公正取引委員会は、いびき軽減効果を謳ったクリップを製造するピップトウキョウ株式会社ほか2社に対して、効果を示す合理的な根拠がないとし、排除命令を行なった。
今回、排除命令の対象となっているのはピップフジモト株式会社、ピップトウキョウ株式会社の「いびきクリップ」、株式会社キートロン「磁力クリップ」の2製品。
|
|
ピップフジモト株式会社及びピップトウキョウ株式会社「いびきクリップ」
|
株式会社キートロン「磁力クリップ」
|
これらの製品は鼻に取り付けることでいびきを軽減する効果を謳っていた。公取委がその効果を示す根拠となるような資料の提出を求めたところ、ピップトウキョウ株式会社及びピップフジモト株式会社は資料を提出せず、株式会社キートロンは資料を提出したものの「当該表示の裏付けとなるような合理的な根拠を示すものであると認められないもの」だったという。これにより、不当景品類及び不当表示防止法に基づき、排除命令を行なった。
公取委では、3社に対し、(1)不当表示を行なっていたことを一般消費者に公示すること、(2)再発防止案の策定と社員への周知、(3)今後、同様の表示を行なわないこと、の3点を求めている。
■URL
公正取引委員会
http://www.jftc.go.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www.jftc.go.jp/pressrelease/09.march/090316.pdf
ピップトウキョウ株式会社
http://www.piptokyo.co.jp/
ピップフジモト株式会社
http://www.pipfujimoto.co.jp/
株式会社キートロン
http://www.keytron.co.jp/
■ 関連記事
・ やじうまミニレビュー エム・ケイプ「ノースノア」(2008/05/21)
( 本誌:阿部 夏子 )
2009/03/16 18:08
- ページの先頭へ-
|