藤山哲人の実践! 家電ラボ

4K液晶テレビのハイセンスが、マジで開発した日本向けの"パネェ"エアコンの製造現場

4K液晶テレビのハイセンスが、マジで開発した日本向けの"パネェ"エアコンの製造現場

 「ハイセンス」という中国の大手家電メーカーをご存知だろうか? もしかすると、まだ知らないという方もいるかもしれない。特に有名なのは4Kの液晶テレビで、量販店では、国産メーカーと肩をならべて、こんなロゴを付けたテレビを見た方も多くいるだろう。

ハイセンスのロゴ

 また黒モノ家電に詳しい方なら「東芝のテレビ部門を買収した会社」と言えば、分かるかも知れない。「え? 東芝は "美的集団(Midea Group)" に買収されたのでは?」という方、それも正解! 東芝ライフスタイルの展開する白モノ家電部門は美的集団へ、東芝映像ソリューションの展開するテレビなどの映像部門はハイセンスへ譲渡されたのだ。

 元々ハイセンスは、テレビを中心に大きくなった企業。そこで東芝の「レグザ」の技術を導入することで、自社のテレビを世界的レベルに技術力をアップする狙いがあった。その一方でハイセンスは、世界130以上の国と地域に輸出する白モノ家電メーカーでもある。日本で言うところのパナソニックや三菱電機のような総合家電メーカーというわけだ。

 しかもその歴史は古く、今年で創立50周年。加えて会長はその間に100回以上も来日し、日本の製品品質を研究してきたという、長年ものづくりを模索してきた企業なのだ。扱っている製品は、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、スマートフォン、通信機器など幅広い。また法人向けにはセントラル・エアコンシステム、交通制御システム、医療機器も手がける傍ら、不動産や金型、金融事業も持つという。

中国・青島に本社を構えるハイセンス
コンシューマーから企業向けの幅広い分野で、グローバルに展開しているという

 すでに日本ではレグザエンジンの技術を使った液晶テレビに加え、ハイセンス製の冷蔵庫や洗濯機も販売しており、ここ数年売り上げ規模を倍々ゲームで増やしている。そしていよいよ日本初のハイセンス製のエアコンが2019年3月22日に発売となる。

3月から発売されるHisense製の日本向けエアコン(Sシリーズ)
日本メディアが初めて立ち入った工場内部もご紹介!

 そのただならぬ意気込みを取材するべく、ビールでおなじみの中国は青島(チンタオ)のハイセンス本社に突撃した。

 ハイセンスパネェ! まじかっ! 戦術やべぇ!

というのが率直な感想だ。

エアコンをバラしてみたら日本電産、三菱、日本ケミコン!! そうそうたる国産メーカーの部品が

 せっかく中国まで来たのだから、まず発売前の製品を見せてもらうことに。外観は、これ以上ないほどにシンプル。マット調の白い樹脂にグレーのHisenseのロゴのみだ。

テスト中の日本向けのエアコン。非常にシンプルな本体。しかしリモコンはバックライト&蓄光式で、普及機には珍しい使い勝手

 製品のコンセプトについて、ハイセンスジャパン 代表取締役社長の李 文麗氏によれば、「このエアコンは、新しく一人暮らしを始める学生や新社会人、そしてお年寄り世帯や、子ども部屋などのリビング以外での利用を想定しています。ですので、中国のデザイン部門が出したデザイン画のなかでも、ワンポイントすら入っていない、一番シンプルなものを採用しました。デザイン画の中には『これぞ和風』というデザインもありましたが、どんな部屋にもマッチするエアコンを目指しました」ということだ。

 今回発売される製品の適用畳数は、6畳・8畳・10畳用と比較的小型のものがラインナップ。ここにもハイセンスの考えがあるという。大きなリビングは、すでにエアコンが入っている家庭がほとんど。そこでエアコンがまだ入っていないリビング以外の部屋や、これから一人暮らしを始める人などへ向けたエアコンを用意したというのだ。

