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Side-By-Side R-SBS6200
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日立は本体幅911mm、庫内容積615Lの大型冷蔵庫「Side-By-Side(サイド・バイ・サイド) R-SBS6200」を4月13日より発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は50万円前後。
同社の調査によると601L以上の大型冷蔵庫購入者の中で3人以下の家庭が占める割合は約57%だという。また、共働き家庭の増加により、まとめ買いや宅配システム、冷凍食品を利用する人が増えてきているなどから、同社では家族の少人数化が進んでも大容量化のニーズは今後も増加していくとみている。これらのニーズを元に、海外では一般的な大容量の冷蔵庫の開発を進めた。
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601L以上の大型を購入した人の約57%が3人以下の家族で生活している人だったという
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501L以上の大型製品が人気
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● 業界最大の庫内容積
R-SBS6200の庫内容積は615Lで、内訳は冷蔵室226L、冷凍室223L、野菜室166Lの3ドアタイプ。野菜室と冷凍室においてはいずれも“業界最大”の内容積になるという。
また本体サイズは910×720×1,760mm(幅×奥行き×高さ)。庫内容量が602Lの同社の現行機種「RY-6000」に比べると、本体幅は160mm、奥行きが14mm大きくなっている。
庫内の配置では欧米で一般的な「サイド・バイ・サイド形式」を採用した。従来のサイド・バイ・サイド形式では2ドアが主流となっているが、R-SBS6200では左側に冷凍室、右側上部に冷蔵室、右側下段に野菜室をそれぞれ配置した3ドアを採用している。各部屋を縦に長く配置することで、庫内を見やすくし、取り出しやすい配置にしたという。また、これまでは冷蔵庫に入れられなかった一升瓶などの収納にも対応している。
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幅910mm、庫内容積615Lの“業界最大”のサイズが特徴
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縦に長い庫内は利用頻度で分けて食品を収納できるという
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一番左が日立が過去R-SBS6200、右2つが日立が過去に発売したもの。比べると大きさもスタイルも大きく異なる
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従来スタイルの冷蔵庫では下の段のものを取る際は必ず腰をかがめる必要があった
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R-SBS6200では、縦に長い庫内なので、よく使うものを目線の高さに集中して置けるという
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一升瓶など大型の食品も冷蔵庫内に設置できる
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● ワンタッチで氷が使えるディスペンサーを搭載
機能面では、ドアを開けずに氷や冷水を取り出せる「アイス&ウォーターディスペンサー」を搭載したのが最大の特徴。これは冷蔵室に設置されている給水タンクの水で製氷し、冷凍室のドア外側からワンタッチで氷が取り出せるというもの。ドア外部で取り出せるのは「冷水」「キューブ氷」のほか、キューブ氷を砕いて作る「クラッシュ氷」にも対応している。
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冷凍室の外側の扉に設置された「アイス&ウォーターディスペンサー」
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ディスペンサーの操作部分
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操作パネルを押してから受取口にコップなどの容器をセットして氷や水を取り出す
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受取口部分。出すときは奥のシルバーの部分を押すようにする
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給水タンク方式のアイス&ウォーターディスペンサーは世界初の技術だという
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ディスペンサーで取り出せるのはキューブ、クラッシュアイスのほか冷水にも対応している
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一般的に海外で発売されているアイスディスペンサーは水道直結式のものが多いが、R-SBS6200では、冷蔵室に設置した要領4Lの給水タンクの水を利用しており、これは“世界初”だという。給水タンクは冷蔵室に設置したままの給水にも対応しており、ペットボトルのミネラルウォーターから直接水を注ぐこともできる。
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冷蔵庫にセットして使う給水タンク
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給水タンクは冷蔵庫に設置したまま直接給水できる
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また、製氷室は設置面積を少なくするために、氷を貯める場所、クラッシャーなどを斜めに配置している。
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製氷室は冷凍庫のドア内側に設置されている
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キューブアイスをクラッシュするクラッシャー部分を斜めに配置することで設置面積を小さくしている
