東京都は15日、圧力式炊飯器を使った調理に関して、「中身が飛び散る」恐れがあるとして消費者に対し、注意を促す内容の発表を行なった。都のホームページでは、都が行った実験内容の詳細や、その模様を収めた動画を閲覧できる。
都は消費者から寄せられた情報をもとに、炊飯器を使った調理に関する書籍の調査、実験を実施。豆の調理やアク取りシートを使った場合、ビニール袋を使った場合などに、蒸気口が塞がれて圧力が高まり、吹きこぼれが起きたり、内容物が飛び出すことがあったという。比較対象として実験したIH式やマイコン式に、同様の事象は起こらなかった。
都では、これらの事象は使い方の誤りによるものとしており、製品の不具合ではないとの認識を示している。炊飯器を使った調理についての書籍では、圧力式炊飯器を前提にしていないものもあり、調理中にフタを開けて確認する工程が書かれたものもある。こうしたことから、都では消費者に対し、「調理中にはフタを開けないこと」「フタを開けるボタンに触れないこと」の2点を注意事項として呼びかけている。同時に、メーカーに対しても、取扱説明書などで周知を徹底するよう要請する。
圧力式炊飯器で中身が飛び出すなど、同様の事故は過去10年で17件発生し、うち13件が2006年以降に起こっている。同時期に炊飯器を使った出版物の点数も増えており、製品の品質問題ではなく、炊飯器による調理の流行が背景にあるとみられる。
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都が公開した実験時の画像。注意書きは都によるもの
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■URL
東京都
http://www.metro.tokyo.jp/
ニュースリリース
http://www.anzen.metro.tokyo.jp/tocho/caution/rice_cooker.html
( 本誌:伊藤 大地 )
2008/07/15 17:29
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