ハイセンスジャパン 代表取締役社長の李 文麗氏
あらゆる環境での耐久試験中。こちらは、カメラも曇るほどの高温多湿環境
こちらでは、室外機の騒音を計測中。これも日本向け仕様

 大手国産メーカーのエアコンは、センサーなどを装備した適用畳数14畳以上のものがラインナップの中心になっている。一方、小さい部屋向けのエアコンは、ハイエンド機に比べて機能縮小があるのはご存知のとおりだが、中級機以下ではOEM品が採用されている場合もある。最近エアコンにも参入しているジェネリック家電メーカーも同様だ。

 今回のエアコンだって、OEMの懸念がある。そこで、その真偽を見極めるために、エンジニアに頼んで基板も見せもらうことに。さすがに先方も、コレには驚いたようだが快諾してくれた。

ハイセンス中国本社 エアコン工場 副工場長・楊 成磊氏

 するとまず驚かされたのが、緑のガラスエポキシ基板を使っているという点。コンピュータや電子機器では、基板を小型化するために回路を何層にも重ねるので、緑や黒ガラスエポキシ基板がよく使われる。しかしそれほど回路が複雑ではない家電の多くは、昔から使われるクリーム色の紙フェノール基板が主流だ。なぜなら製造コストが安いから。日本製の家電でも多くが紙フェノールを使っている。もちろん普及機のエアコンでもコレが主流。

 しかしハイセンスのエアコンから出てきたのは、室内機も室外機もガラスエポキシ基板なのだ。小さい部屋向けの普及機なのに、なぜ紙フェノールを使わないのか? と聞いたところ、その答えに驚かされる。

 「やはり紙フェノールは発火しやすいので、万が一にも内部に熱がこもった場合を考え、安全を第一に考えガラスエポキシを使いました」

 闇雲にコストダウンするのではなく、安全を左右する部分はしっかりお金をかけるという姿勢は、まさに日本製品そのもの。いやエアコンに限ればハイセンスの方が高い意識を持っているもかも知れない。

室外機の基板もガラスエポキシ
室内機もガラスエポキシ。普及機では非常に珍しい

 さらに分解を進めると、日本製の部品の数々が現れる。まずインバータ回路を構成する重要な半導体が三菱製、それに付随する電解コンデンサという部品が、日本ケミコンという日本の中でもトップメーカーのものを使っているのだ。筆者としては、最高級だったとして台湾のTEAPOかCapXon製だと思ってたのでびっくり!

 日本ケミコンがどれほどのものかというと、パソコン用電源のパッケージにこのコンデンサの写真を印刷して「日本製のコンデンサ搭載!」と謳われるほどのものなのだ。それほど高い信頼、長寿命、安全性を持つメーカーとして名を轟かせているものなのだ。

エアコンの性能を左右するインバータ回路

 さらにエアコンの性能を左右する室外機のファンを駆動するモーターも驚愕! なんと日本電産製(通称、Nidec)のモーターを利用していたのだ。それもそのはず、全世界のハードディスクのモーターの80%が同社製という代物。2018年にパナソニックがスティックタイプの強力掃除機を発売したが、これにも自社製ではなく日本電産のモーターを搭載したほどだ。

左下に見えるNidecの文字。明らかに日本電産のモーターだ

 さらに驚かされたのは、冷凍洗浄機能だ。電源OFF時に、室内機の中にある熱交換器を凍らせて、それを溶かすことで汚れを洗浄するという機能だ。昨年、ジョンソンコントロールズ日立空調が日本で始めて同様の機能を搭載したエアコンを発表したが、ハイセンスでは2016年から中国国内向けのエアコンに冷凍洗浄機能を搭載しており、現在では改良された2世代目の冷凍洗浄が、多くの機種に標準搭載されているという。

