東京電力、デンソー、コロナの3社は少人数世帯専用の自然冷媒(CO2)給湯機「エコキュート」を共同で開発した。今後、モニターなど実証試験を経て、7月よりコロナが販売する。価格は未定だが、「70万円程度になるのでは」(コロナ広報部)としている。
エコキュートは、CO2を冷媒として使用する給湯器。エアコンと同じ原理を利用してお湯を沸かす仕組みで、従来の電気給湯器に比べ効率がよいのが特徴。しかし、大型の貯水タンクを必要とするため、設置条件が厳しかった。
そこで3社は、1~2人の少人数世帯に合わせた容量185Lの貯湯タンクユニットを開発。さらに設置時や撤去時に必要となる、給水、排水の作業を簡素化するシステムを取り入れた。これまで導入が難しかった少人数世帯や集合住宅への普及を目論む。
給湯器の機能としては、ワンタッチで設定した温度、水位に自動で湯はりするとともに、温度と水位を自動で維持するフルオート機能のほか、追い炊き機能も備える。
貯湯タンクのサイズは450×550×1,890mm(幅×奥行き×高さ)、重量は55kg。ヒートポンプのサイズは820×300×650mm(同)。重量は53kg。電源には単相200Vを用いる。
■URL
東京電力
http://www.tepco.co.jp/
ニュースリリース
http://www.tepco.co.jp/cc/press/09012302-j.html
コロナ
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デンソー
http://www.denso.co.jp/
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( 本誌:伊藤 大地 )
2009/01/26 12:58
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