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火災報知器「けむり当番 SH4902」
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パナソニック(松下電器産業株式会社)は、配線工事不要の火災報知器「けむり当番 SH4902」を7月21日より発売する。親機と子器1台がセットになった製品で、メーカー希望小売価格はオープンプライス。実売予想価格は18,000円前後。
平成19年度の消防白書によると「住宅火災の犠牲者のおよそ6割が逃げ遅れ」であるという。SH4902は親機が煙の発生で火災を検知すると、警報を電波で子器へ送信し、子器にも火災を知らせるのが特徴。これにより、火災が発生した以外の部屋にいても、火災を知ることができる。火災発生時には約87dBの警報音とともに「火事です」という音声、さらに光で火災の発生を知らせる。また、火災発生した部屋では「火事です」、それ以外では「ほかの部屋で火事です」と知らせるなど、わかりやすい発報を工夫したという。
なお消防法が改正されたことで2006年6月から全ての住宅に火災報知器の設置が義務づけられている。ただし、既存住宅においての設置の義務化は各市町村条例により期日が異なっている。
本体は電池式で、配線工事が不要なため既存住宅でも簡単に設置できる。また、子器との連動も電波で行なうため、子器増設時の手間も少ないという。本体の電池寿命はリチウム電池2本使用の場合で約10年。
本体サイズは300×520×180mm(幅×奥行き×高さ)で、電池を含んだ本体重量は180g。作動方式は煙式。子器のサイズも親機と変わらない。
熱を感知して警報を発する増設用の子機「ねつ当番 SH4620」も同時発売する。希望小売価格はオープンプライス。実売予想価格は9,000円前後。
親機1台のほか子器が2台付属する「SH4903」、増設用の子器「SH4420」も同時発売する。希望小売価格はオープンプライス。実売予想価格はSH4903が27,000円前後、SH4420が9,000円前後。
■URL
パナソニック(松下電器産業株式会社)
http://panasonic.co.jp/
ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn080627-1/jn080627-1.html
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( 本誌:阿部 夏子 )
2008/06/27 19:23
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