 この機能は日立製でも普及機には搭載されていない。ハイセンスはそこに目をつけ、普及機にも冷凍洗浄機能を搭載。日本市場の清潔志向の高さに加え、エアコン掃除などめったにしない一人暮らしやお年寄り世帯にも役立つ機能として搭載を決めたという。もちろん洗浄後は、送風運転を行い風路を乾かし、カビを繁殖を抑えるようになっている。

冷凍洗浄の様子

 その設計思想や製品内部を見る限り「安かろう、悪かろう」の微塵のかけらもなかった。むしろ、よりよい製品を安全にしかも安く作るという、日本企業が忘れかけているハングリーさを持っていると感じた。

フィルターの自動掃除機能はないが、代わりに室内機のファンを大型化して効率をアップ。日本だとファンが黒いのに中国では透明なのが一般的。なぜなら透明にすることで、廃材などを使っていないことを見せるためだという

品質を重視したら、使われたのは日本製だった!

 省エネで高効率のインバータエアコンは、日本のお家芸とも言える技術だ。海外メーカーが参入するのは、なかなか難しかったのではないか? という質問をしたところ、ハイセンスジャパン 商品統括部 課長・苗 金平氏はこのように答えてくれた。

 「日本は家電王国であり、品質に対する要求が世界で最も厳しい国です。日本の高水準な要求に応えられる先端技術を身につけたい想いで日本市場に参入し、製品品質や国際的な競争力を高めたいと思っています」

 競争の厳しい日本市場に製品を投入することで、自社の技術を高め、世界でナンバーワンを取ろうという意気込みが伝わってくる。ハイセンスの行く末が楽しみであると同時に、日本の家電メーカーの脅威になる日も遠くないだろう。

 ハイセンスジャパンは、2010年に創業。当初はテレビのみを販売し、2014年から冷蔵庫、そして2016年に洗濯機を日本へ投入してきた同社だが、当初からエアコンの投入の予定があったのだろうか?

 ハイセンス中国本社 エアコン海外開発部 部長・譚 裕鋒氏によれば、「ハイセンスジャパン創立当初から、エアコンに参入する計画はありました。しかし日本市場は、省エネ基準などの要求が高いこともあり、万全の準備を整えるまでに時間がかかったため、2019年の発売となりました」とのことだ。

 中国でのエアコン販売に加え、南北アメリカやオセアニア、ヨーロッパから中近東、アジア諸国にもエアコンを輸出しているハイセンスでも、日本向けにエアコン開発するのは難しかったのだろうか?

 「中国の市場には、エアコンが2種あります。冷房専用機と冷暖房兼用機です。国内でも南の方は冷房専用機が中心ですし、世界的に見ても冷房専用機の方が需要が多いのです。

 冷暖房兼用機は本体も大きいうえ、省エネ性も考えなければなりません。しかし日本のエアコンは、住宅の構造から幅を800mm以内にしなければならず、省エネ性能を示すAPFは5.8と非常に高い数値を求められます。この数値は中国のエアコンのハイエンドクラスの値に相当します。この2つの大きな課題をクリアするために、今回発売するエアコンは、日本独自の設計になっています」(譚氏)

 冷房専用機の多くは非インバータの定回転で、さほど効率を考える必要はないが、インバータエアコンは、今や中国国内の半数に普及しつつあるという。いわばインバータ制御がエアコンを制すると言っても過言ではない。中国で初めてインバータエアコンを開発したハイセンスだが、その重要な部品に、あえて日本製の部品を使っている理由を聞いてみた。

中国にはこんな縦型のエアコンもある。駅にある業務用じゃなくて一般家庭用で、室外機も別途あるのだそうだ
こちらは中国向けのエアコン。幅800mmという制限がないので、横に大きいのが特徴。どれも丸みを帯びたデザインが特徴的

