株式会社クレディセゾンは、企業に対し家電製品を貸し出すリース事業「セゾンレンタル」を、6月23日より開始すると発表した。家電量販店のヤマダ電機、およびヤマダのグループ会社の「インバースネット」と共同で運営する。
家電製品に関する企業向けの貸し出しサービス。リースされる商品は、AV機器ではテレビやパソコン、プロジェクター、生活家電では冷蔵庫や空気清浄機などで、いずれもクレディセゾンがヤマダ電機から調達した新品となる。利用者側はカタログから借りたい製品を選び、貸出期間を設定する。
レンタル後に利用者から返却された製品は、クレディセゾンがインバースネットへ売却する。クレディセゾンとインバースネットは、製品の調達時点で商品ごとに残価保証契約を締結しており、レンタル終了後の売却価格はこの契約に基づいて支払われる。インバースネットはこのレンタル後の製品をリユース市場へさらに売却する。
クレディセゾンでは、このシステムを「家電商品の循環型社会に貢献できる」とし、「『レンタルなのに』最新の商品を『新品』『安価』で借りられる」メリットがあるとしている。なお、レンタル期間終了後は、利用者は製品をそのまま買い取ることもできる。また、貸借対照表に計上しない「オフバランス」処理も可能だという。
当面は企業向けのサービスとなるが、クレディセゾンでは3年後にセゾンカード・UCカードの会員まで利用者を拡大する方針。5年目の取扱高は500億円を目指している。
■URL
株式会社クレディセゾン
http://www.saisoncard.co.jp/
株式会社ヤマダ電機
http://www.yamada-denki.jp/
インバースネット株式会社
http://www.inversenet.co.jp/
( 本誌:正藤 慶一 )
2008/06/20 19:10
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