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TK-CP20。水の硬度を3段階に調節できるカートリッジ「硬度プラス機能付浄水カートリッジ」を搭載した点が特徴
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パナソニックは、水道水の硬度を3段階に変えるポット型浄水器「TK-CP20」を、4月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5千円前後。
本体内に搭載されたカートリッジで水を浄水する、容量2Lのポット型の浄水器。本製品では、濾過後の水の硬度を3段階に調節できるカートリッジ「硬度プラス機能付浄水カートリッジ」を搭載した点が特徴となる。
水の硬度とは、水の中に含まれるカルシウム・マグネシウムの含有量を示す数値のこと。同社では、硬度が60mg/l以下を「軟水」、60~120mg/lを「中程度の軟水」、120~180mg/lを「硬水」、180~300mg/lを「非常な硬水」と定義しており、日本の水道水の約80%は60mg/l未満の軟水に当たるという。一般的には、軟水は出汁や日本茶・コーヒーの抽出に、硬水は洋風の煮込み料理や運動後のミネラル補給に向くとされている。
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カートリッジは3段階に設定可能。硬度レベルによって料理メニューを使い分けられる
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「硬度プラス機能付浄水カートリッジ」では、フィルター内にカルシウムを含んだ層を設けており、浄水時にカルシウムを添加し、硬度を通常よりも高めにすることができる。添加量はカバーを上下することで3段階に設定でき、「レベル0」では、原水に対し硬度を約10~60mg/l、「レベル1」は約50~150mg/l、「レベル2」は約140~260mg/lを添加する。これにより、メニューに合わせた硬度で料理ができるという。同社では、レベル0で浄水した水道水はコーヒーや緑茶に、レベル1はウーロン茶や紅茶、レベル2は肉の煮込み料理に向くとしている。
このほか、活性炭やセラミック、中空糸膜により、残留塩素などJIS規定の13物質の除去に対応する。
本体サイズは105×284×282mm(幅×奥行き×高さ)。重量は製品のみが約900gで、満水時は約2.9kg。カートリッジの交換目安は約4カ月だが、「レベル2」で浄水した場合、カルシウムの添加は約1カ月でストップする。交換用カートリッジの希望小売価格は、1個入りの「TK-CP20C1」が3,150円、2個入りの「TK-CP20C2」が6,090円。
■URL
パナソニック
http://panasonic.co.jp/
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( 本誌:正藤 慶一 )
2009/01/29 17:22
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