 「インバータ技術は1996年に日本から導入しました。それ以来、長年研究・開発を続けています。今回の日本向けのエアコンに使った日本製の部品は、私たちの設計の条件を満たしつつ、量産にも対応でき、さらにコスト的にも折り合いがつくということで採用しています。

 電子部品以外にも、高温多湿な日本の気候にあわせ、ガラスエポキシ基板を使い、湿気防止用にコーティングもしています。また室外機のサビ対策として新日鉄の合金を使い、熱交換器もコーティング、ネジも腐食処理を施し、塗装も両面に行なうなど、多くの箇所で日本独自の仕様を採用しました」(ハイセンス中国本社 エアコン企画部 部長・叶 暁輝氏)

ハイセンス中国本社 エアコン海外開発部 部長・譚 裕鋒氏
ハイセンス中国本社 エアコン企画部 部長・叶 暁輝氏
ハイセンスジャパン 商品統括部 課長・苗 金平氏
両面を塗装することでさらにサビにくくしている

 ハイセンスが発売する日本向けのエアコンは、日本の環境や気候、基準などを徹底的に調査・研究したうえで、完全に日本独自仕様のエアコンになっているのだ。しかも10畳以下の部屋向けにしながら、日本メーカーよりちょっと上の機能を持たせつつ、リーズナブルな価格に抑えている。

 つまり、ハイセンスのエアコンが、日本メーカーにとって脅威となることは間違いない。ハイセンスの応援もしたいところだが、国産メーカーの先行きも心配になってくる。


【コラム】中国で、医療の現場から交通システム、家庭の光回線終端装置までを担うハイセンス

 年末の4Kテレビ商戦ごろから、日本でも台頭してきたのがハイセンス。4Kの大型液晶テレビに加え、OLED(有機EL)テレビなどで快進撃を続けている。中国での国内シェアは15年連続ナンバーワン。空港でもデパートでも、ホテルでも飲食店でも、どこへ行ってもハイセンスのテレビだらけという印象だった。

ハイセンスの液晶テレビは、直下型バックライトのセル数が1,000以上あり、黒がシャープに、彩りは鮮やかに

 日本未発売だが、レーザーで走査するレーザーテレビも高解像で明るくキレイ。明るさの肝となる投影板に貼るフィルムは、大日本印刷製だという。自分たちの設計を満たすためには、海外製部品も積極的に取り入れる姿勢がここにも見える

 また家電製品の中国でのシェアは、冷蔵庫が2位。とはいえ人口が日本の7倍もある中国での2位という成績は脅威とも言えるだろう。

レーザーで走査するレーザーテレビ
日本なら売れるかもしれない洗濯機と洗面台が合体したコンセプトモデル

 そこで今回、ハイセンスの開発拠点であるR&Dセンターを見学させてもらった。同社の手がけるさまざまな先端技術も展示されていて、中国の総合家電メーカーではあるものの、その技術は世界水準に十分達していることが分かるはずだ。

ハイセンスの頭脳とも言えるR&Dセンター。若いエンジニアが真剣に仕事に取り組んでいると思えば、休憩時間はまるで大学のキャンパスのようにみんなで遊んでいる姿が印象的だった

 またB to Bにおいても道路交通システムなどを手がけ、中国国内ナンバーワンとなっている。交通システムは非常に奥深く、道路の渋滞状況に応じて道路信号の間隔を変えるものから、バスや鉄道といった公共交通機関の運行管理システムまでさまざまだ。

渋滞を監視し信号をコントロールするコンソール
道路用の信号機に付随する制御ボックス。日本にも警察のマークがついた同様のボックスを交差点で見かける
バスの運行管理システムや運転手や社内のモニター。安全運行と円滑が人の流れをサポートする

 またCTスキャンの映像と連動して3Dモデリングを行ない、手術などをサポートする医療機器や、遠隔の受診・診断システムなど、人力では広大な大陸の隅々まで行き渡らないサービスを、ネットワークを経由して行なうなど中国らしいシステム開発も多い。

