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安全センサーを全口に搭載
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東京ガス株式会社は、同社が今後発売する全てのガスコンロに天ぷら油火災防止用安全装置を標準装備すると発表した。
標準化する安全装置は、調理油が自動発火する前に自動的に火が消える「安心センサー」、一定時間以上の連続使用で自動的に火が消える「消し忘れ消火機能」、風などで火が消えた場合もガスが自動的に止まる「立ち消え安全装置」の3つ。
同社では、昭和62年から「立ち消え安全装置」を全口に標準装備してきた。その後、平成3年には「過熱防止装置」を火口が2口以上のガスコンロの、うち1口に装備するなどガスコンロによる火災防止に努めてきたという。だが平成18年の調理油火災のうち安心センサーがついているガスコンロからの火災が69件。同社によると、そのうちの全ての火元が、安心センサーが装備されていない火口からだったという。これを受けて同社では更なる天ぷら油火災の防止を進めるため同社のガスコンロ、全ての機種に「消し忘れ消火装置」を含む、3つの安全装置の標準化を決めたという。
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これまでは2口以上のガスコンロの1口にしか装備されていなかった「安心センサー」を全口に装備
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同社では2月10日に29機種、3月10日に2機種の計31機種を発売する。これにより、同社で取り扱うすべてのガスコンロに3つの安全装置が標準装備されることになる。
■URL
東京ガス株式会社
http://www.tokyo-gas.co.jp/
ニュースリリース
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20080206-01.html
( 本誌:阿部 夏子 )
2008/02/06 16:45
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