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写真右が新型MFORCE搭載LEDシーリングライト。左は白熱灯100W形ダウンライトで、中央は電球型蛍光灯25形ダウンライト
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ナショナル(松下電工株式会社)は、「業界最高」の明るさと発光効率、「世界最薄」の厚さを謳ったLEDシーリングライト「新型MFORCE搭載LEDシーリングライト」を、今秋に発売する。配光が広角/拡散タイプ、光色が白色/電球色の計4品番が用意される。現在のところ価格は未定。
光源に高出力の青色LEDを8灯使用する、天井直付けタイプのLEDライト。青色LEDは、白色または電球色の光を放つために、発光体と呼ばれる色付きのキャップを通す必要があるが、本製品はこの発光体を高効率化した独自の白色LEDパッケージを採用した。これにより、光束は電球型蛍光灯25型と同等の900lm(ルーメン)となった。これは、2006年に発売した「MFORCE」の約2倍、2008年4月に発売予定の「MFORCE-H」の約1.4倍の数値で、同社では「業界最高」の明るさとしている。
なお、天井高が3mの使用条件における直下部の手元の照度は800lxとなる。床面の平均照度に500lx以上の光を必要とする、エレベーターホールやエスカレーター、会議室といった場所でも使用できるという。
消費電力は、従来の「MFORCE」シリーズと同じ17.5Wとなり、1W当たりの光束は「業界トップレベルの効率」という51lmとなった。消費電力は同等の照度を持つ既存器具と比べると、白熱灯器具100Wタイプの81%減、電球型蛍光灯25形の28%減の省エネになる。また、寿命は4万時間で、白熱灯100W形の約8倍、電球型蛍光灯25形の約5倍になるという。
加えて、従来の「MFORCE」のシーリングライトと同様、本体の厚さを約10mmと薄型化した。同社ではこれを世界最薄としている。
本製品は、3月4日から7日まで東京ビッグサイトで開催されるLED照明器具の展覧会「LED Next Stage」にて公開される。
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新型MFORCEと既存器具の照度・消費電力・寿命の比較
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天井高3mの場合、手元の照度は約800lx
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新型MFORCEの適応領域。エレベーターホールやエスカレーター、事務室といった場所でも使用できるという
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■URL
ナショナル(松下電工株式会社)
http://www.mew.co.jp/
ニュースリリース
http://www.mew.co.jp/corp/news/0802/0802-9.htm
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( 本誌:正藤 慶一 )
2008/02/26 12:16
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