経済産業省は、株式会社萬品電機製作所が製造・販売したラジエント式クッキングヒーターについて、周辺の可燃物が焼損する恐れがあるとして使用を中止するよう呼びかけている。
対象となる製品は「MDS-113RE/MDS-113REB/MDS-218RE/MDS-218REB」の4製品。いずれも2003年3月~2008 年1月までに販売されたもので累計販売台数は31,928台。設計上でのノイズ対策が不十分で、外部からのノイズ、水分が製品内に侵入すると、誤作動を起こし、周囲の可燃物が焼損する恐れがあるという。
経済産業省では、6月に情報を公開し注意を喚起していたが、製造・販売元の萬品電機製作所が実質的に事業を廃止していることを確認し、製品の回収などの対応ができないと判断した。ユーザーに対しては使用中止を呼びかけるとともに、製品周辺に可燃物を置かないように呼びかけている。
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当該製品と機種名の確認方法
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2007年6月に、製品の上に置いてあった洗い桶が溶解する事故が起きたことが報告され、その後も同様の事故が6件起きたため調査を行なったところ、ノイズ対策の不備が指摘されていた。
■URL
経済産業省
http://www.meti.go.jp/
株式会社萬品電機製作所が製造・販売した電機コンロに係る注意喚起について(PDF)
http://www.meti.go.jp/product_safety/download/kouhyou080718_2.pdf
( 本誌:阿部 夏子 )
2008/07/18 16:56
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