財団法人日本電機工業会(JEMA)は、2007年度の家電製品の出荷統計を発表。国内出荷金額は1兆4,588億円で、対前年2.2%増となり、2年ぶりのプラスとなった。
製品別で見ると、冷蔵庫の出荷金額が3,499億円で同3%増となった。このほか、洗濯機が2,800億円(同1.8%増)、掃除機が1,088億円(同0.6%増)、炊飯器が1,039億円(同4.7%増)などで、前年を上回る売り上げを記録している。
台数ベースでは、IHクッキングヒーター(同3.6増)を除くほとんどのジャンルで前年を割っている。ただし、冷蔵庫では容量401L以上の大型タイプが同3.4%増、炊飯器ではIH式が同0.9%増となっており、高機能・高付加価値タイプの製品の人気が、売上額の増加につながったと見られる。
JEMAでは2008年3月の家電製品の出荷統計も同時に発表。国内出荷金額は1,340億円で、前年同期比で2.2%減となり、3カ月ぶりの前年割れを記録した。製品別では、クッキングヒーターが同6.7%減の90億円と前年を割ったほか、洗濯機で同1.7%減、冷蔵庫で同1.5%減となっている。
台数ベースでも、掃除機(同8.9%減)、炊飯器(同8.4%減)、洗濯機(同7.5%減)、冷蔵庫(同6.7%減)、IHクッキングヒーター(同6.1%減)など、ほとんどのジャンルで対前年を下回る数値を記録している。
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2007年度の出荷金額の月別推移
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■URL
財団法人日本電機工業会(JEMA)
http://www.jema-net.or.jp/
民生用電気機器 2008 年3月ならびに2007 年度計 国内出荷実績
http://www.jema-net.or.jp/Japanese/data/2008/08.03/0803ds-coment.pdf
( 本誌:正藤 慶一 )
2008/04/24 15:29
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