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アイスクラッシャー部と、搭載されているクラッシュモーター
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カバー内部のクラッシュモーターは斜めに配置されている
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R-SBS6200のスケルトンモデル
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● 庫内機能では従来機を踏襲
庫内の機能面では、鍋や大型の食材などもそのまま収納できるように、冷蔵室と冷凍室の庫内の棚に強化ガラスを使用している。また、冷凍室と野菜室では欧米などで人気のある引き出し式の収納を採用した。また、野菜室の引き出し収納では中に入れる野菜によって庫内環境を調節できるレバーを設けたほか、庫内の湿度を保つ「モイスチャーカセット」を設置している。
冷凍機能では、アルミトレイで冷気を循環させて食材を急速に凍らせる「デリシャス急冷凍」機能を搭載している。食材を急速に凍らせることで食品の細胞を壊さずに冷凍でき、栄養素を保つことができるという。
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冷蔵室と冷凍室の棚に使用されている強化ガラス
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庫内が広く、棚が頑丈なので鍋や大型の食器などもそのまま収納できる
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野菜室と冷凍室では引き出し式の収納を採用している
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ラップなしでも食品の湿度を保つ冷蔵室の「うるおいチルドルーム」
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野菜室は3段の引き出しで構成されており、それぞれモイスチャーカセットが設置されている
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野菜室奥に設置されている「モイスチャーカセット」
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ドアの数が少ないため、従来タイプの冷蔵庫よりも保冷効果が高いという
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省エネ面では、本年度省エネ大賞・省エネルギーセンター会長賞を受賞した「栄養いきいき真空チルド V」シリーズで使用している断熱材と、コンプレッサーを本体に使用している。また、ドアの少ない独自の構造により熱侵入を防ぐ効果があるほか、引き出し式の庫内収納による冷気漏れ防止効果があるため、フレンチタイプの冷蔵庫に比べ、省エネ効果が高いという。R-SBS6200の年間消費電力量は600kWh。
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本体に採用されているフレックス真空断熱材。複雑な形状にも対応できるのが特徴
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庫内の制御を細かく行なう高性能のコンプレッサー
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ドア表面には、衝撃や傷に強い強化処理ガラスを使用しているほか、庫内温度の設定を行なう操作パネルも前面に設置。高級感のある洗練されたデザインを目指したとする。
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ドアの外側にディスペンサーを設けるという海外スタイルのデザインを採用
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庫内温度を設定する操作パネルはディスペンサー上部に設けられている
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日立アプライアンス株式会社 常務取締役 家電事業部長の石井吉太郎氏
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日立アプライアンス株式会社 常務取締役 家電事業部長の石井吉太郎氏は業界最大の庫内要領について、「週末にまとめて料理を作ったり宅配システムの利用、パーティなどに使う大物食材などにも対応しているため新しい生活スタイルの提案につながる」と語った。
また幅911mmの本体サイズについては「現在の冷蔵庫とは大幅にサイズが異なるため、設置スペースが限られているのは、わかっている。それでも、この冷蔵庫のために新築するぐらいの価値はあると思っている」と新製品への自信を見せた。
なお、R-SBS6200は、同社が昨年3月からアジア市場向けに発売している製品と同モデルのもの。今回、日本向けの発売に合わせて、真空断熱材採用による省エネ性の向上、モイスチャーカセットの設置、コンプレッサーのインバーター制御などが改良されているという。これについて石井氏は「発売の順番が前後しただけで、あくまで日本向けに開発を進めた製品」と言い切った。
本体サイズは910×720×1,760mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は122kg。本体カラーはクリスタルシルバー。
■URL
日立アプライアンス
http://www.hitachi-ap.co.jp/
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http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/refrige.htm
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・ 日立、ビタミンを放出して食品の酸化を防ぐ高級冷蔵庫(2008/08/26)
( 本誌:阿部 夏子 )
2009/03/04 16:59
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