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Intel Health Guide PHS6000
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Intelのブースでは、在宅の患者と医療機関を繋ぐ医療通信機器「Intel Health Guide PHS6000(以下、PHS6000)」が公開された。
PHS6000は、慢性疾患の患者、高齢者向けに、家に居ながらでも、医療機関による健康に関する指導を受けることができる機器。10.4インチのタッチパネル式モニターやビデオカメラ、マイクとスピーカーを備えており、これらの機能を使って、医療従事者とコミュニケーションを取りながら、より効率的にケアマネジメントを行なう狙いがある。
さらに、血圧計や体重計、パルスオキシメーター(酸素飽和度の測定器)「などを接続することで、計測したデータをサーバー上に集積することも可能。データは医療機関側が確認し、それに応じたアドバイスも受けられる。接続はUSBのほか、Bluetoothにも対応する。会場ではPHS6000に対応したA&Dの血圧計や、米NONIN社の酸素飽和度測定器なども同時に展示された。
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使用イメージ。なお医療機関側は「Intel Health Care Management Suite」というインターフェイスを使用する
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ビデオカメラも搭載
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スピーカー(写真)とマイクも備えており、相互に会話をすることも可能だ
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PHS6000に対応した機器をUSBまたはBluetoothで接続すれば、血圧や体重を記録し、診断に役立てられる。写真はA&Dの血圧計「UA-767」
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こちらはNONIN社のパルスオキシメーター(血液中の酸素飽和度の測定器)「Onyx II」。こちらもBluetoothでPHS9000との連携が可能だ
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計測データはPHS9000の画面上でも一覧表示できる。写真は血圧と脈拍を表示しているところ
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操作はすべてタッチパネルで行なう。誤操作を防ぐために大きなアイコンとボタンを採用している。
本体サイズは280×270×90mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は3.82kg。40GBのハードディスクも備える。本体は家庭環境に収まるよう、やさしいデザインを採用したという。サービスは1月より開始される。
Intelが個人向けに展開する医療機器は本製品が初となる。
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血圧計の測定方法をイラストで解説する機能も
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タッチパネルのボタンは大きく押しやすい
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電話帳などのスケジュール機能も備える
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■URL
Intel
http://www.intel.com/
ニュースリリース
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20081110corp.htm?cid=rss-90004-c1-217902
2009 International CES レポートリンク集
http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/event_ces09.htm
( 本誌:正藤 慶一 )
2009/01/11 19:19
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