NEC(日本電気株式会社)は、蛍光灯内部で発生する磁界から電力を取得し動作するカメラを開発したと発表した。
蛍光灯は、蛍光管内部のコイルから電子を飛ばすことによって光っている。このカメラでは蛍光灯のコイル付近に生じる磁界から、電磁誘導の原理で発生した電力を利用するため、別途電源を用意せずに動作するのが特徴。「市販されている全てのインバータ用直管型蛍光灯」に取り付け可能という。さらに、無線LAN機能を備えており、ネットワーク機能も蛍光灯からの電力供給で利用できる。
店舗やオフィスで電源やネットワーク配線など大がかりな工事をせずに、カメラを設置できるようになるとしている。
同社ではこのカメラについて、ネットワークソリューションの一環として、販売する予定で、「製品化を急ぐ」としている。
この製品は12月5日から7日まで、東京ビッグサイトで開催される展示会「iExpo2007」で展示される。
■URL
NEC(日本電気株式会社)
http://www.nec.co.jp/
ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0711/2902.html
iExpo2007
http://www.uf-iexpo.com/
( 本誌:伊藤 大地 )
2007/11/29 13:47
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