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直圧薄型エコキュート BHP-FS37ED
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日立アプライアンス株式会社は、冬期の給湯効率を高めたヒートポンプ給湯器「直圧薄型エコキュート BHP-FS37ED/BHP-FS46ED」2機種を、11月21日に発売する。希望小売価格は、タンク容量が370LのBHP-FS37EDが876,750円、460LのBHP-FS46EDが997,500円。
冬は気温や水温が低く、給湯時により多くのエネルギーが必要とされるが、この給湯効率を上げるために、新型のヒートポンプユニットを導入したのが特徴。運転状況に応じてモーターの回転数を変えるPAM(Pulse Amplitude Modulation)制御を、CO2スクロール圧縮機に採用することで、低い消費電力でも高出力を得られるようにした。さらに、熱交換器も高効率タイプの新型に変更した。これらにより、冬場の給湯効率を約3%改善し、熱交換効率も約3%アップした。従来機種「BHP-FS37DD/BHP-FS46DD」と比べると、1年間で約1週間分の消費電力量が削減できるという。
給湯方式には、給水圧力を減圧する標準的な「高圧力型給湯方式」ではなく、水道の給水圧力をそのまま利用する「水道直圧給湯方式」を、従来より継承。冬期に2カ所の給湯を同時に行なった場合、シャワーの流量は標準の1.5倍となり、勢いのあるシャワーが実現できるという。また、標準タイプでは対応できなかった3階の浴室でも、オプションユニットとの併用で利用できるという。
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CO2スクロール圧縮機
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新型熱交換器を採用したヒートポンプユニット
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リモコンは見やすさを考慮して、白地に黒文字をくっきり表示するホワイト液晶を採用。大きな文字も表示できるようになり、風呂用のリモコンでは、従来は最大5mmまでしか表示できなかったが、本製品では14.5mmまで表示できるという。このほか、音声によるナビ機能も搭載しており、風呂の予約や半身浴などの操作内容を、文字と全126パターンの音声で知らせる「しんせつモード」、ボタンを押して現在の設定状況を読み上げる「おしえてモード」なども備えている。
貯湯ユニットは、角ばっていたコーナー部を丸くし、ラウンドフォルムへと変更。さらに、従来機種よりも重量を約1割軽くし、また持ち手のスペースも確保することで、搬入のしやすさを向上している。なお、本体の幅は引き続き415mmで、同社では「業界最薄」を謳っている。
BHP-FS37DDのサイズは、貯湯ユニットが415×1,320×1,530mm(幅×奥行き×高さ)で、
ヒートポンプユニットが792×299×640mm(同)。重量は、貯湯ユニットが94kg、ヒートポンプユニットが59kg。電源は単相200Vを使用する。
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台所用リモコン(左)と、風呂用リモコン(右)
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ラウンドフォルムを採用した貯湯タンクユニット
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■URL
日立アプライアンス株式会社
http://www.hitachi-ap.co.jp/
ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2007/10/1022.html
オール電化 関連記事リンク集
http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/alldenka.htm
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( 本誌:正藤 慶一 )
2007/10/22 14:45
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