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品番と製造番号の確認位置
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INAXは、同社が発売した温水洗浄便座「DV-200」型について、一部の部品の不具合により本体が溶ける事故が発生したと発表。対象製品について、無償で点検、修理を行なうと発表した。
点検の対象となるのは「DV-200」型のうち、品番が「DV-215/216/217/218/215H/216H/217H/218H」で、かつ製造番号が「K4001001」から「K4085083」までのもの。製造期間は2004年3月3日~2005年6月2日。対象台数は81,724台。
同社ではホームぺージに謹告を掲示。ユーザーに対して専用のフリーダイヤルへの連絡を呼びかけるとともに、洗浄パワーが弱まったり調節できない場合は、電源プラグを抜くよう促している。
事故は10月8日に東京都で発生。事故内容は、温水洗浄用の水ポンプから水が漏れたことでモーター部が錆び、その後、洗浄機能の使用中に基板部に過電流が流れ発熱、本体カバーの一部が溶けたというものだった。消費生活用製品安全法で定められている「重大事故」に該当するのはこの1件のみだったが、このほかにも5件の発煙・溶融事故が発生している。なお、いずれの事故も人的被害はなかった。
修理内容は水ポンプに電流の保護装置を取り付けるというもので、作業時間は約60分。
消費生活用製品安全法では、製品事故のうち、消費者への危害が重大であるもの、および消防が火災と確認したものについて「重大事故」と規定している。
■URL
INAX株式会社
http://www.inax.co.jp/
『温水洗浄便座 DV-200型』をお使いのお客さまへ大切なお知らせ
http://www.inax.co.jp/warnings/081216/
消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について(経済産業省)
http://www.meti.go.jp/product_safety/download/kouhyou081216_1.pdf
「重大製品事故」の定義(経済産業省)
http://www.meti.go.jp/product_safety/producer/point/03-2.html
( 本誌:正藤 慶一 )
2008/12/16 16:59
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