株式会社ビックカメラは、2007年8月期(2006年9月1日~2007年8月31日)の決算を発表。売上高は前年比12.9%増の5,422億円、営業利益が同32.4%の160億円、経常利益が同37.1%の174億円、純利益が同35.6%増の81億円で、好決算となった。
同社では好決算の理由を、(1)薄型テレビの販売伸張、(2)Windows Vistaの登場によりパソコンの販売が回復したこと、(3)猛暑でエアコンなど季節家電が好調だったこと、の3点を挙げている。また、連結子会社となっているソフマップも売上増に貢献しているという。
生活家電分野の売上は同8.4%増の711億円。売上全体の約13%を占めた。このうち、もっとも金額が大きいのがエアコンなどを含む「季節家電」で、145億円だった。暖冬のため、上半期は不振だったものの、下期の猛暑で回復したという。このほか「高機能・高付加価値・省エネ商品」群が好調だったとしている。
なお2007年度は、8月にオープンしたJR京都駅店や11月オープン予定の岡山店、9月にリニューアルしたソフマップ秋葉原本店による売上増、北京オリンピックに向けた薄型テレビの需要見込みなどから、8.6%増の5,890億円を見込んでいる。
■URL
ビックカメラ
http://www.biccamera.co.jp/
2006年度の決算について(PDF)
http://www.biccamera.co.jp/ir/library/pdf2007/20071015.pdf
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( 本誌:伊藤 大地 )
2007/10/15 17:01
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