マルチスライスCTスキャンの映像から患部を3Dモデリングし、開腹しなくて血管の回りこむ状態や患部の状態をあらかじめシミュレーションできる医療システム

 そしてテレビについで日本に多く入ってきているのは、光通信システムのデバイスだ。中国でのシェアは1位なのはもちろん、世界でも1位の光モジュールのサプライヤーだという。フレッツ光などの光回線を引くと、ブロードバンドルーターほどの大きさをした、光回線の「終端装置」が家に設置されるが、その多くにハイセンスの部品が使われているというのだ。

世界中の光回線の終端装置の90%には、ハイセンスのオプティカルデバイスが使われているという

日本向け製品では、ベテラン工員しかラインに立たせない!?

 日本のメディアは初めて立ち入るという、エアコンの製造工場も特別に見せてもらった。使っている工作機械は、日本製のものが多くあり、インバータ同様にシビアな生産工程には、高い日本の工作機械でも導入するという同社の基本姿勢が見える。

 ラインの流れ、部品置き、無人搬送システムなども日本と同じ。違うのは日本よりやや人が多いかな? という程度だ。つまり作業工程をより単純化することで、不良を少なくしているのだという。また日本同様にきちんと整理整頓され、ちらほらと見える安全や業務改善に関するスローガンが掲げられている。

技能検定の賞状などが並んでいたり、ラインのチームなどが掲示されていたりとユニークな貼り紙もチラホラ見かける
「製品を作ること=人を育てること」が徹底されていると感じた

 安全や組み立てラインに関する教育も日本とほとんど同じだが、明らかに違うのは目に見えないところにあった。それは、

 日本向けの製品のラインに立てるのは、2年以上の経験を積んだ作業員のみ

 という点だ。日本の場合は、コンピュータなどを使い作業をナビゲーションするシステムが手順をテレビ画面などに表示して、品質向上や作業ミスを防ぐようになっている。

 しかしHisenseでは徹底的に技術が鍛えられ、作業を単純化することで品質向上や作業ミスの防止をしているようだ。やはりこれは、圧倒的な人口の違いによるものが大きいだろう。

検査工程のひとつ。セッティング以外は完全自動化され、日本とほとんど変わらない風景
繊細な工程、シビアな加工では日本製の加工機械が使われている。こちらはラインをつなぐKAWASAKIのロボットアーム
配管を自動でロウ付けして合理化している部分もあれば、機械化できない複雑な部分は熟練工による手作業のロウ付けも。これも日本と同じ

 確かにここまで徹底されているのは、日本向け製品のラインのみ。それだけ日本向けの製品は厳しく品質管理されていると同時に、工員さんにとっては、日本向けのラインに立っているというモチベーションの高さにもつながっているようだ。

しっかりした品質管理や設計思想、部品選定は、もはや脅威かも

 中国の家電量販店なども視察して感じたのは、もはや各種家電製品の見掛けだけでは日本メーカーとなんら変わりないという点。やや大型という違いこそあれ、洗練されたデザインに、ハイエンド向けでは機能も充実しており、日本人でも便利に使えるものばかりだ。

中国の量販店は、家電の種類ごとではなく、各メーカーごとにまとめて展示されている
外観からだけでは日本の冷蔵庫と変わらない

 その違いが出るのは、あまり見ることのできない製品内部であったり、製造工程ぐらいだ。しかしハイセンスのように日本の大手メーカーと変わらない品質管理や設計思想、部品選定をしているメーカーは日本メーカーにとっても脅威になってくる。

 今回は、ハイセンスの経営陣からエンジニアまで、さまざま方の話を伺ったが、好景気だったときの日本のエンジニアのハングリーさを垣間見た。とはいえバブル時代のように、とにかく豪華に多機能にというわけでもなく、しっかりした開発コンセプトやポリシーを持っていたのも印象的だった。

藤山 哲人