗”の掃除機メーカー”というイメージがあるが、最近のスティッククリーナーブームの中ではちょっと陰が薄いのか、知らないという人も多いようだ。

ハンディクリーナーとしても使える「2in1構造」を採用
自立できるので、掃除中にちょっと置いておくこともできる
デザイン性も優れているので、リビングなどにも置ける

 母に関していえば、エレクトロラックスという名前も、スウェーデンのメーカーであることも知っていた。新しいモノ好きの祖母が昔、「ヨーロッパ製のすごく強力な掃除機」を買ったと自慢してきたのが、エレクトロラックスの製品だったという。

 しかし、母がエルゴラピードを好んで使っていたのは、そういった背景があったからではない。単純に「使いやすい」と感じたからだという。今回のレビューではいつもとちょっと嗜好を変えて、50代の女性目線から、この製品の良さを説明していこう。

ポイント1:かがまずにスッと取れる

 エルゴラピードは、専用の充電台があり、そこに本体をセットしておく仕組み。充電台はしっかりした構造で、本体をセットしたあとよほどの事がない限り、ぐらついたりするようなこともない。ここで、ポイントになるのが、充電台にセットした時の本体の高さ、もっというなら、持ち手の高さだ。

 エルゴラピードは、持ち手部分の高さが約110cmで、ちょうど目線の高さあたり。そのため、かがまずにさっと取り出せる。

専用の充電台。しっかりした構造でぐらついたりもしない
充電台にセットしたところ
充電台にセットした時の本体高さは約110cm
腰をかがまずにさっと取れる高さ

ポイント2:使っているときの軽さがマル

 次に母がポイントとして挙げたのが、使用中の軽さについてだ。

 エルゴラピードは、モーターを本体の下方向に配置した低重心構造なので、手首にかかる負担が少ない。メーカーでは、手首にかかる重さは約500gとしているが、実際指1本で支えられるくらい軽い。

低重心構造で、手首かかる負担が少ない
指1本でも本体を支えられるくらい軽い

 また、本体のヘッドが左右に楽に動くので、ソファや椅子の下など、複雑な場所も掃除しやすい。

左右のヘッドがフレキシブルなので、テーブルの下なども掃除しやすい
家具の下なども掃除しやすい

 本体には、豊富なアタッチメントが付属しているので、床掃除だけでなく、隙間掃除や、ソファや布団などの布掃除にも対応する。

布団ノズルや布用ノズル、すき間ノズルなど豊富なアタッチメントが付属する
延長ホースとすき間ノズルを組み合わせた状態
洗濯機と壁の間の隙間など狭い場所の掃除に便利

ポイント3:お手入れがしやすい

 ゴミ捨てやお手入れのしやすさも大事なポイントだ。エルゴラピードの特徴は、フィルターに付着したホコリを取り除く機構を搭載していること。ダストカップの上部に備えられた取っ手を引っ張ると、中のフィルターが絞られて、表面に付着しているホコリが落ちる仕組みだ。

ダストボックスを取り外したところ
ダストカップ上部の取っ手を上に引っ張ることで、フィルターに付着したホコリを落とす
ゴミを捨てるときは、フィルター部分を取り外す
毎回、手入れをすることで、フィルターにホコリやゴミが付着することがない

 我が家では、ゴミ捨ての度に、フィルターの手入れを行なっている。考え方によっては、毎回やるのが面倒と感じる人もいるかもしれないが、我が家の場合は逆だ。毎回10秒ちょっとのお手入れで済むのであれば、そっちの方が良いという考えだ。実際ちょっとした手間で、フィルターはきれいにキープされているし、1年以上使っているが、吸引力が落ちたとも感じていない。

 なお、ダストカップの大きさは500mlで、一般的なスティッククリーナーに比べるとかなり大きめ。空気の流れを妨げないという独自の機構により、吸引力も維持しているという。

 もう1つ、母が気に入っているお手入れ機構が、ヘッド部に搭載されているブラシロールクリーン機構だ。掃除機の吸い込み口に搭載されているブラシは、その機構上どうしても髪の毛や糸くずなどが絡んでしまう。一般的な掃除機の場合、ハサミなどを使って定期的なメンテナンスをする必要がある。エルゴラピードでは、ヘッド部にブレードが搭載されており、手を汚さずにブラシに絡んだゴミを簡単に取り除くことができる。

掃除機のヘッド部には髪の毛や糸くずが絡まってしまう
ヘッド部にはブレードが内蔵されており、「PRESS」ボタンを押すとブレードが髪の毛などをカットする仕組み
ボタンは足で操作できる
ブラシ部分に触ることなく、髪の毛などを取り除くことができる

使いやすさには「一計の長あり」

10年間作り続けた製品だけあって、使い勝手はよく考えられている。たとえば、充電台の裏には長過ぎるコードを巻き付けるスペースが設けられている

 母と同様、私もエルゴラピードをよく使っているが、使いやすさに関しては、ほかのスティッククリーナーよりも頭1つ飛び出ているなと感じている。それにはきちんとした理由があって、他社メーカーが本格的なスティッククリーナーを展開し始めたのがここ数年なのに対して、エルゴラピードはもう10年以上も製品を展開しているからだ。

 ユーザの声を反映して、毎年様々な改良を繰り返しているだけあって、特に使い勝手に関しては完成形に近いと感じている。その10年の差は大きく、使いやすさに関してはエルゴラピードが「一計の長あり」だ。

 スティッククリーナーを選ぶ上で、吸引力の強さを気にする人も多いと思うが、エルゴラピードの吸引力は必要十分で、通常運転で45分の連続運転にも対応する。もっと言えば、最近のスティッククリーナーは、どれもある程度の吸引力があるのは当たり前。その意味でいうと、吸引力ではなく、使い勝手で製品を選ぶというのは、正解だ。

(阿部 夏子)