株式会社ヤマダ電機は、都内を中心に16店舗を持つディスカウントストア「キムラヤセレクト」の株式を取得し、子会社化すると発表した。
26日付けで全株式の94.25%にあたる73,433株を、投資銀行のアセット・マネジャーズから買い取る。取得金額については、ヤマダ電機、アセット・マネジャーズともに「ノーコメント」としている。なお、子会社化した後は、店舗名や業態などは変更せず、家電製品の販売を強化するに留めるという。
キムラヤセレクトは東京・新橋を拠点に、16店舗を運営。家電製品のほか、化粧品、ブランド品などを販売していた。2006年8月期の売上高は294億5,400万円。前身となる「キムラヤ」は2004年9月に民事再生法の適用を申請、アセット・マネジャーズが出資し、再建に携わっていた。
ヤマダ電機は今年7月にオープンした「LABI池袋」を皮切りに、都心部への出店を加速する方針で、キムラヤセレクトの子会社化もその一環と見られる。
一方、株式を保有していたアセット・マネジャーズでは「小売業界を取り巻く経営環境は従来以上に競争が激化」しているとし、積極的にM&Aを進める業界最大手ヤマダ電機と方向性が一致したという。
■URL
株式会社ヤマダ電機
http://www.yamada-denki.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www.yamada-denki.jp/information/pdf/070925.pdf
キムラヤセレクト
http://www.kimuraya-tokyo.co.jp/
アセット・マネジャーズ株式会社
http://www.assetmanagers.co.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www.assetmanagers.co.jp/cms/whats/20070925_125305bhxE.pdf
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( 本誌:伊藤 大地 )
2007/09/26 00:05
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